えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

星野哲也監督の映画『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』を見ました。岩手県の一関に「ベイシー」という古いジャズ喫茶があって、そこを追いかけたドキュメンタリー。
ジャズ喫茶「ベイシー」もかっこいいが、「ベイシー」のマスター、菅原正二さんが、さらに輪をかけて、かっこいい。菅原さんの「ジャズというジャンルはない、ジャズな人がいるだけだ」は名言だなぁ。この「ベイシー」という喫茶店、ある時、霊媒師がやってきて、ここにはいろんな霊が住みついている、お祓いをした方がいい、と言われ、菅原さんは一人も払わないでくれ、と答えたという逸話も残る。音楽の歴史のようなそこには、いろんなミュージシャン、それこそ、カウント・ベイシーからエリビン・ジョーンズ、安倍薫から渡辺貞夫、坂田明の面々、いろんな人がやってきているのを壁一面の書置きも物語っているのです。
ぼくも今夜はレコードで古いジャズを聴きましょうかね。
『ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)』公式サイト


渡良瀬の地の旅をしました。
昔から行ってみたいと思っていた足尾鉱毒事件田中正造記念館に見学をしに行きました。昔、相模原に住んでいたという初老の紳士から田中正造と足尾鉱山の鉱毒事件について丁寧な説明を受けました。内村鑑三の書いたぼくが何度も読み返した名著に「代表的日本人」という本があるのだけれども、そこに五人の日本人が取り上げられている。西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の五人です。もしも六人目としてこの本に登場する人を明治以降の日本人から選べば、生涯をこの広い地、村々と人びととともに生きた田中正造が選ばれるのではないかいら。パネルの説明を受けながら、何度も同じ過ちを繰り返している日本人と近代が日本にもたらした病のようなものを思ってしまう。田中正造の没した 1913年(大正2年)9月4日からおよそ一世紀後のこの前の東日本大震災の時、廃坑となっている足尾鉱山の跡地から鉱毒が再び流れ出したというのです。
夕方の桐生の町をぶらぶら歩いてみました。人のいない古い神社、桐生西宮神社がいい風情でした。知らない町を歩くのもひさしぶりだな。夜も暮れぬころから居酒屋「左門」に入り、生ビールと日本酒をまぐろをつまみに飲みました。美味しかった。「左門」を出て、夜の小さな街を歩いていると「ヴィレッジ」というライブ・バーがあり、入ってみました。ぼくの知らないシンガー、我孫子智子さんのグループのライブの日でした。ジャズのスタンダードを中心にいろんな歌を演奏してくれます。知らない町で行き当たりで聞く生の音楽にいやされます。お店の内装に飾られた絵がまたいい。ひさしぶりにアイラモルトの名ウィスキー、ラフロイグのロックがおいしい。グラスには丸く削られた氷が入っていて、この店はできるな。ラストの曲はフランキー・ヴァリの歌ったスタンダード・ナンバーの名曲「君の瞳に恋してる」。楽しかった。
この旅の目的は鉄分補強だったのです。わたらせ渓谷鐵道を往復しました。わたらせ渓谷鐵道は渡良瀬川に沿って登ってゆきます。渡良瀬川では魚も住めるようになり、その流域は米も実るようになった。列車にゆられながら、いつのまにかうつらうつらしつつ、わしらのことを忘れんでくれてありがとなという苦しみを生きた昔に人の声を聞いたような気もしたのです。
桐生天満宮と宝徳寺に参り、帰って来ました。
昔から行ってみたいと思っていた足尾鉱毒事件田中正造記念館に見学をしに行きました。昔、相模原に住んでいたという初老の紳士から田中正造と足尾鉱山の鉱毒事件について丁寧な説明を受けました。内村鑑三の書いたぼくが何度も読み返した名著に「代表的日本人」という本があるのだけれども、そこに五人の日本人が取り上げられている。西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の五人です。もしも六人目としてこの本に登場する人を明治以降の日本人から選べば、生涯をこの広い地、村々と人びととともに生きた田中正造が選ばれるのではないかいら。パネルの説明を受けながら、何度も同じ過ちを繰り返している日本人と近代が日本にもたらした病のようなものを思ってしまう。田中正造の没した 1913年(大正2年)9月4日からおよそ一世紀後のこの前の東日本大震災の時、廃坑となっている足尾鉱山の跡地から鉱毒が再び流れ出したというのです。
夕方の桐生の町をぶらぶら歩いてみました。人のいない古い神社、桐生西宮神社がいい風情でした。知らない町を歩くのもひさしぶりだな。夜も暮れぬころから居酒屋「左門」に入り、生ビールと日本酒をまぐろをつまみに飲みました。美味しかった。「左門」を出て、夜の小さな街を歩いていると「ヴィレッジ」というライブ・バーがあり、入ってみました。ぼくの知らないシンガー、我孫子智子さんのグループのライブの日でした。ジャズのスタンダードを中心にいろんな歌を演奏してくれます。知らない町で行き当たりで聞く生の音楽にいやされます。お店の内装に飾られた絵がまたいい。ひさしぶりにアイラモルトの名ウィスキー、ラフロイグのロックがおいしい。グラスには丸く削られた氷が入っていて、この店はできるな。ラストの曲はフランキー・ヴァリの歌ったスタンダード・ナンバーの名曲「君の瞳に恋してる」。楽しかった。
この旅の目的は鉄分補強だったのです。わたらせ渓谷鐵道を往復しました。わたらせ渓谷鐵道は渡良瀬川に沿って登ってゆきます。渡良瀬川では魚も住めるようになり、その流域は米も実るようになった。列車にゆられながら、いつのまにかうつらうつらしつつ、わしらのことを忘れんでくれてありがとなという苦しみを生きた昔に人の声を聞いたような気もしたのです。
桐生天満宮と宝徳寺に参り、帰って来ました。


