えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

星野道夫さんの著した「森と氷河と鯨 ワタリガラスの伝説を求めて」を読んだ。アラスカやシベリアへワタリガラスの神話を古老から聞こうと旅する話だった。
その旅の途中で星野さんはヒグマから襲われるという事故によって1996年8月8日、43歳で急折したのだった。「家庭画報」に連載されたこの文章は、あと二回が残され、書かれなかったその二つ章に変えて、最後の日々の日記が載せられた。
この本を読み終えて、ぼくは、ヒグマの事故ではないもう一つの話を想像してしまう。
ある夏の夜、星野さんはキャンプのすぐ近くの外にいる獣の気配に目を覚ます。気づけば、テントの小さな空気を通す穴から、一匹の熊が覗いている。ついに来てくれたかと星野さんは思い、静かに眠ったふりをする。星野さんはこうも思う。私は襲われるのではない、むしろ、私は、野生の生きものの捧げものになるのだ、ありがとう。静かな夜、オオカミの遠吠えとワタリガラスの鳴く声も聞こえてきた。
本当は何があったのかは何も書かれていないし、もちろん、ぼくもわからない。
ぼくの読んだ文庫本での池澤夏樹さんの解説の文にドキリとする。池澤夏樹さんの解説によれば星野道夫さんの親友でもあるシリア・ハンターはこう言ったそうだ。
Life is what happen to you while you are making other plans(人生とは、何かを計画している時起きてしまう別の出来事のこと)である。
この本に散りばめられたたくさんの星野道夫さんの撮った写真があまりに美しい。

<< @ELTOPITO 2017/9/17
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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