えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
五木寛之さんの「私訳歎異抄」を読んだ。浄土真宗を開いた親鸞について、その弟子、唯円が本当はこんな人だった、こんなことを言って教えてくれたと書いた鎌倉時代後期の本。まえがきでの五木寛之さんのこんな言葉に、ぼくはぎくりとしてしまう。
「他人を蹴落とし、弱者を押しのけて生きのびてきた自分。敗戦から引き揚げまでの数年間を、私は人間としてではなく生きていた。その黒い記憶の闇を照らす光として、私は歎異抄と出会ったのだ」
そんな五木さんの全身全霊を込めた現代語私訳です。
読みながら、初代「ルパン三世」のある回「脱獄のチャンスは一度」を思い出した。銭形警部につかまり刑務所にいるルパンに次元大介が僧侶に変装し何回も面会に行く。変装しつつ次元にもどった彼は、脱獄に必要なものはないか、とルパンに言う。いや、いらないよと言うルパン。再び僧侶に戻った次元は、御仏の慈悲があることを、と言って去っていく。死刑当日にルパンは脱獄し、次元と宝を埋めた所に戻って行く。そこは更地になり、工事のための仕掛けられたダイナマイトで宝箱は露と消える。ルパンが一言、御仏の慈悲だよ、と言って次元と笑い合う。
この話、どこか歎異抄とつながっているようにも感じたのです。
ぼくも、御仏の慈悲だよ、と言って、笑いたいな。
「他人を蹴落とし、弱者を押しのけて生きのびてきた自分。敗戦から引き揚げまでの数年間を、私は人間としてではなく生きていた。その黒い記憶の闇を照らす光として、私は歎異抄と出会ったのだ」
そんな五木さんの全身全霊を込めた現代語私訳です。
読みながら、初代「ルパン三世」のある回「脱獄のチャンスは一度」を思い出した。銭形警部につかまり刑務所にいるルパンに次元大介が僧侶に変装し何回も面会に行く。変装しつつ次元にもどった彼は、脱獄に必要なものはないか、とルパンに言う。いや、いらないよと言うルパン。再び僧侶に戻った次元は、御仏の慈悲があることを、と言って去っていく。死刑当日にルパンは脱獄し、次元と宝を埋めた所に戻って行く。そこは更地になり、工事のための仕掛けられたダイナマイトで宝箱は露と消える。ルパンが一言、御仏の慈悲だよ、と言って次元と笑い合う。
この話、どこか歎異抄とつながっているようにも感じたのです。
ぼくも、御仏の慈悲だよ、と言って、笑いたいな。
<< 深く考える力
HOME
科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで >>
[1759] [1758] [1756] [1755] [1754] [1753] [1752] [1751] [1750] [1749] [1748]
[1759] [1758] [1756] [1755] [1754] [1753] [1752] [1751] [1750] [1749] [1748]
この記事にコメントする
カレンダー
えいちゃんのお奨め
カテゴリー
最新コメント
最新記事
(11/24)
(11/24)
(11/24)
(11/22)
(11/22)
(11/20)
(11/19)
プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
ブログ内検索
最新トラックバック