えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
李琴峰さんの著した真新しい芥川賞受賞作『彼岸花が咲く島』を読みました。日本は言霊の幸ふ国です。この本の帯にこんな言葉が謳われておりました。
「流れ着いた島では<ニホン語>と<女語>、二つの言語が話されていた―」
不思議な小説のおしまいのところで、びっくりするようなことが綴られていて、それが暗い雲の陰る東アジアの一筋の希望のようにも思えました。言霊の幸ふ国に新たな小さい美しい物語が付け加わったかのようなのです。本の装丁もとても美しい。
読み終えたら、ふと、中上健次が生きていたらこの小説をどう評していたのでしょう、と考えていました。中上健次ならば、輝ける才能の李琴峰はもっともっと先に行けると咤激励していたと思います。
今は、注目すべき新たな新進作家、李琴峰に芥川賞受賞、おめでとう、と祝いの言葉をのべ伝えたく思います。
新宿末廣亭に行ってきました。今年初の寄席です。一日中いることもできたのですが、昼前の十一時から午後の二時半までの第一部を楽しみました。おいらは紙切りや手品のいろものも見れる寄席が好きよ。
トリというか、主任は笑点の大喜利の司会の春風亭昇太師匠。お正月興行だし、枕とちょっとした小話で笑わせてという感じかなと思っていたのだけど、ちゃんと落語を噺してくれました。やっぱ、落語芸術協会の会長、油のっているわ。それに声がでかいわ、活舌いいわ。あと五年かすると、これに枯れた渋みが加わり芸の高みに達しそう。
昇太師匠の前の前に登場したのは笑福亭鶴光師匠。今や、深夜のエロいラジオ番組で名をはせた鶴光も上方落語の重鎮。上方落語って、見台という講談の時の机みたいな台を置いて、扇子みたいな板でバチバチ叩くんだね。知らなかった。笑った、笑った。大阪に行ったら、上方落語を生で存分、見てみたい。
西であれ、東であれ、笑うところに福来る。間違いねーや。
あけましておめでとうございます。年が明けますと毎年、同じ寺院、神社に初詣に出かけます。それぞれの神がかったところで御神籤をひいてみます。
大沼神社です。
「おみくじ
第三十八番
吉
ゆきくれて
まよへる野辺の
ほそみちに
さやけき月夜の
かげはさしけり
目上の人のひきたてにより思ひがけぬ幸福あるべきなり 人を引き立て奮発して一心につとむべし されどあまり勢いまかせて心におごり生ずれば災あり」
雨降山大山寺大山不動尊です。
「おみくじ
第六一番 大吉
運勢
あなたの真心がどんな相手にも通じるたいへんよい運勢です。知識や論理よりもまず誠意。なにごとも真正面からためらうことなくぶち当たっていけば、必ず道が開けます。
進んで難関を克服して事を成就する気力が欲しいもの。この際は順風に背をうけて積極的に大洋に乗り出しなさい。」
大山阿夫利神社です。
「第三十五番
考
望みを掲げ威勢よく馬を走らせるも 目的地までの準備が疎かでは辿りつかない
勢いも大事だが計画的に物事を考える冷静さを持ち合わせよ 例え時間がかかっても良い結果に繋がる
運勢 大吉」
あー、いい天気の気持ちのよい一日でした。
ゆめゆめうたふがふことなかれ
大沼神社です。
「おみくじ
第三十八番
吉
ゆきくれて
まよへる野辺の
ほそみちに
さやけき月夜の
かげはさしけり
目上の人のひきたてにより思ひがけぬ幸福あるべきなり 人を引き立て奮発して一心につとむべし されどあまり勢いまかせて心におごり生ずれば災あり」
雨降山大山寺大山不動尊です。
「おみくじ
第六一番 大吉
運勢
あなたの真心がどんな相手にも通じるたいへんよい運勢です。知識や論理よりもまず誠意。なにごとも真正面からためらうことなくぶち当たっていけば、必ず道が開けます。
進んで難関を克服して事を成就する気力が欲しいもの。この際は順風に背をうけて積極的に大洋に乗り出しなさい。」
大山阿夫利神社です。
「第三十五番
考
望みを掲げ威勢よく馬を走らせるも 目的地までの準備が疎かでは辿りつかない
