えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
八王子市夢美術館で『川瀬巴水 旅と郷愁の風景』を見ました。川瀬巴水のいわゆる新版画を鑑賞していると、なんともいえないような懐かしさを感じて、なんだか泣きたいような気持ちになります。柄谷行人さんは、その著書『日本近代文学の起源』で近代になり初めて日本人は「風景」を発見したというけれど、ぼくの川瀬巴水の版画を見ての感情の高ぶりも、その近代人の「風景」の発見によるのだろううか、などと考えます。むしろ、川瀬巴水の「風景」とは一瞬にして風のように過ぎ去る景色なのではないかしら? 川瀬巴水は旅の名所よりもありきたりな景色を好んだといいます。その余情はすぐれた俳句のようでもあって、あー、それこそが「風景」なんだと、せんかたないことを考えてしまいつつ、なんでもない夕暮れの風景の薄明かるい窓や寂しげな人影に、なんだか、ぼくは泣きたくもなるのです。
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版画の青春 小野忠重と版画運動―激動の1930-40年代を版画に刻んだ若者たち― >>
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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