えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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こんな夢を見た。ぼくはどこかの南の方の島の浅瀬のエメラルドブルーの海で知らない女の人と手をつないで、ばた足で泳いでいる。ゆっくりと水面を渡っていく二人をなぜか上の方から、もう一人のぼくが俯瞰で見ていて、その景色が美しい絵か映画のようだと思っている。

そこで目が覚めた。長いこと海で泳いだことのないのを思い出した。澄んだ海にかこまれた小さな島を旅したい。この前、沖縄の那覇空港のお土産屋さんで買ったホタルガラスのブレスレットの青があまりに奇麗だから、こんな夢を見た? それともマティスの絵の青の色?
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明日の8月26日は祖師ヶ谷大蔵駅から北の方に歩いて7分のゴキゲンヤで歌っています。遊びに来てね。

えいちゃんのライブ・スケジュール
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西里扶甬子さんの著した『フクシマ・アンソロジー ジャーナリストの写真歌集』を読みました。この前「もやい.next」展を見に行った時に売られていた本です。著者の西里扶甬子さんもその場におられ、サインをしましょうか、と声をかけられたのですが、断ってしまっていた。サインよりもぼくは握手をして欲しかったのだけれども、このコロナウィルス禍の中、憚られ、頼めませんでした。

西里扶甬子さんは福島の原発事故んの時にドイツの公共放送のクルーとして、取材を始められ、フリーのジャーナリストとなった今も継続して福島の事故地域を見つめつづけておられる。短歌と写真の合わさったこの『フクシマ・アンソロジー』には、写真と並ばれることにもより、言葉の力、詩の力というものを、ぼくはとても感じました。本の背表紙にこんな短歌があげられてる。

病えてその身の一部削除され復興疎外の加害者とされ

人のもたらした災害は今もつづいている。忘れたらならん。放射能という害毒をまき散らした電力会社はそれを「無主物」とかぬかしておったことを本を読みながら思い出し、むかむか腹が立ってどうしようもない。この本に立ちあらわれる被害者のかたがたや著者の西里扶甬子さんのやさしさにぼくの心は少し救われるようなのだが、だから、やはり忘れたらならん。





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町田市民文学館ことばらんどで『竹上妙の絵本と木版画 たけがみZOO展 ~いきものと目が合った!~』を見ました。生きものの絵を見ると喜んでしましまいます。絵の中に一つひとつの命があって躍動しています。命は閉じ込められない、そんな何かでもあるように思います。素晴らしい。竹上妙さんは町田に在住していて、「たけがみたえ」という作家名で絵本も出しておられる。新進の版画家、竹上妙さんは木版画で熊谷守一大賞に何度も応募し、2013年には入賞しておられ、ぼくは熊谷守一の描く猫の絵を思い出していました。アマゾンでたけがみたえさんの絵本「みたらみられた」を注文してしまったよ。

そのままぼくは町田市立国際版画美術館に歩いて移動し、『長谷川潔 1891-1980展 ― 日常にひそむ神秘 ―』を見ました。若いころフランスのパリに移住し、パリで客死した銅版画家。フランスでその才能を謳歌していた時のフランスで出版された「竹取物語」の挿絵の作品がそれはそれはとても美しい。その後、第二次世界大戦が勃発し、フランスに在住し、日本に戻らず、長谷川は苦悩し、「万物はすべて同じ」という天啓を得る。その時のことを長谷川はこう言っている。

「画題を探すために散歩をしていたところ、一本の樹が不意に「ボンジュール」と語りかけてきた。私も「ボンジュール」と答える。すると、その樹が実に素晴らしいものに見えてきた」

第二次世界大戦の終結後、長谷川はパリ中央監獄、ドランシー収容所に収監されてしまう。友人・知人の助力もあり、一か月後に釈放されるが、精神的なショックは激しく、しばらくは創作できなくなった。いつしか、再び作品を創作できるようになり、沈潜したような象徴的、哲学的な作品を日本に帰国せず、発表しつづけ、1980年に死去し、89年の生涯を閉じる。その白から黒、黒から白へのグラディエーションの静かな作品にぼくの心はは激しく心を動かされました。
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奥日光の湯川でフライフィッシングをしようと旅しました。