こんな夢を見た。ぼくはどこかの講堂にいてビジネスに関係した講演会かセミナーでスピーチを聴いている。それが終わると舞台の袖から客席に出てきた女子に声をかけられる。あら、ひさしぶり、なつかしいね、この後、居酒屋に飲みにでも行こうよとその女子に声をかけられ、ぼくは、いいね、行こう、行こうと答える。本当に十年以上ぶりに会った友だちなのだ。外の出ると以前、勤めていた会社の人が一杯いて、これから呑みに行く人を募っている。ぼくは手をあげ、一緒に飲み行こうとして、その集団の後を歩きだす。宴会をする居酒屋は「いろは」という駅の近くに店らしい。ひさしぶりに会った友だちの女子には居酒屋に着いてから連絡しようと思う。ところがその集団からぼくは遅れ、独りになり、あたりの風景は林から深い森に変わり、なかばぼくは迷子のようになっている。どうしようかと思い、あの前の会社の点呼をとっていた人の携帯の電話番号がぼくのスマホに登録されているはずだと思い出し、電話をかけようかなと思っている。居酒屋に着いたら友だちの女子にスマホから電話するつもりだ。ここはどこなんだろうとぼくはあたりを見渡している。
そこで目が覚めた。朝、その夢を反芻していると、ぼくの家の部屋の壁を小さな蜘蛛が歩いているのを見た。ぼくは蜘蛛がいい動物にしかいつも見えないのだった。ぼくは蜘蛛をそっとほっておく。蜘蛛はじっと網をはって、悪い夢を取ってくれる。そして、ぼくが軽く自由になったなら、その細い糸で、ぼくをそっと引き上げてくれる。蜘蛛は「天と地を結ぶもの」、「天から幸運が下りてくる象徴」。
ゆめゆめうたがふことなかれ
そこで目が覚めた。朝、その夢を反芻していると、ぼくの家の部屋の壁を小さな蜘蛛が歩いているのを見た。ぼくは蜘蛛がいい動物にしかいつも見えないのだった。ぼくは蜘蛛をそっとほっておく。蜘蛛はじっと網をはって、悪い夢を取ってくれる。そして、ぼくが軽く自由になったなら、その細い糸で、ぼくをそっと引き上げてくれる。蜘蛛は「天と地を結ぶもの」、「天から幸運が下りてくる象徴」。
ゆめゆめうたがふことなかれ


