えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
奄美大島に二泊三日の旅をしました。
二晩ともギターを弾きながら歌を歌ってしまいました。一晩目は老舗のライブハウス「ROAD HOUSE ASIVI」でぼくの作った名曲「Garden of Love」を歌い、二晩目は矢沢永吉さんファンのマニア的なマスターのカラオケとスタジオとバーのお店「カエル」でぼくの作った名曲「祭りばやし」と「わが家に帰る」を歌ってしまって、地元の人もたくさんいて、あたたかく聴いてくれて、とても楽しかったのです。
何としても行きたかった「田中一村記念美術館」にも訪れたし、田中一村終焉の家にも行ってみました。晩年の一村の妥協をしない厳しい労働の日々と絵描きとしての芸術への献身を知りました。砂糖黍畑のつらなる中や美しい海の海岸線をドライブしたりもして、夕方から太田和彦さんも推薦している居酒屋「一村」で美味しい魚やら豚足を食べながら珍しい黒糖焼酎を飲んだりもしました。
あー、奄美大島の町や村の醸し出す深い旅情、ノスタルジーの空気にぼくの胸はぐっと打たれてしまいます。この島からぼくの好きな、シンガーの元ちとせさんや民謡の朝崎郁恵さんが出てきたと思うと感慨もひとしおで、名瀬のノスタルジックな街を歩きながら、半世紀前のこの街のどこかであまりにも偉大な唄者の里国隆が煙草のピースの空き缶を前に置き、今は弾く人の少なくなった奄美竪琴を弾きながら唄っていたのかと思えば、慄然としつつも、唄や歌の神、ブルースの神、音楽の神のつかさどる電流がぼくの心と魂に走るようでもあって、目を細めたり、見開いたりしつつ、ありし日の里国隆の姿をなんとか見ようともしていたのです。
発句しました。
朝花や夏の奄美のノスタルジー
二晩ともギターを弾きながら歌を歌ってしまいました。一晩目は老舗のライブハウス「ROAD HOUSE ASIVI」でぼくの作った名曲「Garden of Love」を歌い、二晩目は矢沢永吉さんファンのマニア的なマスターのカラオケとスタジオとバーのお店「カエル」でぼくの作った名曲「祭りばやし」と「わが家に帰る」を歌ってしまって、地元の人もたくさんいて、あたたかく聴いてくれて、とても楽しかったのです。
何としても行きたかった「田中一村記念美術館」にも訪れたし、田中一村終焉の家にも行ってみました。晩年の一村の妥協をしない厳しい労働の日々と絵描きとしての芸術への献身を知りました。砂糖黍畑のつらなる中や美しい海の海岸線をドライブしたりもして、夕方から太田和彦さんも推薦している居酒屋「一村」で美味しい魚やら豚足を食べながら珍しい黒糖焼酎を飲んだりもしました。
あー、奄美大島の町や村の醸し出す深い旅情、ノスタルジーの空気にぼくの胸はぐっと打たれてしまいます。この島からぼくの好きな、シンガーの元ちとせさんや民謡の朝崎郁恵さんが出てきたと思うと感慨もひとしおで、名瀬のノスタルジックな街を歩きながら、半世紀前のこの街のどこかであまりにも偉大な唄者の里国隆が煙草のピースの空き缶を前に置き、今は弾く人の少なくなった奄美竪琴を弾きながら唄っていたのかと思えば、慄然としつつも、唄や歌の神、ブルースの神、音楽の神のつかさどる電流がぼくの心と魂に走るようでもあって、目を細めたり、見開いたりしつつ、ありし日の里国隆の姿をなんとか見ようともしていたのです。
発句しました。
朝花や夏の奄美のノスタルジー
京都を一泊の旅をしました。
お目当ては京都国立博物館での他の地への巡回はしないらしい『雪舟伝説―画聖(カリスマ)の誕生―』展。雪舟の絵を見たいがために何度か上野の東京国立博物館に何度か足を運んだけれど、いつも展示しておらず、今回の『雪舟伝説』では国宝・重要文化財となっているもの全ての六点の絵画が鑑賞できるという。雪舟の絵というのは日本的でありながら、雪舟が留学し、中国の明の絵画に学んだということも越えて、すぐれて、一つの文化を越えて、汎世界的、宇宙的であるように感じる。ついにこの目で雪舟の絵の実物を見れたことで、感慨もひとしおです。雪舟以外にも、雪舟に影響を受けた絵画を紹介してる。雪舟は室町時代に生きた人であの能という世界的舞台芸術を完成させた世阿弥と同じ時代を生きた人であることにぼくは驚いてしまう。室町時代から下る安土桃山時代から明治まで雪舟はあらゆる絵師から画祖とあがめられ、尊敬され、模写されてきたそうだ。長谷川等伯の雪舟の絵の構図そのままの絵は国宝にもなっていて、その絵を見ながら、隣にいた年配の女性の方はその友だちに、すごいねー、これ国宝だよ、などと話していた。その「すごいねー」の言葉にはお金には決して換算できない永遠なる日本の美が雪舟を含めてあるのだと思った。
