えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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柄谷行人さんの著した「憲法の無意識」を読んだ。哲学者イマヌエル・カントと精神分析医ジークムント・フロイトによって日本国憲法の九条を論じるというもの。カントもフロイトもドイツ人なんですね。どうしてだろう?

ちょっと難しい本だけど、「非現実的な」憲法九条について考えてみたい人は読んでみるといいかもしれません。難しくても明解でおもしろかったです。

この本に出てくる「自然の狡知」ってなんだろう? 「自然の隠微な計画」ということらしいのだが。

この本を読みながら、ふと、戦争と敗戦を知っている逝ってしまった多くの日本の文学者、小説家、三島由紀夫、渋澤龍彦、大岡昇平、安岡章太郎、安倍公房、谷崎潤一郎、梅崎春生、椎名麟三、埴生雄高、島尾敏雄、武田泰淳、北杜夫、石川淳、太宰治、そして、坂口安吾らに甦ってもらって、今の日本と日本国憲法を論じてもらいたいなどと思う。想像力、想像力です。

来る11月3日は憲法公布から70年目にあたるそうです。





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よく聴いているTheloniou Monkの2枚のアルバムがあります。"Thelonious Alone In San Francisco"と"Solo Monk"です。これを聴くと、気持ちの良い陽だまりにいるような気持になります。悪いことのすべてが、お日さまの暖かさで化学反応を起こし溶けだして、何かいいことに変容するかのようです。音楽の不思議な効能ですね。






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町田の仲見世通りにあるラーメン屋「七面」にラーメン屋さんには似つかわしくない「カレーライス」というメニューがあるのが気になっていて、今日、頼んでみました。本格派欧風ビーフ・カレーが出てきて、おいしかったのです。七面の主人は、昔、高級フレンチ・レストランのシェフだったという噂を聞きましたが、本当かもしれません。
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今朝、時間があって、町田天満宮にお参りして、御神籤をひき、こんなご託宣をいただきました。

「第二十四番 御神籤

思(おも)う事(こと)
思うがまゝに
なしとげて
思う事なき
家(いえ)の内哉(うちかな)

運勢 大吉」

最近は願うことは一匹の犬のことばかり。

JR横浜線古淵駅近くのAEONのペットショップのワンコ

みなさまににもご多幸を。

ゆめゆめうたがふことなかれ
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古いロックとかブルース、リズム・アンド・ブルース、レゲエとかが好きなのですが、誰か、バンドでキーボードを弾きたい人はおらんかな。一番好きなキーボーディストはザ・バンドのガース・ハドソンかな。それから、ギタリストも。ギターを置いて、もうそろそろ、やっぱ、歌に専念したい。イマジンする暇人を求めています。音の記録も残したい。あと、管楽器とかコーラスも歓迎します。

もちろん、性別、人種、国籍は問いません。昔、吾妻光良さんが来日したアフリカン・アメリカンのごきげんなブルース・ギタリストのゲイトマウス・ブラウンにどうして黒人のメンバーと演奏してないのですかとインタビューで尋ねたら、ゲイトマウス・ブラウンは、最近の黒人のミュージシャンにはろくなのがいない、おれは、ブル・シットとはプレイしない、その男が緑色の顔をしていても、プレイがごきげんなら、おれはそいつとプレイすると言っていました。

下の動画はガース・ハドソンのいるザ・バンドの「わが心のジョージア」です。

The Band - Georgia On My Mind from Sigerson on Vimeo.

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平塚市美術館に「香月泰男と丸木位里・俊、そして、川田喜久治」展を見に行きました。

香月康夫の洋画「シベリア・シリーズ」、丸木位里・俊の日本画「原爆の図」、川田喜久治の写真「地図」を見ながら、そうか、この人たちは、人生の中である決定的なことに出会い、目撃し、体験し、それを生涯をかけて反芻しつづけ、それが何であるかをほどこうとしたのではないかなどと考えた。それを自分の芸術の素材として使うのではなく、見てしまった地獄のようなことを、生涯をかけて描いたり、その傷跡のようなものを見つけ出し、写さずにはいられない、そのような心象からの苦しい道を一生、歩まねばならなくなったのではなかろうかなどとも思った次第。小説家にもおりました。戦後、ほとんど戦記しか書かなかった大岡昇平や、思い出したように断続的に従軍ものを著した古山高麗雄のような人のことでもあります。

展覧会を見終え、別のフロアで「原爆の図とアメリカ」という短い映画が流されておりました。その短い映画を見て、昨年、初めて丸木位里・俊の「原爆の図」がアメリカの首都ワシントンで展示される展覧会が開かれたことを知る。その展示会を見た"WORLD WAR II"と刺繍されたキャップをかぶっていた第二次世界大戦のアメリカ人のある元兵士が、インタビューに戦争は必要のないことだと答えていたのが印象的だった。その映画にはアメリカ人で日本に在住し、日本語で詩を書いているぼくの好きな詩人、アーサー・ビナードさんも映されていて、アーサー・ビナードさんは今は広島に移り住み、「原爆の図」に物語を付け、紙芝居にし、子どもたちに読み聞かせをする活動を行っているそう。

楽しくも明るくもない、重く暗い展覧会なのだけど、見てよかったと思いました。

開館25周年記念 香月泰男と丸木位里・俊、そして川田喜久治 | 平塚市美術館
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こんな夢を見た。ぼくはスペイン製のクラシック・ギターを弾こうとすると、そのギターの2本の弦、1番と2番が切れているのを知り、張り替えなくてならないと思っている。すると、ある贈りものが郵送されてきているのを知る。これは何かの記念のためにとぼくに贈られた父と母からのプレゼントなのだけど、その記念がどういう記念なのかはぼくは知らない。郵送物を包んでいた紙包みを母がほどきながら、これは無学な自分にはわからないけれど、あなたが欲しいと言うから、贈り物をしんぜますと言い、ぼくに渡してくれる。受け取ると、二冊の古い本で、一冊は平凡社世界大百科事典の分冊で2000年の年度版、一冊は日本文学全集の中の一冊で、小林英雄の集成。母親から丁寧に扱わないといけないよと言われつつ、ぼくは平凡社世界大百科事典の分冊で2000年の年度版の頁を開いてみる。装幀がくずれそうなので、そっと開いてみる。すると、そには写真の張り込みや手書きの書き込みがたくさんしてあって、その本が編集者が校正の時に使用したものだと知る。

そこで目が覚めた。子どものころ百科事典をながめるとも読むともなくめくっていくのが好きだったことを思い出す。そして、ランボーの詩の訳やモーツアルトについての批評文で有名な小林英雄だけど、ぼくの一番好きな文は「ゴッホの手紙」かな。校正中の本が贈られるというのはどういうことだろう? ぼくの本はまだ書かれていないところがあり、完成されていないことは確かなようなのです。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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