えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
浅草演芸ホール令和六年七月上席昼の部に参りました。いつも思うのだけれど、浅草の街の人並みは外国人だらけでも、寄席の中には日本人しかおりません。なんか、不思議な感じです。
見た演目を書き出してみます。前座の春風亭らいちくんの「子ほめ」、二つ目のの金原亭小駒くんの「手紙無筆」、柳家わさび師匠の「茗荷宿」、おしどりのお二人の漫才、桂三木助師匠の「たがや」、古今亭文菊師匠の「初天神」、小梅さんのマジック、入船亭扇治師匠の「道具屋」、桂文生師匠の昔の落語家をとりあげた漫談で一回目の仲入りとなりました。立花家橘之助師匠の三味線を弾いて唄う浮世節、春風亭一朝師匠の「芝居の喧嘩」、柳家小さん師匠の「替り目」、寒空はだかさんの漫談、三遊亭歌武蔵師匠の「たらちね」、柳家小満ん師匠の「悋気の火の玉」で二回目の仲入りです。金原亭馬治師匠の「鮑のし」、ロケット団の漫才、林家正雀師匠の「鴻池の犬」、春風亭一之輔師匠の「鶴」、翁家社中のお二人の曲芸、主任は金原亭馬生師匠の「看板のピン」で、その後に大喜利の芝居「塩原太助」がありました。
印象に残ったのは柳家わさび師匠の「茗荷宿」、古今亭文菊師匠の「初天神」、三遊亭歌武蔵師匠の「たらちね」、春風亭一之輔師匠の「鶴」などですな。あら、みんな定番の滑稽噺だ。
寄席はパラダイスです。
奄美大島に二泊三日の旅をしました。
二晩ともギターを弾きながら歌を歌ってしまいました。一晩目は老舗のライブハウス「ROAD HOUSE ASIVI」でぼくの作った名曲「Garden of Love」を歌い、二晩目は矢沢永吉さんファンのマニア的なマスターのカラオケとスタジオとバーのお店「カエル」でぼくの作った名曲「祭りばやし」と「わが家に帰る」を歌ってしまって、地元の人もたくさんいて、あたたかく聴いてくれて、とても楽しかったのです。
何としても行きたかった「田中一村記念美術館」にも訪れたし、田中一村終焉の家にも行ってみました。晩年の一村の妥協をしない厳しい労働の日々と絵描きとしての芸術への献身を知りました。砂糖黍畑のつらなる中や美しい海の海岸線をドライブしたりもして、夕方から太田和彦さんも推薦している居酒屋「一村」で美味しい魚やら豚足を食べながら珍しい黒糖焼酎を飲んだりもしました。
あー、奄美大島の町や村の醸し出す深い旅情、ノスタルジーの空気にぼくの胸はぐっと打たれてしまいます。この島からぼくの好きな、シンガーの元ちとせさんや民謡の朝崎郁恵さんが出てきたと思うと感慨もひとしおで、名瀬のノスタルジックな街を歩きながら、半世紀前のこの街のどこかであまりにも偉大な唄者の里国隆が煙草のピースの空き缶を前に置き、今は弾く人の少なくなった奄美竪琴を弾きながら唄っていたのかと思えば、慄然としつつも、唄や歌の神、ブルースの神、音楽の神のつかさどる電流がぼくの心と魂に走るようでもあって、目を細めたり、見開いたりしつつ、ありし日の里国隆の姿をなんとか見ようともしていたのです。
発句しました。
朝花や夏の奄美のノスタルジー
二晩ともギターを弾きながら歌を歌ってしまいました。一晩目は老舗のライブハウス「ROAD HOUSE ASIVI」でぼくの作った名曲「Garden of Love」を歌い、二晩目は矢沢永吉さんファンのマニア的なマスターのカラオケとスタジオとバーのお店「カエル」でぼくの作った名曲「祭りばやし」と「わが家に帰る」を歌ってしまって、地元の人もたくさんいて、あたたかく聴いてくれて、とても楽しかったのです。