勢いも大事だが計画的に物事を考える冷静さを持ち合わせよ 例え時間がかかっても良い結果に繋がる
運勢 大吉」
あー、いい天気の気持ちのよい一日でした。
ゆめゆめうたふがふことなかれ
佐渡岳利監督の『SAYONARA AMERICA サヨナラ アメリカ』を見ました。ポップ・ミュージックの巨匠、細野晴臣さんの2018年のアメリカ・ツアー、ニューヨーク公演とロサンゼルス公演をとらまえたドキュメンタリーです。
2019年というと、新型コロナウィルスは流行する前で、その映像に、コロナ禍の2021年の細野さんのインタビュー映像がさしはさまれる。この『SAYONARA AMERICA』のテーマのひとつが"In Memories of No-Masking World"で、細野さんは、今の状況をもうもとには戻らないのではないかといい、コロナの前が10年以上前のようだともいう。ウィルスも怖いけど、人間も怖いよと、世界が全体主義にそまることを危惧し、自由がいいよという。ぼくも、右からも、左からもその流れが来ているように思え、自由がいいよと思う。
さて、この映画『SAYONARA AMERICA』のアメリカ公演の話にもどらなくては。マヤンというところの決して小さくはない2階の観客席もあるロサンゼルス公演の3曲目か4曲目の「薔薇と野獣」の曲の時、ステージの後ろから客席をとらえる映像があるのだけど、お客さん、みんながゆらゆらとリズムにあわせて踊っている映像にぼくの目頭はうれしくて熱くなる。
細野さんは、このアメリカ公演の後は、休もうかなと思っていたそう。そこにコロナ・ウィルスで、まったく楽器にさわっていなかったそうだけど、こうしていてもつまらないんで、また(音楽を)始めようかなと、細野さんはおっしゃっておられました。この映画を見て、細野晴臣さんはすばらしい、音楽はすばらしい、そんなことを思っておりました。
エンディング・テーマで流れる"Sayonara America, sayonara Nippon"に自由への思いが込められているようで、ぼくの心は震えていました。2022年がやってきて、ぼくも自由に歌いつづけますぞ。
映画『SAYONARA AMERICA サヨナラ アメリカ』公式サイト
この前、うらたんざわ渓流釣場の人気の少ないフライフィッシングとテンカラ釣りの専門エリア、ヤマメクラシックⅠというところで釣りをしていた時のこと、毛鉤を変えて結びなおして、ふと誰かの強い視線を感じ、顔あげた瞬間、大きな黒い冬毛の鹿と目が合い、驚きました。その鹿は、バンビのような茶色い毛ではなく、黒い毛でおおわれ、その体躯の大きさと野生に生きている生きものの威厳に、ぼくはたじたじとなり、恐ろしさも感じ、襲われたら命の危険すらあると思い、そーっとその場を離れつつも、勇気をだして写真をパチリ。
後から考えれば、人の姿を見た鹿が、非難せねばと考え、あの川の向こうの狭い岩場に行ったのかもしれず、怖がっていたのは鹿の方かもしれません。あの決して目をそらさない、大きな黒い野生の鹿の強い視線が今でも、まざまざと思い出され、忘れられません。野生の生きものは素晴らしい、そう思わずにはいられません。ぼくは夏の終わりにここで、ヤマカガシという赤い蛇を見たこともあります。そう、野生の生きものは素晴らしい。
素晴らしい野生のあるうらたんざわ渓流釣場は素晴らしい。けれど、今度、このうらたんざわ渓流釣場のヤマメクラシックⅠやヤマメクラシックⅡで釣りをするときは、クマよけの鈴をつけねばなるまい。
(後に、友だちに指摘され、教えてもらいました。あの動物は、鹿ではなく国の特別天然記念物のニホンカモシカだったにちがいありません。)
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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