えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
令和六年となり初詣に行って参りました。毎年と同じく、大沼神社、大山寺、阿夫利神社と巡りました、「あけましておめでとうございます」というのも自分な中でひっかかってしまう戦争のつづく世界ではありますが、大山寺では護摩木に「天下泰平」と書き、収めました。
地元の大沼神社で御神籤をひけば、「大吉」。
「おみくじ
第四十六番
大吉
春風の吹けばおのずと山かげの梅も桜も花はさくなり」
ぼくは「ゆめゆめうたがふことなかれ」と心がけます。
帰って来て、NHKBSの古今亭志ん生の番組を見ると、そこにはカラーとなった志ん生の落語をする映像がありました。寄席で聴きたかったかなうことのない夢のようでもあります。五街道雲助師匠、池波志乃さん、古今亭文菊師匠が番組の中で、対談しております。新聞を読みますと、天皇陛下のお言葉。
「昨年も地震や大雨、台風などの災害や、大雪による被害が各地で発生したほか、物価の上昇などにより、苦労された方も多かったことと思います。困難を抱えている人々のことを案じています。その一方で、助けを必要としている人々のために、様々な活動に地道に取り組んでいる人も多いことを心強く思うとともに、そのような支援の輪が広がっていくことを願っています。
世界各地で、戦争や紛争により、多数の人々の命が失われていることに心が痛みます。平和な世界を築くために、お互いの理解に努め、協力していくことの大切さを改めて感じています。
今年も、人々がお互いを思いやりながら支え合うことを願い、新しい年が、我が国と世界の人々にとって、明るい希望を持って歩んでいくことのできる年となることを祈ります」
NHKの人形劇『ひょっこりひょうたん島』の大統領、ドン・ガバチョがぼくの心の中で演説を始めます。
「みなさーん、今年をよい年にしようではありませんか」
読んだ俳句が二つ。
大山の参道登りつ初日の出
ありがたき今年も同じ初詣
年も暮れ、年も明けぬ。昨年は俳句に目覚めた年でもありました。去年の梅雨明けごろから、発表のあてもなく、読んだ俳句でございます。
雨降らぬ梅雨の青空蝉はじめ
朝早く蓮の咲くのを聞いたことなし
夜の風アイスをほうりバスを待つ
入道雲フロントガラスにまた立ち昇る
油蝉駐車場での死骸なり
雷の雲間に青空見えにけり
掃き掃除散っては咲くよ百日紅
夏越えの鱒を釣らずに草を釣る
ロマンスカー窓から見えた鰯雲
暗き雲響けど見えず遠雷か
燕去る議事堂の空花の歌
釣竿に二頭紅さす赤蜻蛉
森の道レオの思い出彼岸花
彼岸花つつじの葉の間二輪咲き
雨やどり日向薬師の小鳥たち
雨しずく折るな折れるな彼岸花
秋祭り神輿にいます母は子に
蜻蛉去り山女魚は走り鉤は紅(鉤:はり)
猿田淵昔の山女魚の秋の夢
鈴虫の歌あはさるは禅の寺
秋の雨小さなあまご走る影
蜜柑落ち甘き黄色に嬉し蟻
暗き雲初秋の向こう茜色
草の影見えず聞こえる蟋蟀か(蟋蟀:こおろぎ)
枯れ葉あり車の中に赤緑
蜘蛛の巣を掃いつ秋の竹の藪
秋桜は小さな棚田の畦に咲く
秋晴れに苗木の並ぶ籠の中
植樹祭新藁渡すみなの笑み
秋釣りも悪いニュースは遠ざけず
空に溶け少しが残る鰯雲
柿の実の歩道に落ちし痕ありき(痕:あと)
秋の午後バトミントンの羽根の飛ぶ
晴れ着の子銀杏の下の七五三(銀杏:いちょう)
狂い咲き桜朝顔秋いずこ
鱒の子は紅葉の小舟かくれんぼ(紅葉:もみじ)
枯葭にスケッチブック子らの声(枯葭::かれよし)
ハナミズキ赤さ眩しきまろい実よ
サルビアの秘かに咲きし花壇かな
秋薔薇石膏乙女を守り咲き(秋薔薇:あきそうび)
楓の葉ところどころに紅をさす
子どもらはみんなの子ども七五三
我か彼誰ぞ蜜柑をもぎらんか
冬の風ロックンロールは死ににけり
枯野原死んだ人のみ正しけり
冬の空どこもかしこも壁ばかり
紅葉濡れ寺の鐘の音朱に染まん(紅葉:もみじ)
ケーブルカー銀杏黄葉は窓に付く(銀杏黄葉:いちょうもみじ)