何としても行きたかった「田中一村記念美術館」にも訪れたし、田中一村終焉の家にも行ってみました。晩年の一村の妥協をしない厳しい労働の日々と絵描きとしての芸術への献身を知りました。砂糖黍畑のつらなる中や美しい海の海岸線をドライブしたりもして、夕方から太田和彦さんも推薦している居酒屋「一村」で美味しい魚やら豚足を食べながら珍しい黒糖焼酎を飲んだりもしました。
あー、奄美大島の町や村の醸し出す深い旅情、ノスタルジーの空気にぼくの胸はぐっと打たれてしまいます。この島からぼくの好きな、シンガーの元ちとせさんや民謡の朝崎郁恵さんが出てきたと思うと感慨もひとしおで、名瀬のノスタルジックな街を歩きながら、半世紀前のこの街のどこかであまりにも偉大な唄者の里国隆が煙草のピースの空き缶を前に置き、今は弾く人の少なくなった奄美竪琴を弾きながら唄っていたのかと思えば、慄然としつつも、唄や歌の神、ブルースの神、音楽の神のつかさどる電流がぼくの心と魂に走るようでもあって、目を細めたり、見開いたりしつつ、ありし日の里国隆の姿をなんとか見ようともしていたのです。
発句しました。
朝花や夏の奄美のノスタルジー
東京文化会館で英国ロイヤル・オペラ・ハウスによるジャコモ・プッチーニ作(フランコ・アルファーノの補筆付き)のオペラ『トゥーランドット』を見る。むせかえるような異国趣味、エキゾチックな空気の中で、薄暗い夜の霧につつまれたような物語が始まり、進んでいく。アジアの後進性などという言葉すら思い起こさせるこれを『オリエンタリズム』の著作のあるエドワード・サイードはならばどう批評するのかなどとぼくは考えてしまうが、それこそがプッチーニの仕組んだ仕掛けなのだと途中、気がついた。1926年に初演されたこのオペラはプッチーニの末期にして未完の物語でもあるのだが、いつの時代かはわからない皇帝のいる中国を舞台にした物語は、ほとんどの演者は仮面をつけて歌い、踊る。イタリア人のプッチーニはその晩年にイタリアでのファシズムの発生に立ち会い、この『トゥーランドット』はヨーロッパ全体を暗い雲でおおい闇に閉ざしたその時代とその時代の終焉、そして、来るべき新しい時代の到来を予言しているかのようなのだ。その意味で今という時代にこの英国ロイヤル・オペラ・ハウスの演出は素晴らしい。鳥肌が立つほど感動しました。
新宿末廣亭令和六年六月下席昼の部を見にいきました。
見た演目を書き出してみます。前座の柳家小きちくんの「うそつき弥次郎」、二つ目の三遊亭歌彦くんの「持参金」、二つ目の入船亭扇七くんの「たらちね」、ホンキートンクの漫才、春風亭勢朝師匠の徳川家康とかの徳川家を題材にした漫談、古今亭菊寿師匠の「粗忽長屋」、林家ペーさんのギターを弾きながらの漫談、三遊亭歌る多師匠の「桃太郎」、林家種平師匠の「ぼやき酒屋」、三増紋之助師匠の曲独楽、吉原朝馬師匠の「浮世床」から「夢」の段、柳家権太楼師匠の「代書屋」で仲入りです。三遊亭志う歌師匠の「熊の皮」、アサダ二世さんの奇術、三遊亭一之輔師匠の「かぼちゃ屋」、三遊亭歌武蔵師匠の「長短」、翁家社中の曲芸、主任は三遊亭歌奴の「五貫裁き」でした。
いくつか、印象に残った演目です。三遊亭歌る多師匠の「桃太郎」は子どもが可愛らしい。柳家権太楼師匠の「代書屋」はいつ聴いても、何度聴いても面白くて、笑ってしまいます。三遊亭志う歌師匠の「熊の皮」の与太郎の罪の無さ。アサダ二世さんの奇術のゆるさが最高。三遊亭一之輔師匠の「かぼちゃ屋」の滑稽さに大笑い。三遊亭歌武蔵師匠の「長短」は、今までは相撲での物言いの審議の説明の漫談しか聴いたことがなかったけれど、今日、初めて武蔵師匠の落語を聴きましたよ。おもしろかった。
寄席はパラダイスですな。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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