ジャマイカのToots Hibbert、大好きな歌手でした。地上での生はおしまいになり、今ごろは空の上から、歌ってくれているのだろう。これは1975年のご機嫌なライブです。
大好きなToots & the Maytalsのバラード「Daddy」を意訳してみました。
♪♪♪
父ちゃん、ぼくために母ちゃんに話しておくれよ
何か話して欲しいんだ
ぼくがここにいていいんだって
母ちゃんに会いたかったんだ
母ちゃんに抱きついて
母ちゃんと昔話でもして、母ちゃんにキスをして
母ちゃんの手を握って、揺すぶって
だって、母ちゃんが大好きなんだ
何か言ってよ
父ちゃん
何か言ってよ
父ちゃん
ぼくはずっと家から離れていた
どうやって帰ったらいいのかわからなかった
ある夜、ふと目が覚めると
ぼくははっきりわかったよ
こんな景色はみたことなかったと
母ちゃんと父ちゃんに会えたらなって
ぼくを見ておくれ
けれど、それは夢だった
それで家に帰ろうと決めたんだ
ぼくは橋を渡り始めた
ぼくはドアのところに
ジーンという一人の少女を見えた
彼女は
トューツ、あなたがここを出て行ってしまう前に
わたしはあなたに新しい名前をあげたのよ
ぼくがどうしてときくと
母さんはね
あんたがとても偉い人になるようにって思って
それはサティン・オー・ボノって名前なの
サティン・オー・ボノってぼくを呼んでもいいよ
とっても変わったいい名前だね…♪♪♪
Toots & the Maytals - Full Concert - 11/15/75 - Winterland (OFFICIAL)
大好きなToots & the Maytalsのバラード「Daddy」を意訳してみました。
♪♪♪
父ちゃん、ぼくために母ちゃんに話しておくれよ
何か話して欲しいんだ
ぼくがここにいていいんだって
母ちゃんに会いたかったんだ
母ちゃんに抱きついて
母ちゃんと昔話でもして、母ちゃんにキスをして
母ちゃんの手を握って、揺すぶって
だって、母ちゃんが大好きなんだ
何か言ってよ
父ちゃん
何か言ってよ
父ちゃん
ぼくはずっと家から離れていた
どうやって帰ったらいいのかわからなかった
ある夜、ふと目が覚めると
ぼくははっきりわかったよ
こんな景色はみたことなかったと
母ちゃんと父ちゃんに会えたらなって
ぼくを見ておくれ
けれど、それは夢だった
それで家に帰ろうと決めたんだ
ぼくは橋を渡り始めた
ぼくはドアのところに
ジーンという一人の少女を見えた
彼女は
トューツ、あなたがここを出て行ってしまう前に
わたしはあなたに新しい名前をあげたのよ
ぼくがどうしてときくと
母さんはね
あんたがとても偉い人になるようにって思って
それはサティン・オー・ボノって名前なの
サティン・オー・ボノってぼくを呼んでもいいよ
とっても変わったいい名前だね…♪♪♪
Toots & the Maytals - Daddy.


藤井道人監督の『宇宙でいちばんあかるい屋根』を見ました。
桃井かおりさんが「星ばあ」という浮浪者みたいな不思議なおばあさん役で出演していて、時の流れを感じてしまった。けれど、桃井かおりはやっぱ桃井かおりでした。ぼくらの世代では桃井かおりさんは萩原健一が主演したテレビドラマ『前略おふくろ様』の海ちゃん役を思い出すのだけれど、そのちょっと後に桃井かおり主演の『ちょっとマイウェイ』というドラマが好きでしたよ。桃井さんの主演の映画で、渡瀬恒彦と共演した前田陽一監督の『神様のくれた赤ん坊』は、ぼくが何度も見てしまった名作です。桃井かおりさんは偉大なる映画女優です。
「大石つばめ」役の清原果耶さんが可憐! この『宇宙でいちばんあかるい屋根』が映画初主演だそうです。エンディングロールにかかった主題歌はCoccoの作詞・作曲で清原果耶さん自身が歌っています。清原果耶さんは絶対に大スターになりそう。
藤井道人監督は日本アカデミー賞を取った社会派の映画『新聞記者』の監督で、まったく趣向を変えたファンタジー作『宇宙でいちばんあかるい屋根』での映像はとてもリリカルで美しくて、時おり夢の中のよう。とても驚きました。
あー、いい映画、見ました。
宇宙でいちばんあかるい屋根のオフィシャルサイト


