えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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ポレポレ東中野で23年前に作られて長らくある事情により公開されなかったらしい森川時久監督の「夏少女」を見ました。公開されなかったある事情とは何となく察しというか、想像できるみたいなのだが、戦争の記憶が日本から薄れていくような今、公開されてよかったとも思う。

ルイス・ブニュエルの幻想映画のようでもあり、昔からの日本映画の真骨頂であるファミリー・ドラマのようでもあった。

間寛平さんと桃井かおりさんの演じる夫婦がとてもよかったけれど、さらによかったのが主人公を演じる子役の男の子と女の子。二人とも、この時のこの「夏少女」が初めての演技経験だったそうだ。そんな二人が夏の海の光のように美しくキラキラと輝いておりました。
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多摩美術大学美術館という小さな美術館に「エターナル・アフリカ*森と都市と革命」展を見に行きました。

アフリカ文化や思想、政治の研究者として、そして、ぼくにとっては何より、アフリカのポップ・ミュージックの紹介者として思い出される亡き白石顕二さんのアフリカ現代アートのコレクションです。

絵を見ながら、ぼくの心はアフリカの密林や大地に住む精霊たちと心の中で歌い、踊っていました。その精霊たちが、世界中の都市にも侵入し、伝播し、ぼくたちを知らない世界にいざなった、そんな時代の20世紀が、一休みしつつ、まだまだ続いていく予感。それらの人類発生の地、アフリカの精霊たちは、長い長い旅の末にたどり着いた東アジアの端の島の祭りの神やものの怪の姿にも何やら似ているという嬉しい発見。

すると、課外授業で見学に来たたくさんの小学生が美術館に入ってきて、笑い声があふれていた。子どもたちはこれらの絵や像をどのように見たのだろう?
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東中野にうなぎの串焼きの居酒屋さん「クリカラ」があって、うなぎを内蔵から骨から全部、食べちゃうんだよ。とても美味しい。
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あいちトリエンナーレの「表現の不自由展」で二つの展示物が展示されていて喧しい。ネットのニュースで見た一つは韓国の作家による従軍慰安婦像のようで、一つは昭和天皇の写真(昔は御真影といったという)が焼け落ちたものだという。ぼくは従軍慰安婦像はまったく問題にはならないだろうと思っていて、むしろ、右翼にとって不快なのは昭和天皇のインスタレーションの方だと思っていた。

昔、戦争画展というのをどこかの美術館で見たことがあるのだが、つまらない戦争協力の写真の中で、心ゆさぶられる絵もあったと記憶している。展覧会とはそういうものではないか?

ところで、ぼくはこの展覧会に今の天皇陛下がご観覧になられるところを想像してみる。従軍慰安婦像を陛下が静かに長い間、無言で鑑賞してすぎてゆく。昭和天皇の写真が焼け落ちたインスタレーションを見る陛下にすぐにおつきの人がこのように弁解をするかもしれない。

「申し訳ありません。このような展示物は今すぐ、撤去いたします」

すると、陛下はこのように述べられるのではなかろうか。

「撤去はいけません。このような展示物も日本のためではないでしょうか」

その昔、仁徳天皇はこういったそうだ。

「煙立つ民のかまどは賑ひにけり」

さて、伝統とは、保守とは、伝統を保守するとは何だろうか? 右翼の一水会は今の政府の執り行う大嘗祭につて、こう激しくツイッターで抗議している。

「今月26日、皇居・東御苑において大嘗祭のための地鎮祭が行われ、清水建設による大嘗宮建設工事がはじまった。新帝陛下の御大礼の無事の挙行を願うばかりであるが、憂うべき事態が起こっている。計画では、大嘗宮の中心をなす悠紀殿・主基殿の屋根を茅葺から板葺に、膳屋をプレハブにするというのだ」

