えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

山田美緒さんの著した『火星でフライフィッシングをするつもり?』を読みました。山田美緒さんは女性のフライフィッシングをする人で、フライフィッシャーはすべての釣りをする人の0.1%ぐらいで、さらに女性となると、それをする人は絞られる。この本の帯こんな言葉のにあるように、女性にこそフライフィッシングに向いているかもしれないけれど、携帯用の蚊取り線香を炊き、クマよけの鈴を鳴らし、クマ退治のスプレー缶を携帯し、背丈よりも高く生い茂る藪の見えないような轍をたどり、かきわけ、人里離れた山奥の川に入渓するなんて、すごいです。本の帯のにあった言葉を紹介しますね。
「フライフィッシングは力を必要としないこと、繊細なフライを巻くこと、美しい自然と魚に触れ合えることなど、女性にこそ向いているような気がする」
なるほど、女性のフライフィッシャーも増えてくれないかなぁ。最近よくCSのテレビ「釣りビジョン」にチャンネルが回ってしまうのだけれども、フライフィッシングの番組はとても少ない。
さて、この『火星でフライフィッシングをするつもり?』はフライフィッシングをかじり始めた人間として、あるある話満載で、読んでいてとても楽しい。ぼくも山田さんみたく釣りをした後は、どうしても温泉に入りたくなってしまい、立ち寄り湯に寄ってしまいます。そんな日をぼくは「完璧な一日」と呼んでいる。
山田さんは川辺でキャンプをし、焚火のふもとで、赤く空に光る火星を見て、昔の人類のことを思う。人類は地球から火星に移住し、そこでも自然破壊をし、地球に戻って来る。また地球を離れ、火星に移住する準備をしている。『火星でフライフィッシングをするつもり?』からの引用です。
「人間は愚かだから、ずっと同じことを繰り返しているだけなのかもしれない。今日の火星は、人類が大昔に捨てた、使い古された星なのではないか。私は火星で釣りなんてしたくない」
地球には美しいものがたくさんある。明日、世界が滅びるとして、今日、ぼくはフライフィッシングをして、酔っ払って、ギターを弾いて、歌を歌いたいのです。
この本『火星でフライフィッシングをするつもり?』は、浅里まゆみさんのカバーや挿絵もとても素敵で、フライフィッシングをしない人も手に取っていただきたい本です。


ぼくは、今、起こっているウクライナでの事態を見て、日本国憲法前文を思い出してしまう。
日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民と協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらはこれに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有することを確認する。
われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげて崇高な理想と目的を達成することを誓う。
ロシアは軍事進攻をやめろ! ロシア人はプーチンを引きずりおろせ! 戦争反対!
日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民と協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらはこれに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有することを確認する。
われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげて崇高な理想と目的を達成することを誓う。
ロシアは軍事進攻をやめろ! ロシア人はプーチンを引きずりおろせ! 戦争反対!


濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』を見ました。
映画を観る前に居酒屋で前飲みしていて、やっぱ、こういう長尺の映画はどこかで眠くなるかなと思いつつ、まったく眠らないで興味津々で見続けて、ラストの45分間で怖いような展開になり、それがあたかも自分のことのようなことでもあるように思われ、胸が締め付けられました。心に傷をもついろんな人に観てもらいたいような映画でした。
夜の帰り道にぼくはこの映画『ドライブ・マイ・カー』の車で走るシーンや、チェーホフの芝居からの引用のすべてを肯定するかのようなラストシーンを思い出し、目頭が熱くなる。
ぼくは、この『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞を取ることを陰ながら応援しております。
映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイト


やぎたこのやなぎさんの急な訃報を聞き、驚き、やなぎさんがぼくと一才しか違わないことに、なんて早すぎると思いいたっております。けれども、やぎたこの最後のアルバムが、豪華な日本文と英文のフォスター研究と解説のブックレット付きの"Dear Friends and Gentle Hearts / The Songs of Stephan Foster"となったことに、やなぎさん、やるなとぼくは感嘆してしまう。素晴らしいアルバムでした。このまっすぐなこのフォースター集は、きっと、じわじわと本国のアメリカでも評判となり、ひいてはフォスター再発見、フォスター・リバイバルとなり、このウィルス禍が明けたころには、やぎたこのアメリカ・ツアーも始まっているのではないかしらとぼくは想像してもいたのです。
やなぎさんで思い出すのは、そのライブでバイオリンを弾くとき、あごではさんで弓を引くのではなく、お腹でささえて、ゆうゆうと奏でていた。その姿を見ながら、ぼくは、やなぎさんがバイオリンをあごではなくおなかで弾くとき、それは、バイオリンではなく、飲めや歌えや踊れやで一晩中、眠らせない、悪魔の楽器、フィドルとなるのだと勝手に思っていた。しかし、今、思い出せば、そのフィドルの音は、なんてやさしい響きだったのでしょう。
今年、やぎたこの宛名で年賀状が来ていました。そには手書きで「またお会いできるのを楽しみに!」と書いてありました。この字がやなぎさんのものか、辻井貴子さんのものかは、ぼくは知らない。あー、いまごろ、やなぎさんは空の上で何種類もの楽器を奏で、楽しく歌っていることでしょう。でも、おいらはまだ行かないよ。気ながに待っていてくださいな。


