えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
オンデマンドで小津安二郎監督の『お茶漬けの味』を見ました。なんだか、ホッとするラストですな。胸がジーンとしました。
1952年の映画ですが、もともとは1932年に製作予定だったもので、当時の軍国主義の日本での検閲により撮ることのできなかった映画だそう。戦後編では会社員の夫がウルグアイに出張に行くという話は、戦中では夫は応召して戦争に行くという話だったそうです。小津はのらりくらりと逃げて、戦中は一本も軍国主義日本のための国策映画を撮っていない。そのことは、文豪、谷崎潤一郎みたいでもある。この映画でも主演の佐分利信に「戦争はもうまっぴらだ」というセリフを言わせています。
有閑マダムとその純朴な夫のほとんど筋のない会話劇だけれども、安心して見ていられる面白さ。戦争に負けて七年後、日本人が何を求めていたか分かるような気もします。小津安二郎にしか作れない名画なのです。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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