けぶる霧阿夫利の社光る梁
狂人はこの世動かし年暮れぬ
単線のすすきはみ出し絵のチョーク
静かなり多摩川岸辺冬枯れて
冬の夕古き校舎は時越えん
どこからか中洲のすすき烏の子
寒椿土方歳三過去の夢
未だ続く狂人の暗き冬の雲(未だ:まだ)
灯油売りオルゴールの音冬初め(音:ね)
無関心冬より寒き続く空
冬来ずも冬より寒きニュースなり
分離体続くよ続く寒椿
反射炉は冬徳川家夢始末(徳川家:とくせんけ)
冬の午後いつも松崎静かなり
曇り空見えぬ夕日に冬惜しむ
木枯しの吹かぬ鈴の音夢なのか(音:ね)
川原に真っ赤な桔梗の実が一つ
落葉無き玉砂利の道風清む
冬杉の森の陵墓に頭垂れ(頭:こうべ)
一本の寒椿青い空の下
車窓より柿の木実る一軒家
渓谷の熊鷹幾度も着水す
寒椿イオン生垣歩く人
年の暮れ供花白菊と生垣椿(供花:くげ)
除夜の鐘僧侶祈れよ停戦を
雨降らぬ梅雨の青空蝉はじめ
朝早く蓮の咲くのを聞いたことなし
夜の風アイスをほうりバスを待つ
入道雲フロントガラスにまた立ち昇る
油蝉駐車場での死骸なり
雷の雲間に青空見えにけり
掃き掃除散っては咲くよ百日紅
夏越えの鱒を釣らずに草を釣る
ロマンスカー窓から見えた鰯雲
暗き雲響けど見えず遠雷か
燕去る議事堂の空花の歌
釣竿に二頭紅さす赤蜻蛉
森の道レオの思い出彼岸花
彼岸花つつじの葉の間二輪咲き
雨やどり日向薬師の小鳥たち
雨しずく折るな折れるな彼岸花
秋祭り神輿にいます母は子に
蜻蛉去り山女魚は走り鉤は紅(鉤:はり)
猿田淵昔の山女魚の秋の夢
鈴虫の歌あはさるは禅の寺
秋の雨小さなあまご走る影
蜜柑落ち甘き黄色に嬉し蟻
暗き雲初秋の向こう茜色
草の影見えず聞こえる蟋蟀か(蟋蟀:こおろぎ)
枯れ葉あり車の中に赤緑
蜘蛛の巣を掃いつ秋の竹の藪
秋桜は小さな棚田の畦に咲く
秋晴れに苗木の並ぶ籠の中
植樹祭新藁渡すみなの笑み
秋釣りも悪いニュースは遠ざけず
空に溶け少しが残る鰯雲
柿の実の歩道に落ちし痕ありき(痕:あと)
秋の午後バトミントンの羽根の飛ぶ
晴れ着の子銀杏の下の七五三(銀杏:いちょう)
狂い咲き桜朝顔秋いずこ
鱒の子は紅葉の小舟かくれんぼ(紅葉:もみじ)
枯葭にスケッチブック子らの声(枯葭::かれよし)
ハナミズキ赤さ眩しきまろい実よ
サルビアの秘かに咲きし花壇かな
秋薔薇石膏乙女を守り咲き(秋薔薇:あきそうび)
楓の葉ところどころに紅をさす
子どもらはみんなの子ども七五三
我か彼誰ぞ蜜柑をもぎらんか
冬の風ロックンロールは死ににけり
枯野原死んだ人のみ正しけり
冬の空どこもかしこも壁ばかり
紅葉濡れ寺の鐘の音朱に染まん(紅葉:もみじ)
ケーブルカー銀杏黄葉は窓に付く(銀杏黄葉:いちょうもみじ)
けぶる霧阿夫利の社光る梁
狂人はこの世動かし年暮れぬ
単線のすすきはみ出し絵のチョーク
静かなり多摩川岸辺冬枯れて
冬の夕古き校舎は時越えん
どこからか中洲のすすき烏の子
寒椿土方歳三過去の夢
未だ続く狂人の暗き冬の雲(未だ:まだ)
灯油売りオルゴールの音冬初め(音:ね)
無関心冬より寒き続く空
冬来ずも冬より寒きニュースなり
分離体続くよ続く寒椿
反射炉は冬徳川家夢始末(徳川家:とくせんけ)
冬の午後いつも松崎静かなり
曇り空見えぬ夕日に冬惜しむ
木枯しの吹かぬ鈴の音夢なのか(音:ね)
川原に真っ赤な桔梗の実が一つ
落葉無き玉砂利の道風清む
冬杉の森の陵墓に頭垂れ(頭:こうべ)
一本の寒椿青い空の下
車窓より柿の木実る一軒家
渓谷の熊鷹幾度も着水す
寒椿イオン生垣歩く人
年の暮れ供花白菊と生垣椿(供花:くげ)
除夜の鐘僧侶祈れよ停戦を
