えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

オンデマンドで小津安二郎監督の『宗方姉妹』を見ました。「宗方姉妹」と書いて「むねかたきょうだい」と読むそうです。
田中絹代が姉、高峰秀子が妹を演じていて、若かりし頃の高峰秀子ってこんなにきれいで可愛らしかったんだ、などと思う。
新東宝での作品ですが、松竹のいつもの小津調のまま。ただ、映画の中の雨はしとしとではなく、ザーザーふっています。
1950年(昭和25年)の映画で、出てくる看板とかが英字で、読んでいる新聞が英字新聞だったりする。そして、何気ない日常のシーンに敗戦ということが暗い雲となって大きな影を落としているとも思えました。
小津の有名な言葉で「永遠に通じるものこそ常に新しい」といのがあうるけれど、この『宗方姉妹』では「古くならないものが一番新しい」というセリフがこの映画にはあったりします。

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