えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
町田市国際版画美術館に『版画の青春 小野忠重と版画運動 ―激動の1930-40年代を版画に刻んだ若者たち―』を見に行きました。
この展覧会の大きなテーマである戦前から戦争期の小野忠重の主導した版画運動に、ぼくは何だか「ナロードニキ」という言葉を思い出す。「ナロードニキ(narodniki)」というロシア語を訳せば「人民の中へ」となり、「人民」とは貧しい農民な工場労働者のことで、たしか、五木寛之さんの昔の小説だかエッセイだかで知った言葉で、ロシア革命の時のスローガンであったと記憶しているのだが、青春を鼓舞するスローガンはあらぬ方向へと流され、実践と現実に負けてしまう。小野忠重たちはどうだったのだろうか?
残された版画はあるものは苦悩に満ちて美しく、あるものは清澄に美しく、それぞれなのだが、彼らがあからさまな戦争協力の作品を残さなかったのはよいことのような気もした。戦前、戦中、戦後を生きていくとはどういうことだろう? これからの日本が永久に戦後であることを願うばかりです。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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