その後、京都国立博物館の近くの三十三間堂に参ってみる。千躯もある千手観音に圧倒され、仏威のありがたさを感じておりました。
そして、浄土真宗大谷派のもっとも大きな寺、本山寺院である東本願寺こと真宗本廟に行ってみる。ぼくは親鸞の説いた教えに近ごろは惹かれて、浄土真宗大谷派の雑誌「同胞」を毎月、購読していたりするものであります。はるか昔の大学生のころ、ここを訪れ、華美な装飾のない静かなここの本堂にいたく強く魅かれ、ずっと記憶に残っている大寺院でございます。縁があったのですな。ところが、本堂には入れたけれど、金障子が閉まっていて、親鸞聖人の御真影や阿弥陀様がおがめなく、何かものたりない。地元の人から「お東さん」と呼ばれるそこを後にした。
夕食は少し電車に乗り「赤垣屋」という太田和彦さんにも紹介されていた居酒屋に行きました。どの料理も本格派の美味しさがございます。国内、海外から旅行客、地元の人で満席で、カウンターに座ったぼくは店主の板前さんの包丁さばきにほれぼれとします。おいしくて一杯、食べて、飲んでしまった。
次の日、東本願寺の金障子は午後四時ぐらいに閉まっていたのを知り、再び参ってみることにしました。金障子は開いておりました。正座をし、親鸞聖人の御真影を拝み、教え通りの「南無阿弥陀仏」と唱え、座をくずし、あぐらをかいていると、ぼくの目の前に僧侶が現れ、そこに座り、何人もの、たくさん黒い袈裟を着た僧侶が体育館よりも広い本堂一杯に正座し、ぼくは取り囲まれてしまいました。驚き、ぼくはその場で正座をしなおします。そして、若い女性の僧侶が親鸞聖人の御真影の前に座り「南無阿弥陀仏」と三度唱えると、ぼくの回りの何十人もの僧侶が「正信偈」か「阿弥陀経」かはぼくはに判然しませんが、読経しはじめ、ぼくのまわりの三百六十度からありがたき言葉が響きわたり、届きます。朝の勤行だったのでしょうか、予想外のすごい経験をしました。その全体の姿を思い浮かべると滑稽でもありますが、これもありがたきご縁。生きていく力をもらいました。
平安神宮でお参りをしました。祈りと願いは「世界平和」と「心身健全」。広大な神域に清らかなそよ風が吹いているかのようでもあります。
京都市京セラ美術館での『村上隆もののけ展』を見に行きました。気になっていた現代美術家ですが、ぼくが見る初めての村上隆さんの展覧会です。もともと村上隆さんは東京芸術大学のころは日本画を専攻していて、江戸時代の尾形光琳らの琳派の画家を尊敬していることなどを初めて知りました。なんと、ぼくと同じ学年であるらしい。敗戦国日本のある種のゆがんだコンプレックスと、そこから出発し、跳躍する日本への愛を村上さんは描いているらしい。なるほどと思いました。以外にもとても面白かった。大江健三郎いうところの「Late Style(晩年様式)」の老年を歩いていく村上隆さんのこれからの作品、表現にぼくは興味津々であります。
京都駅のところにある「東洋亭」という洋食レストランでハンバーグランチを食べ、白ワインをデカンタで飲み、酔いどれてしまった。とてもおいしかった。そして、新幹線の「のぞみ」に乗って帰ってきました。
楽しかった。
法事のために九州に向かった。神奈川県の新横浜から小倉まで新幹線で四時間半かかり、小倉でホテルにチェックインし、そこからまた日田彦山線で池尻に向かう。二両連結のローカル線は六角精児さんのNHK のテレビ番組「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」の趣で、コージー大内さんに「おんぼろトレイン」で歌われた。
田川市の法事の会場に着けば、親戚の人たちが、はるばるやって来たぼくを喜んでくれて、こそばゆい感じ。喪主はぼくのいとこでバツイチの独り者のはずだが、はてどうしたことか、女の人と二人で挨拶している。会場を出るとき、挨拶をする喪主に結婚をしたのかと尋ねれば、まだしておらず、これからして、籍を入れるという。なんだが、しんみりする会が喜ばしい会でもあり、喪主の天国に行く御母堂も喜んでおられれるような気がしながら、喪主とは別のいとこの車に乗せてもらい、小倉に戻ったのだった。
このようなことがあり、いささか、賞味期限切れ、使用期限切れのぼくだけれど、その方面でいとこのように頑張ってみようかとなんだか少しは思いもした。縁は異なもの味なもの。ならぬようにしかならぬのだけれども。詠んだ句、一句。
出逢いあり春の田川の古鉄道
(写真は撮っておらず、帰りの新幹線に乗る前に小倉駅で撮りました。)
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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