えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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今月のぼくの歌う予定です。他にもオープン・マイクなどに出没します。遊びに来てね。

えいちゃんのライブ・スケジュール
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マカロニ・ウェスタンの創始者であるセルジオ・レオーネ監督の1969年に公開された西部劇『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』を見ました。鉄道網が東から押し寄せ、開拓時代も終焉する時の砂漠の西部を放浪するガンマンたちへの挽歌を歌うかのような2時間40分でした。物語は冗長ですが、この長さに裏打ちされた独特の美意識に圧倒されました。本当にこんなドアップでむさくるしい男たちの仏頂面の顔を次から次へと見させられて、それがまたかっこいい。ガンファイトは多くなく、ストーリーも平板で、けれども、画面は圧倒的に砂ほこり舞う美しさで、叙事詩ならぬ、映像の抒情詩。

ヒロインのジル演じるクラウディア・カルディナ―レが素敵でした。奪い合う三人の男たちを演じるチャールズ・ブロンソン、ヘンリー・フォンダ、ジェイソン・ロバーズの渋いかっこよさ。男たちは去り、女は残り、そんなラスト・シーンでこうして一つの時代と男たちが終わっていったんだと思い、ほろりとしましたよ。

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』公式HP
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島田裕巳さんの著した「なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか」を読みました。古い神社や寺を巡るのが好きで、いつのまにか御朱印帳にたくさん印が押されているのだけれど、その神社の由来というのも気になるものです。この本ではそのようなたくさんの神社を解き明かしたもの。日本で一番多い八幡様はもとは朝鮮半島からの渡来の神であったらしい。「託宣集」に書かれた八幡神の起源についての引用。

「辛国の城に、始めて八流の幡と天降って、吾は日本の神となれり」

神道の神は多様であって、古事記や日本書紀の神々であったり、実在の皇族や武士、官士であったりして、また、そのどれにも当てはまらないものも多い。言霊の幸ふ国は神々のの幸ふ国でもあって、それらにさらに足して、仏教の仏らが日本の国に現れた姿でもあるという。明治政府のよる廃仏毀釈の前までは本地垂迹の神仏習合として信じられてきたものだった。ぼくはそんな古い日本を訪ね歩いているのかもしれん。






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すみだトリフォニーホールで「ブルガリアン・ヴォイス アンジェリーテ 来日公演」を見ました。地声で歌うブルガリアの民謡のコーラス・グループなのです。その地から歌声が、幾層もの倍音となって、天まで届くかのようでありました。日本の雅楽のグループ、笙アンサンブル星筐との数曲の共演も本当に素晴らしかった。ブルガリアン・ヴォイスも笙もさわりの響きなのです。ウィキペディアからさわりについてです。

さわりとは、楽器の音色の名前。噪音の一種。音色は楽器によって異なる。例えば三味線では、最も低い弦の位置を工夫することで弦に独特のビビリ音が得られるだけでなく、他の弦を弾いたときに同調して共鳴する。この音を「さわり」と呼ぶ。

美しき雑音、Beautiful Noiseです。

ブルガリアン・ヴォイスっていいよって、ずっと昔、教えてくれたのはNon Bandのタマガキくんでした。いまでもドラム、叩いているね、なんて思い出した。

さて、コンサートにもどり、本当に生で聞けてよかった。生で聞いて、美しい何かが、本当に地から湧き、天から降って来るようでした。







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このまえ、去ってゆく台風の中、伊豆半島をぐるっと車で一周する旅をした。泊まったところは、ぼくの隠れ処となったかのような、いつもの小さな入り江の町、松崎。夕日のさすころ、松崎だけ黒い雲が、どこかへと吹き抜け行ってしまったかのようでもあったのです。海が青いね。人がやさしいね。夕焼けがきれいだね。

来宮神社


下田港


石廊崎



石室神社


雲見浅間神社


雲見


松崎









伊那下神社


伊那上神社


土肥達磨寺


土肥


土肥金山


沼津


大瀬


大瀬神社


神池


三島大社

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めずらしく破顔一笑しているあちきですが、手の位置とギターの位置が不思議にずれている。どいうことなんだろう? 誰か、光学的に説明してくれんだろうか?
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川崎の東扇島公園での渋さ知らズが結成30年とのお祭り「渋大祭」に行ってきました。

前日の夜、渋さ知らズ以外にどんなバンドが出るんだっけと思って、ネットでチェックしてみると、なんと、Sun Ra Arkestraの名前があるではないか。信じられないような気持になった。なんでも、突然にニューヨークから川崎に、この祭りのためだけのために飛行機に乗って大人数、やって来るのだそう。ぼくの目当ては渋谷毅オーケストラ、栗コーダカルテット、そして、ニューヨークからのSun Ra Arkestra、やっぱりトリの渋さ知らズなのでした。

渋谷毅オーケストラで久しぶりの生ジャズを聴いて、栗コーダカルテットでなごんで、若い衆の中村佳穂だのクラムボンだのビール飲みながら芝生に寝そべり見て、夕刻に空はにわかに晴れ渡り、Sun Ra Arkestraが演奏し始めた。"Sunset"と歌詞に出てくるバラードを演奏すると、川崎の港の向こうに夕焼けの赤いグラデーションが広がり、音楽もその景色もあまりに美しく、感動のあまり、涙がほろりと目頭を熱くさせるのだった。Sun Ra亡きあとSun Ra Arkestraはリーダーにしてアルトを95歳にして豪快にフリーキーに吹き鳴らすMarshall AllenのSun Ra Arkestraで、Sun Raはもうそこにはいないけれど、確かに30年以上前にぼくが見たのと同じく、そこに降臨していたのだよ。Sun Raはミュージシャンにも、ミュージシャンでない人にも、いつもこう言っていたという。

「きみができないことをきみはやりたまえ」

Sun Raに初めて会った時、Marshall Allenが、覚えたばかりのフルートをどんな風に吹けばいいのかと尋ねると、Sun Raはこう答えたという。

「きみが一度も聞いたことのない音を奏でるのだよ」

それは、多分、無限ということかもしれない。潮風を感じながら、赤く染まった夕焼のもと、Sun Ra Arkestraのスウィングに合わせて聞いていると、音楽は無限に美しいと感じた夢のひと時であった。

そのあと、ザゼン・ボーイズの騒音ぽいハード・ロックの後、さらなる騒音のような渋さ知らズが始まった。数えきれないバンド・マンの中にSun Ra ArkestraのMarshall AllenやMichael Rayも入って吹いている。次から次へと出てくるダンサーたちも合わさり、それは地底から蘇ったものらの、喜びや悲しみ、怒りなどのありとあらゆる感情をないまぜにして喚き重なり合う咆哮のようで、ぼくは口をあんぐりとあけて笑い、そして、叫び出さずにはいられないようであったのだ。

渋さ知らズ、30周年、おめでとう!
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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