えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

西里扶甬子さんの著した『フクシマ・アンソロジー ジャーナリストの写真歌集』を読みました。この前「もやい.next」展を見に行った時に売られていた本です。著者の西里扶甬子さんもその場におられ、サインをしましょうか、と声をかけられたのですが、断ってしまっていた。サインよりもぼくは握手をして欲しかったのだけれども、このコロナウィルス禍の中、憚られ、頼めませんでした。
西里扶甬子さんは福島の原発事故んの時にドイツの公共放送のクルーとして、取材を始められ、フリーのジャーナリストとなった今も継続して福島の事故地域を見つめつづけておられる。短歌と写真の合わさったこの『フクシマ・アンソロジー』には、写真と並ばれることにもより、言葉の力、詩の力というものを、ぼくはとても感じました。本の背表紙にこんな短歌があげられてる。
病えてその身の一部削除され復興疎外の加害者とされ
人のもたらした災害は今もつづいている。忘れたらならん。放射能という害毒をまき散らした電力会社はそれを「無主物」とかぬかしておったことを本を読みながら思い出し、むかむか腹が立ってどうしようもない。この本に立ちあらわれる被害者のかたがたや著者の西里扶甬子さんのやさしさにぼくの心は少し救われるようなのだが、だから、やはり忘れたらならん。

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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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