大矢英代さんの著した『沖縄「戦争マラリア」-強制疎開死3600人の真相に迫る』を一気に読みました。この前、見た映画『沖縄スパイ戦史』を三上智恵さんとともに共同で監督した人が大矢英代さんで、2009年の時から2020年までの長きに渡った間の「戦争マラリア」の取材記録であるとともに、まぶしいような青春の記録でもあるような本でした。「戦争マラリア」とは軍名によってマラリアのはびこる地域の強制移住された人々が、次々に病死していった史実でもあることで、そこのは、軍というものが住民の生命を惨たらしく犠牲にするのかということでもある。そんな話を重い口を開け、すこしづつ話してくれた波照間島のおじい、おばあとの暖かい心の交流も書かれていた。そして、「最終章 なぜ今、戦争マラリア」で問いかけていることは、とても鋭い。この章から強制移住を経験した潮平正道さんの言葉を引かさせてください。
「戦争になると、国歌は「国」というものを大事にして「民」を犠牲にする。でも、「国」は「民」があって初めて成り立つものでしょう? 戦争になるとね、そんなことは国民は忘れてしまうんですよ。八重山の人たちも、「お国のため」「天皇のため」と言って、マラリアで死ぬと分かっていながら軍の命令に従ったんだから」
そう、戦争マラリアを生き抜いた八重山のおじい、おばあたちは、口々に「また戦争をするんかやぁ」と言っているそうなのだ。今、国が喧伝し始めている敵とする国のこととかを敵として安易に信じてはいけない。
この本『沖縄「戦争マラリア」』の取材の結晶である『沖縄スパイ戦史』は数々の賞も取り、国内では自主上映がつづき、海外の韓国、ドイツ、スイスでも上映され、第二次世界大戦後、もっとも戦争をしている国、アメリカでも上映が始まるそうです。本当におめでとうございます。


こんな夢を見た。ぼくはどこかの大学の教室にいる。二度目の大学入学を果たしたらしい。大学の教授から七冊の赤い表紙の本を渡される。ぼくはこれからの一年間、これらの本を熟読し研究しなくてはいけない。教授から教えてもらうことは、詩や小説、絵、演劇、音楽と心のありようについてらしい。教授は、十七歳で死んでしまったら、何でも許されると言って、山田かまちの詩をリズム・アンド・ブルースやゴスペルみたいな抑揚で朗読し始めて、ぼくは驚くような気持でそれを聞いている。
そこで目が覚めた。山田かまちとは1977年に十七歳の若さでこの世を去った人で、ギターの感電死とも、もしかして自殺ともいわれるその死を遂げた部屋のベッドの下から、おまりものたくさんの詩を書いたノートが出てきて、出版され、映画にもなった人。ぼくは山田かまちの本も読んだことはなく、映画もみたことはないのだけれども。そして、夢に出てくる赤い表紙の本とは、ユングの「レッドブック」のことかもしれない。山田かまちの何倍も生きたぼくは、近頃、ふと、いろんなことを学びなおしたいとも思っています。山田かまちの詩集、今度、古本屋で見つけたら読んでみようかしら。
そこで目が覚めた。山田かまちとは1977年に十七歳の若さでこの世を去った人で、ギターの感電死とも、もしかして自殺ともいわれるその死を遂げた部屋のベッドの下から、おまりものたくさんの詩を書いたノートが出てきて、出版され、映画にもなった人。ぼくは山田かまちの本も読んだことはなく、映画もみたことはないのだけれども。そして、夢に出てくる赤い表紙の本とは、ユングの「レッドブック」のことかもしれない。山田かまちの何倍も生きたぼくは、近頃、ふと、いろんなことを学びなおしたいとも思っています。山田かまちの詩集、今度、古本屋で見つけたら読んでみようかしら。


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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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