えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
東京国際映画祭で小津安二郎監督の『浮草』と『晩春』を見ました。
『浮草』は松竹ではなく、大映の映画で、ドラマ性が強い異色作。松竹の映画の雨はシトシト降るが、大映の映画の雨はザーザー降ると呼ばれたが、その中の諍いの二代目中村鴈治郎の凄み、京マチ子の妖艶。若尾文子の可憐さ、若尾文子の恋人役の川口浩やその母役の杉村春子もいい。五者の思惑と感情がもつれあい、ついに爆発していくという戦後の小津映画にはない激しさ。時代遅れの芸人一座の崩壊と親子の別れの後の微かな希望。
『晩春』は原節子と笠智衆での娘と父親の別れのストーリーの紀子三部作(『晩春』、『麦秋』、『東京物語』)の決定的な1作目。
大きなスクリーンでたくさんの観客の中で小津安二郎の映画を見ると格別な感動がごさいます。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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