吾妻光良さんの著した『ブルース飲むバカ歌うバカ[増補改訂版]』を読みました。読みながら、吾妻さんのブルースという音楽への愛を感じていました。そして、ぼくもブルースという音楽が大好きです。
この本を読んで、吾妻さんが絶賛するブルースマン、ブルース・ギタリスト、あまりぼくが聴いたことのないアルバート・コリンズのモダン・ブルース・アルバムなども買ってしまって、読後感に浸りながら聴いてしまいます。
さて、「ブルース飲むバカ歌うバカ」という変なタイトルですが、「増補改訂版あとがき」によれば、ビッグ・ジョー・グリア―さんの歌う“Drinkin' Fool”だそうで、『ブルース飲むバカ歌うバカ』から吾妻さんの訳した歌詞を引用します。
♪ 俺が酔っぱらってる時には ブラックコーヒーをくれ
そう、俺が酔っぱらってる時には ブラックコーヒーをいれてくれ
でも俺がシラフの時にゃあ きつい酒をくれ
ママ、だってお前知ってるだろ 俺は飲みまくるバカなんだから
俺が寂しい時には ベイビー、黙っててくれよ
そう、俺が寂しい時にゃあ ベイビー、口をつぐんでてくれ
でも俺がハッピーな時には ちょこっとギターを弾いてくれ
ママ、だってお前知ってるだろ 俺は歌いまくるバカなんだから
俺が死んじゃっても 棺なんかは買わないでくれ
そう、俺が死んじゃっても 棺なんかはいらないさ
俺の体を川に投げ込んでくれよ
ママ、だってお前知ってるだろ 俺は泳ぎまくるバカなんだから ♪
ブルースはいつもおあとがよろしいようで。


こんな夢を見た。ぼくはある女の人と結婚することとなったらしい。これから二人で暮らすこととなるそれはそれは広い洋館の大邸宅で、二人で大きなシャボン玉を飛ばして遊んでいる。そこに父と母が帰って来る。いたるところ、石鹼の泡だらけになった家の中を見て、父と母は困惑している。
そこで目が覚めた。なんとなく楽しい夢でした。ふと、シャボン玉はユング的で、石鹸の泡はフロイト的だと思う。インターネットで見つけたある夢のページによれば、シャボン玉は夢、希望を表し、石鹸は心の浄化を表すという。なるほどね。
そこで目が覚めた。なんとなく楽しい夢でした。ふと、シャボン玉はユング的で、石鹸の泡はフロイト的だと思う。インターネットで見つけたある夢のページによれば、シャボン玉は夢、希望を表し、石鹸は心の浄化を表すという。なるほどね。


TVアニメの『スローループ』をよく見ています。日本の釣り人口の0.1%ほどだといわれるフライフィッシング、その圧倒的少数派のフライフィッシングの楽しさも『スローループ』ではよく描かれていています。「スローループ」というタイトルもなるほどと思う。「スローループ」とは"SLOW LOOP"のことで、「ゆっくりしたわっか」ということ。フライフィッシングでは急いだり、力を入れたりしては、毛鉤は飛んでいきません。それは、ぼくがやっと知った生活と人生の秘訣でもあります。
いろんところにある釣具店だけれども、フライフィッシングのコーナーは隅においやられていたり、もしくはなかったりします。しかし、フライフィッシング専門の釣具店もちらほら見かけるということは、少数派ながらも、フライフィッシャーはなんだか熱く、密度は濃い。『スローループ』はほんわかした家族の話で、そこにフライフィッシングのフックが入る。そう、この『スローループ』を見て、フライフィッシングを始める若い人もいて欲しいな。
TVアニメ「スローループ」公式サイト


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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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