年末なのでお墓参りをし、お墓を掃除し、供花を生けました。その後はいつものコースで、釣りの相模屋に行き、上溝の亀が池八幡宮に詣で御神籤をひくと「大吉」。ふと空を見上げると、この空の向こうの下には、この前、見たヴィム・ヴェンダーズの映画『PERFECT DAYS』で役所広司さんが演じた「平山さん」がなぜかいるような気がして、涙で目がにじみました。けれども、その空の向こうでは戦争をしている空の下があって、子どもたちですら殺されていく。もしかして、「平山さん」はヒーローではないけれど、映画という芸術が作ることのできた最も美しい人物ではなかろうか。さて御神籤に戻り、このようなことも書いておりました。
「第二十一番 御神籤
いそしみる
しるしはみえて
ゆたかにも
黄金(こがね)のなみよる
小山田(こやまだ)のさと
することなすこと幸(さいわい)の種(たね)となって、
心配事(しんぱいごと)なく嬉(うれ)しい運ですからわき目ふらず一心に自分の仕事大事(しごとだいじ)とはげみなさい
少しでも我儘(わがまま)の気を起(おこ)して色(いろ)や酒(さけ)に溺(おぼ)れるな
運勢 大吉」
ゆめゆめうたがふことなかれ
アレ・アブレウ監督のブラジル発のアニメーション映画『ペルリンプスと秘密の森』を見ました。2022年製作の映画であるにもかかわらず、監督いはくパウルクレーに影響された水彩画の絵のような美しい森の世界で展開される二人の子ども、一人はキツネ狼の妖精らしく、一人は熊ライオンの妖精らしい、そんな二人の友情を発見する物語は、ついには、今のパレスチナ、イスラエル、ガザで起こっていることに接続し、その寓意であるかのようなのだ。ぼくたち大人は取り返しもつかなく失敗した、子どもたちの友情がかろうじて世界を変えてくれるということ。驚愕した。続編をぜひ製作して欲しい。早く世界から戦争がやむことを願うばかり。
映画「ペルリンプスと秘密の森」
うらたんざわ渓流釣場の自然の渓流でのエリア、ヤマメクラシックⅠでフライフィッシングをしていると、空に一組のつがいの熊鷹が羽ばたき、滑空し、舞って、鱒や山女魚のいる川に、交互に何度に着水して、狩りをしているようなのだった。その野生の優雅な姿にぼくは威厳を感じている。何度も川に降りてきて、魚を捕ろうとしているらしいのだが、うまくいかず、何度も空に羽ばたく。そのうち、空の向こうに去っていったのだけれど、ぼくは熊鷹が人間などよりも高貴な生物であることは疑いようもなくなっていた。ぼくはその釣りのエリアを後にし、別のエリアの足を進める。そして、釣りを終え、釣り道具を車の荷台に載せ、車で釣り場の道をゆっくり走っていると、二羽の熊鷹がちょうどぼくの目の前を飛んでいて、その足に魚らしきものを握っていて、それをぼくに見せているかのようなのだ。悠々と空の向こうに二羽は飛び去って行った。
「パレスチナ・デイ」というパレスチナ支援のためのバザーがあるというので、東京ジャミイに行ってみた。東京ジャミイとは、東北沢の駅から見えるイスラム寺院、モスク。イスラム教徒らしき人たちが尖塔の建物に吸い込まれていく。ぼくもその建物に入ると、たくさんの人でごったがえしていて、イスラムの人たちの近所の寄り合いのようであった。ぼくはパレスチナ支援の寄付をし、一枚の手縫いのスカーフを買う。そして、階段を上がると中庭のようになっていて、食事の出店でお茶やハラールの料理が売られており、礼拝所の入り口が見える。そこから靴を脱いで入ると、あたり一面幾何学模様が美しく、清く凛としていて、荘厳でもある。そこで、子どもたちが遊んで駆け回っている。そのかたわらで数人の男たちがメッカに向かって礼拝をしている。その光景を見て、ぼくの目頭に熱いものがこみあげてくる。ただ、平和を祈るのみ。
帰りに地元の相模大野のユニコムプラザで相模原市在住の画家、上條陽子さんが主宰されておられる「壁の中の子どもたち展」に行ってみる。ありし日の瓦礫とされる前のガザの子どもたちの描いた絵に胸がふたがれる思い。残酷な爆撃がやみ、平和が訪れるのを祈るのみ。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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