えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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田坂広志さんの著した『すべては導かれている 逆境を越え、人生を拓く五つの覚悟』を読了しました。ビジネスの世界からなんだか気持ちとして遠ざかっていっているぼくだけれども、田坂さんの書いた本はときどき読みたくなります。昔、とあるビジネスマン向けの講演会で田坂さんの話を聞いて以来、ぼくは田坂広志という人が信をおける人のような気がして、書店で本を見かけたら、買ってしまい、読むことがあるのです。

今さっき読み終えた『すべては導かれている』は、会社などの何らかの組織のリーダー向けに書かれた本で、何かの困難をかかえた人に向けられて書かれてもいるそれは、実例や体験談をまじえつつ、ついにユング心理学の「コンステレーション」や「シンクロニシティ」、版画家、棟方志功の「我が業は、我が為すにあらず」を通り、「トランスパーソナル心理学」、「量子真空」、「アカシック・フィールド仮説」、「ゼロポイント・フィールド仮説」、仏教の「阿頼耶識」にいたる。そして「人生は、不思議な力に導かれている」ということ。面白かったです。





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こんな夢を見た。ぼくはどこかの知らない大きな広場にいる。そこは、どうやら卒業式の会場らしい。そこかしこに高校や大学の旗がはためているが、それは正式の校旗ではないらしく、手製のデザインの旗なのが見て取れる。近くに成城学園の旗がはためいているのが見える。成城学園はキリスト教系の学校であったのだろうか、その旗は、青い地に十字架などの様々な聖像が刺繍で描かれていていて、ぼくは、それがかっこいいと思う。その広場の中で十何人かの顔見知りの友だちの集団と合流し、世間話に花が咲く。いよいよ卒業式も終演となり、ぼくたちは広場の出口に向かって歩いて行く。ぼくの友だちは、卒業したら、こんな世界をよくする運動をするための団体を立ち上げて、活動するつもりだと言い、ぼくに仲間にならないかと勧誘する。ぼくは、それはいいことだ、素晴らしいねと言いながら、勧誘されたことには何も答えずに、やんわりと断っている。ぼくは、組織とかはもうこりごりだ、一人で涼しく、自由に生きて行こうとも思っている。しかし、卒業してしまえば、もうほとんど奇跡的な再会でもなければ、みんなとも二度と出会えないのだと思うと、無性に寂しい。

そこで目が覚めた。そして、思いました。人生というのは寂しいなぁ。どんな誰ともいつかはお別れしなきゃならないんだ。
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写真で写したあたりはうらたんざわ渓流釣場のポンドの並ぶところから少し下流に歩いたフライフィッシング、カンテラ釣り専用の自然の流れを利用したヤマメクラシックⅠなのです。

先週、人気がぼくしかいないそこを歩いていると、川の流れの中に狸の標本のようなものがあることに気づきました。なんと、小さな狸が川の流れの中で溺れたか何かで死んでいたのです。その時、写真を撮ろうかとも考えましたが、なんだか憚れるものもあり、静かに狸の冥福を祈り、手を合わせていました。

さて、今週、どうなったのか思い出し、同じ川のほとりに行ってみたところ、夢のように跡形もなく、なくなっていました。ほとんど、釣場の人も入ってこないそこで、多分、鳶や鷹がついばみ、自然の力で葬り、なにやら不思議な思い出として、ぼくの心に残ることとなりました。

うらたんざわ渓流釣場は、ある意味、恐るべきところで、自然がとても濃い。ここのフライフィッシング、カンテラ釣り専用エリアである下流のヤマメクラシックⅠや上流のヤマメクラシックⅡで出会った虫や魚以外の生き物たちを紹介します。

赤い模様の蛇、ヤマカガシが川の向こうの岸で水の中に入りそうになって進んでいました。

水の中をモグラのようなものが歩き進んでいて、後で調べるとミズネズミというものらしかった。

ぼくの方をじっと凝視していたニホンカモシカ。

今回の狸。

あー、クマよけの鈴を釣り用ベストに付けるのは忘れられまい。
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山田美緒さんの著した『火星でフライフィッシングをするつもり?』を読みました。山田美緒さんは女性のフライフィッシングをする人で、フライフィッシャーはすべての釣りをする人の0.1%ぐらいで、さらに女性となると、それをする人は絞られる。この本の帯こんな言葉のにあるように、女性にこそフライフィッシングに向いているかもしれないけれど、携帯用の蚊取り線香を炊き、クマよけの鈴を鳴らし、クマ退治のスプレー缶を携帯し、背丈よりも高く生い茂る藪の見えないような轍をたどり、かきわけ、人里離れた山奥の川に入渓するなんて、すごいです。本の帯のにあった言葉を紹介しますね。