湯川とは、日本でのフライフィッシング発祥の川とされ、フライフィッシングの三大聖地の一つとされているところ。戦場ヶ原のわきを流れて行きます。ちなみに三大聖地とは、サクラマスの福井の九頭竜川、カーター米大統領の訪れた山梨の忍野の桂川、そして、我が国のフライフィッシング発祥の地、奥日光を流れる湯川だそうだ。1902年(明治35年)英国の交易商人として知られる坂本龍馬とも交流のあったトーマス・グラバーが米国のコロラドから取り寄せたブラウントラウト(カワマス)を放流し今にいたっているという。

能書きの後は、さて釣れましたか、との誰かの声が聞こえるような気がしますが、初めていく川なので、ボーズ(一匹も釣れないこと)も覚悟していたのですが、ちっこいマスが一匹、釣れました。よかった、よかった。さらに研鑽・修行を重ね、また来たいです。

泊まったところは奥日光森のホテルというところ。ここの夕食、所謂、懐石料理とかコースディナーと呼ばれるものがとても美味しかった。そして、日光の硫黄温泉が最高でした。


翌日、せっかく日光まで来たのだからと、二社一寺を参りました。二社一寺とは日光東照宮、日光二荒山神社、日光山輪王寺のこと。東照宮に来たのは確か、小学校の時の修学旅行以来です。荒山神社、輪王寺は初めてかもしれない。子どもの頃のお猿さん(みざる・いわざる・きかざる)や猫(眠り猫)の彫りものを見て、喜んでいたのをなんだか思い出す。こんなに年をとっていったぼく自身の時の流れを不思議にも思ってしまう。修復された陽明門がそれはそれは立派で美しい。












夏目漱石は明治を徳川家(トクセンケ)の瓦解と呼びつつも明治政府を嫌悪し、軽蔑していたというが、徳川の治世は二百六十六年の平和をもたらした。素晴らしいではないですか。あー、徳川、滅んで、東照宮を残す。

日本が世界大戦に負けて今年で七十七年。戦争をしない世の中をもっとつづけていかなきゃいけない。子どもたち、頼んだぞ。
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ムーギー・キムさんの著した『京都生まれの和風韓国人が40年間、徹底比較したから書けた! そっか、日本と韓国って、そういう国だったのか。』という長い著名の本を読みました。なんと、出版社は「週刊東洋経済」を出している東洋経済新報社でビジネス・パーソン向けの体裁はとっているが、その豊富な情報量とどちらにも偏らない(日本がわるいところもあれば、韓国がわるいところもあって、韓国がよいところもあれば、日本がよいところもある)内容が面白くて、一気に読んでしまっていました。

おしまいの方は歴史の話になるのですが、歴史に疎いぼくにとって、知らないことが本当にたくさんあり、勉強になりました。History(歴史)の"His Story"ではなく、これからは"Our Story"という考えに共感します。歴史というのは直線ではなく、縦糸と横糸が交差し、ときにはよじれたりもする関係史ではないかしら?

なんか、韓国に旅したくなります。その前にハングルを読めるようになって、少しは言葉も話せるようにならなきゃな、と思う。

著者のムーギー・キムさんは東洋経済新報社から『最強の働き方』という本を出しているそうだが、嫌韓本流行りの昨今「私も嫌韓本書いたら、たっぷり売れるかもですね」と軽口を編集者に叩いたら、編集者は「弊社ではそのような本は、売れても絶対に出しません」と真顔で言われたそうだ。石橋湛山の気骨を受け継ぐ出版の良心ここにありの素晴らしい会社ではないか! 蛇足ながら、最近、ぼくは「週刊東洋経済」の定期購読を始めました。






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去年、見た『もやい展』が素晴らしく、その今年の継続である『もやい.next』を横浜市民ギャラリーあざみ野で見てきました。










『もやい.next』のパンフレットにはこう書かれています。

「子ども達・若者たちが感じた3.11
 そして、福島原発事故、
 Next GenarartionsがARTで刻むこの11年」

ぼくは、芸術とは芸術のためにだけあるものだ、芸能は芸能のためにだけにあるものだ、音楽は音楽のためにだけあるものだ、というような考えに組みしない。そういう名作もあるだろうけれど、ピカソの「ゲルニカ」のように、そして、ピカソが描く鳩の絵のように、社会にコミットしてこそ生まれるような傑作もあるのではないかしら? この展覧会を見ながら、どこか、ぼくは喪失や寂しさを感じつつも、人はそこから歩いていくしかないだろうと思う。『もやい.next』は今年も刺激的な作品に溢れていた。素晴らしいです。

もやい.next もやい展 横浜市民ギャラリーあざみ野
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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