えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
山田洋二監督の『男はつらいよ お帰り 寅さん』を見ました。50作目の甦った寅さんシリーズです。今作は喜劇度は少し気薄だけれども、昔の寅さんの映画が物語に違和感なく思い出として引用されていて、やっぱ寅さんが出てくると、おもしろくて、ぼくはにやけてしまう。寅さんの映画って、テレビで放映していると、つい見てしまうのだけれど、過去の寅さんシリーズをすべて、見直してしまいたくなりました。
エンディングロールを見ながら、寅さん映画の不在だった22年間の間、日本が失ってしまった大切なものを思う。けれど、まだそれはどこそこに残っているはず。
映画館を出るとき初老の夫婦がこんな会話をしているのを聞いたのです。
「寅さんってどこに行ったのかしらねぇ」
「寅さんは永遠の旅に出ているんだよ」
やっぱ、そうなのか!
新作映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』公式サイト
『「この世界の片隅に」こうの史代 片淵須直 対談集 さらにいくつもの映画のこと』がおもしろくて一気読みしてしまった。二年間のロングランをしたアニメーション映画「この世界の片隅に」と今、公開され始めたばかりの「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の監督、片淵須直さんと原作者、こうの史代さんの対談集なのです。いろんな創作や制作の秘密、ネタ晴らしがあるのので、どうかくれぐれも映画を見てから、この本を手に取ってみてください。そして、ですね、困ったことにこの本を読むと、再び、映画の「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」を見たくなってしまうではないですか!
片渕須直監督の『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を見ました。『この世界の片隅に』にもっと表したかった細部を描き足して、りんさんの物語が付け加わって、さらに大人っぽい作品になっていました。
最近のすばらしい傑作と呼ばれる映画はいろんな意味や要素が重層して根っこで絡み合っていたりするものも多いのだけど、この『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』も、昔のことを描きながら、アニメーションとしての実験性も含めて、そんな現代的な映画となっていて素晴らしかったです。これならば、カンヌ映画祭やベネチア映画祭などでも何かの賞が受賞できそうな気もするのですが。
どんなところにも生きていく居場所はあるんよ、というりんさんの言葉が本当に胸に深く響きます。ぼくはこんな映画を見ると、いつも泣いてしまうのです。
この世界の(さらにいくつもの)片隅に【映画】
生涯、絵を探求して、いろいろなことを試みたゴッホの絵のほかに、彼に影響を与えた同時代のオランダのハーグに集まっていたハーグ派、フランスのパリに集まっていた印象派の絵も、ゴッホ自身の手紙とともに展示されていて、それもとても良かった。ゴッホというその絵が一枚もその生前には売れなかった素晴らしい画家がいて、そんな彼にたくさんの出会いと別れがあって、友だちというより、たくさんの仲間がいたんだ、とぼくは絵を見ながら、思い浮かべる。そう、ぼくは絵を見ながらも、ふとゴッホのパリの仲間たちのこんな噂話を聞いたような気もしたのです。
「フィンセントのやつ、ゴーギャンとアルルに行き、ついにもの凄い傑作を描き始めたらしいぜ」
その時、ゴッホに残された人生は、後たった3年だったのです。
【公式サイト】ゴッホ展 2019-2020 東京展と兵庫展を開催
こんな夢を見た。ぼくと亡き父はどこかのデパートの屋上の動物がいたり、遊戯施設のたくさんあるところにいる。いわゆる、昔ながらのデパートの屋上というやつだ。そこで、たくさんの小さな猿が放し飼いにされている。その猿のうちの一匹を父は父の肩にのせる。父の手にはいろんなお饅頭の入った白いビニール袋を下げている。父とぼくは歩いて家に帰ってゆく。肩にのせた猿を父は、ぼくの肩に渡し、すぐに馴れるよと、と言う。ぼくに肩にのった猿はぼくの体にしがみつきながら、下の方に行き、ぼくの足の踝あたりにしがみつき、ぼくは歩いて行く。ぼくと父は家に着き、父は手に持ったお饅頭の入ったビニール袋を居間の大きなちゃぶ台に置き、ぼくにしがみついた猿はおとなしく居間で座っている。その居間に母が入って来る。ぼくは、こんなものは飼えるわけないじゃないの、激怒するかと思いきや、かわいいねぇ、と言い、ビニール袋に入っていたお饅頭を小さな猿に食べさす。猿はおとなしく、おいしそうにそれを食べている。
そこで目が覚めた。猿って知恵者だという気がするな。手話を憶えたゴリラのココは、ある時、こんなことを言ったという。
「私はゴリラ。私は花。私は自然。ココは人間が好き。地球が好き」
「でも、人間は愚かだ。ココは残念。ココは泣く。時間がない。地球を助けて! 地球を守って! 自然があなたの行動を見ている」
「ありがとう」
そこで目が覚めた。猿って知恵者だという気がするな。手話を憶えたゴリラのココは、ある時、こんなことを言ったという。
「私はゴリラ。私は花。私は自然。ココは人間が好き。地球が好き」
「でも、人間は愚かだ。ココは残念。ココは泣く。時間がない。地球を助けて! 地球を守って! 自然があなたの行動を見ている」
「ありがとう」
小学生だったころ相模原市の市民ホールで見たロバート・ワイズ監督のミュージカル映画の名画「サウンド・オブ・ミュージック」をずっと映画館で見たいと思っていて、やっと再びTOHOシネマズの「午前十時の映画祭」での映画館の大きなスクリーンで見れました。テレビの小さな画面では何度も見ていたのだけれど、やはり、このオーストラリアの片田舎の素晴らしい街並みや自然を舞台にしてダンスし歌う映画は映画館の大きなスクリーンとサウンドで見たいと思って、長いこと、そんなことを願ってもいたのです。やっと見れて本当に素晴らしくて、感動しました。
あー、子どものころ、本当に素晴らしい映画は、映画がおしまいになった後、お客さんみんなのスクリーンにむかっての大人も子どもも万雷の拍手がなりやまなかったのたけれど、その鳴りやまない拍手を思い出しもし、それはぼくの深い心の底で、子どものころから今まで、決して鳴りやんでもいなかったようなのです。
「サウンド・オブ・ミュージック」上映作品詳細 - 午前十時の映画祭
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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