えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

高校生だったぼくは、毎日、初めて知った黒人のブルーズアルバム、Robert Johnsonの"King Of The Delta Blues Singers"をむさぼるように聴いていたのだった。ある時、町田のレコード屋さんの外国盤コーナーでその2枚目ともいうべき"King Of The Delta Blues Singers Vol. 2"を買い、やはり毎日、聴くことになる。ブルーズも好きになり、Robert Johnsonは、ぼくにとって忘れがたき永遠のブルーズマン、シンガー、ミュージシャンとなる。
そのころから小説やらを読むのが好きになり、背伸びしてアイルランドの作家、ジェームズ・ジョイス(James Joyce)も知った。ぼくは、なぜかRobert JohnsonとJames Joyceが相似をなす、両者とも背中合わせの狂気と正気をあわせもつ芸術家のように思えた。そして、そのころ読んだロシアの文豪、ドストエフスキーは大好きな作家だけど、まだ理性の中にいるようにも思えたのだった。
さて、Robert Johnsonにもどり、"King Of The Delta Blues Singers"がジェームズ・ジョイスの長編の連作「ユリシーズ」のようで、"King Of The Delta Blues Singers Vol. 2"は短編集「ダブリン市民」のようではなかろうか。ぼくはRobert Johnsonへの賛辞を隠すことはできない。
"King Of The Delta Blues Singers Vol. 2"のジャケットの絵に想像力をかきたてられる。放浪するブルーズマンのテキサスのホテルでの1936年と1937年の2回のレコーディングとはどんなものだったのだろう? この2回によって永遠に聴かれ続ける音が記録にきざまれたのだ。
ヘイ、ボブ、苦悩を歌い、天国まで行け!

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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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