「フライフィッシングは力を必要としないこと、繊細なフライを巻くこと、美しい自然と魚に触れ合えることなど、女性にこそ向いているような気がする」

なるほど、女性のフライフィッシャーも増えてくれないかなぁ。最近よくCSのテレビ「釣りビジョン」にチャンネルが回ってしまうのだけれども、フライフィッシングの番組はとても少ない。

さて、この『火星でフライフィッシングをするつもり?』はフライフィッシングをかじり始めた人間として、あるある話満載で、読んでいてとても楽しい。ぼくも山田さんみたく釣りをした後は、どうしても温泉に入りたくなってしまい、立ち寄り湯に寄ってしまいます。そんな日をぼくは「完璧な一日」と呼んでいる。

山田さんは川辺でキャンプをし、焚火のふもとで、赤く空に光る火星を見て、昔の人類のことを思う。人類は地球から火星に移住し、そこでも自然破壊をし、地球に戻って来る。また地球を離れ、火星に移住する準備をしている。『火星でフライフィッシングをするつもり?』からの引用です。

「人間は愚かだから、ずっと同じことを繰り返しているだけなのかもしれない。今日の火星は、人類が大昔に捨てた、使い古された星なのではないか。私は火星で釣りなんてしたくない」

地球には美しいものがたくさんある。明日、世界が滅びるとして、今日、ぼくはフライフィッシングをして、酔っ払って、ギターを弾いて、歌を歌いたいのです。

この本『火星でフライフィッシングをするつもり?』は、浅里まゆみさんのカバーや挿絵もとても素敵で、フライフィッシングをしない人も手に取っていただきたい本です。






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ぼくは、今、起こっているウクライナでの事態を見て、日本国憲法前文を思い出してしまう。

 日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民と協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらはこれに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有することを確認する。
 われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげて崇高な理想と目的を達成することを誓う。

ロシアは軍事進攻をやめろ! ロシア人はプーチンを引きずりおろせ! 戦争反対!
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濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』を見ました。

映画を観る前に居酒屋で前飲みしていて、やっぱ、こういう長尺の映画はどこかで眠くなるかなと思いつつ、まったく眠らないで興味津々で見続けて、ラストの45分間で怖いような展開になり、それがあたかも自分のことのようなことでもあるように思われ、胸が締め付けられました。心に傷をもついろんな人に観てもらいたいような映画でした。

夜の帰り道にぼくはこの映画『ドライブ・マイ・カー』の車で走るシーンや、チェーホフの芝居からの引用のすべてを肯定するかのようなラストシーンを思い出し、目頭が熱くなる。

ぼくは、この『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞を取ることを陰ながら応援しております。

映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイト
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やぎたこのやなぎさんの急な訃報を聞き、驚き、やなぎさんがぼくと一才しか違わないことに、なんて早すぎると思いいたっております。けれども、やぎたこの最後のアルバムが、豪華な日本文と英文のフォスター研究と解説のブックレット付きの"Dear Friends and Gentle Hearts / The Songs of Stephan Foster"となったことに、やなぎさん、やるなとぼくは感嘆してしまう。素晴らしいアルバムでした。このまっすぐなこのフォースター集は、きっと、じわじわと本国のアメリカでも評判となり、ひいてはフォスター再発見、フォスター・リバイバルとなり、このウィルス禍が明けたころには、やぎたこのアメリカ・ツアーも始まっているのではないかしらとぼくは想像してもいたのです。

やなぎさんで思い出すのは、そのライブでバイオリンを弾くとき、あごではさんで弓を引くのではなく、お腹でささえて、ゆうゆうと奏でていた。その姿を見ながら、ぼくは、やなぎさんがバイオリンをあごではなくおなかで弾くとき、それは、バイオリンではなく、飲めや歌えや踊れやで一晩中、眠らせない、悪魔の楽器、フィドルとなるのだと勝手に思っていた。しかし、今、思い出せば、そのフィドルの音は、なんてやさしい響きだったのでしょう。

今年、やぎたこの宛名で年賀状が来ていました。そには手書きで「またお会いできるのを楽しみに!」と書いてありました。この字がやなぎさんのものか、辻井貴子さんのものかは、ぼくは知らない。あー、いまごろ、やなぎさんは空の上で何種類もの楽器を奏で、楽しく歌っていることでしょう。でも、おいらはまだ行かないよ。気ながに待っていてくださいな。






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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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