えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

寺尾沙穂さんの著した「南洋と私」を読了した。昔、日本の領土であもあった南太平洋で生活をしたいろんな人たちへのインタビューをもとにした随筆、随想集。夢が無残な悪夢に変わっていってしまう、そのような世界とそのような世界をもたらしてしまう偏狭で自分勝手な、心をなくした人たちのことを書いた本でもあるし、それに苦悩し引き裂かれながら生き延びた人たちの物語の集りでもある。帯にも書かれていたこんな言葉。
「アメリカと日本が戦争をして家壊したりしてわれわれを人形みたいに弄んだ。辛かったよ、涙が出るよ。
私は(日本に)感謝はしてるが。可哀想だよ」
そんないたたまれない何かを思うと同時に、夢の残り香を嗅いだかのような気持にもなって本を閉じた。おやすみZZZzzz.....

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