「新自由主義の余波なのか知らないが、なんでもかんでもコストダウンすれば良いという話ではない。しかも、ことは我が国において至尊・至貴の祭祀である大嘗祭である。清水建設は予定価格の半額で入札したという。ならば、敷地面積は縮小しても、歴史に例のない異常な改変などせず、古式は残すべきだ」

「国産戦闘機を開発する努力もせず、宗主国から欠陥戦闘機を割高で売りつけられる。大多数の国民の生活の苦しさには目もくれず、消費増税で大企業の内部留保を膨らませる。何よりも大切な天皇陛下の大嘗祭は、プレハブで。安倍政権は「保守」を名乗りながら、何を保守すべきなのか全く理解していない」

ぼくは、あいちトリエンナーレの物議をかもしている二つの展示物について、ここまま展示すべきだと思いながら、大嘗祭の現政府の執り行いについては、一水会と同じく、強い不快感を表明してはばかりません。
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とある合氣道道場にて…

師匠「気が出ていると言えば、気が出るんだから、気が出ていると言えばいいんだよ」
弟子「気が出ている」

(すべて、実話です)
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この前、山梨県を車で旅をしました。初夏、梅雨の曇り空の下での思い出です。


道の駅南きよさと


つばめが元気よくいっぱい飛んでいました。


清里フォトアートミュージアム


この旅の一番の目的が清里フォトアートミュージアムでの「ロバート・フランク展 ー もう一度、写真の話をしないか。」だったのです。ロバート・フランク自身のオリジナル・プリントだそう。芸術としての写真の歴史を変えたといってもいい写真集「アメリカ人」は初めは酷評され、この写真に写っているのはアメリカではない、ロシアかどこかだなどと、いわれたそうだけど、本当に一部の人だけが絶賛したそうなのです。カメラを持った詩人の詩の心を写真を見ながら感じます。


身曾岐神社



凛とした良い空気の満ちた身曾岐神社です。ここは禊教道場にして、古神道本宮を僭称しているらしいのだけど、僭称というと怒られるかな。古神道というより、最近、ぼくは古い日本の信仰とはどんなものだったのだろうとの興味から、柳田国男をよく読みます。


下部温泉郷


下部温泉郷はさびれているを通りこし、1970年代の遺構をそのまま残しているというような風情に魅かれてしまいます。泊まったのは湯本ホテル。すっかりリピーターになってしまったよ。沸かした温湯と源泉かけ流しの28度から32度の低温泉に交互に入って、ながく浸かっていると、すごく癒されます。


身延山久遠寺





身延山久遠寺は日蓮宗の総本山。ぼくは日蓮宗の門徒ではないのだけれども、日蓮上人の波乱万丈の人生を想うのだった。
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ふなご やすひこさんと木村 英子さんが参議院議員となられる。これまでの人生の苦難、大きな壁を乗り越えられてきた二人に、初登院の際には、参議院議員の方々は党派を超えて、起立して暖かい拍手で、迎えられてはどうだろうか? 美しい光景だと思うのだが。たまにはいいことがあるものだ。

この歌「飛べ、車いす」を歌ってエールを送ります。

♪♪♪
扉を開けた
歩道を通りぬけ
子どもたちの遊ぶ
森の公園に行った

ヘ、ヘ、ヘイ
飛べ、車いす

どこかに行きたけりゃ
どこにでも行くさ
ぼくが押してゆくと
きみが笑っているよ

ヘ、ヘ、ヘイ
飛べ、車いす

空飛ぶ教室
それとも体育館
旅するピアノ
日曜日のグラウンド

ヘ、ヘ、ヘイ
飛べ、車いす

  ときたまうまく行かないこともあるさ
  誰かがぼくらを傷つけたとしても
  きみとぼくがいるよ ずっと友だちだよ
  広い空をめぐり、どこまでも行こう

ヘ、ヘ、ヘイ
飛べ、車いす
飛べ、車いす
飛べ、車いす♪♪♪

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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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