えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
ぼくの大好きなシンガー、友川カズキさんの著した『一人盆踊り』を読んだ。友川さんが数十年にわたって、いろんなところで書いた文章や詩を集め、文庫本のしたもので、語りおろしも含んでいる。
いろんな人との交遊も書かれていて、そのいろんな人たちとは、中上健次さん、深沢七郎さん、大島渚さん、たこ八郎さん、篠原勝之さんなど、ひとくせもふたくせもあるぼくの好きな人ばかりなのです。
深沢七郎さんとのラブミー農場でのことなども書かれていて、同じころ、ぼくもラブミー農場に訪問したことを思い出した。その時のラブミー農場で深沢さんと音楽の話になり、ぼくは、最近、友川かずき(当時は「友川カズキ」ではなく、友川さんは「友川かずき」と名のっていた)の歌にすごく惹かれますと言うと、深沢さんは友川の歌はいいんだけどよ、あれは歌かね、むずかしい言葉、使って、歌っちゃってよー、この前、ロッド・スチュワートのコンサートに行ったんだけどよ、歌っていうのは、ロッドとかエルビスみたいにアイラブユーとかアイニードユーとか歌っていればいいんじゃねーの、などとおっしゃっておりました。けれども、『一人盆踊り』を読むと、深沢さんは友川さんの歌について、友川さんへ小包で送った私家版の本『みちのくの人形たち』と『秘戯』に添えられた手紙で、あなたのウタはネンブツですね、とお書きなっていたそう。最高の賛辞ではないですか。羨ましい。
語りおろしで近況を語る友川さんはなんだか楽しそう。五十歳を越えたことから、海外で友川さんの歌が聞かれるようになり、何度かヨーロッパ、アメリカ、アジアにコンサートツアーをしているそうだ。ヨーロッパへは、灰野敬二さん、三上寛さんと回ったそうです。あまりに濃ゆいメンツです。
本のタイトルの「一人盆踊り」で、友川さんは群れることが本当に嫌いだそうな。アメリカをけなしつつ、一人でコンサートを見に来るニューヨークのオーディエンスを友川さんは絶賛していた。それでさ、デモにもライブバーにも一人で行って、一人で帰ってくるおいらって、やっぱ、イケてるんじゃねーの。
友川さん、まだまだ、ひと花もふた花も咲かせてください。
アーロン・ソーキン監督の『シカゴ7裁判』を見ました。法廷劇で時間は法廷での裁判の進行通りに流れ、それ以外はあまり多くないの回想シーンが挿まれるのみですが、まったく退屈しませんでした。
時はアメリカがベトナム戦争をしていたころ、8人の人たちが政治集会とデモで「暴動を煽った」罪で逮捕、起訴され、物語が始まります。初めはシカゴ7ではなくシカゴ8だったのです。その8人のうちの一人、ブラックパンサー党のボビー・シールの審理停止が言い渡されたあたりで風向きが変わり、登場人物とそっくりな芸達者な俳優たちによって、驚きと感動のラストに向かっていきます。
映画を見終わって、民主主義って素晴らしいな、と思っていました。と同時に、今、アメリカではBLM、Black Lives Matterが起こり、アジア系へのヘイト犯罪への抗議が起きています。いつまでも民主主義は進んでいかなくてはいけない。
日本では自死した赤木俊夫さんの裁判が進められています。この裁判で日本国側は森友学園問題での決済文書の改ざんについて赤木さん自身が記したファイルの存在をやっと認めました。
世界も、もちろん、その中の日本も正義が叶う、そんな社会であってほしい、とぼくは願うばかりです。
シカゴ7裁判
						新型コロナウィルス禍の中、ぼくはオリンピックについて、無観客でもやるならばやればいいと思っていましたが、医療の現場の状況がネットや紙媒体のメディアを通して伝えられるにつれ、そうではないのではと考えを改めました。限られた人の命を救うための人的資源の中、オリンピックを開催して、失われなくていい命が失われてしまうのではないか? そのようなことが危惧されて、開催されて、選手も観客の楽しいのか? オリンピックは7月21日に競技が始められ、7月23日が開会式だそうで、始められるまで既に三カ月を切っております。誰かの命の危険をさらしてのオリンピック開催、パラリンピック開催に、なんとも嫌な憂鬱をぼくは感じ始めています。延期か中止を、という心内声が聞こえます。
東京都の緊急事態宣言も神奈川県のまん延防止等重点措置も5月31日まで延期だという。湖畔を自転車で走ってみたく予定していた5月1日から2日にの諏訪湖の旅行をキャンセルして、5月15日から一泊の宿を取り直したのですが、またキャンセルしました。トホホ…
																								東京都の緊急事態宣言も神奈川県のまん延防止等重点措置も5月31日まで延期だという。湖畔を自転車で走ってみたく予定していた5月1日から2日にの諏訪湖の旅行をキャンセルして、5月15日から一泊の宿を取り直したのですが、またキャンセルしました。トホホ…
						こんな夢を見た。ぼくはティーンエイジャーの頃に見た「自殺」というバンドが再結成されて、町田のライブハウスでライブをするというので、JR横浜線に乗って、向かっている。町田駅に着き、そのライブハウスに歩いて行く。ライブハウスはぼろぼろの掘っ立て小屋で、こんなところでライブをするのかな、と思う。演奏開始までまだ時間があるので、町田の街をぶらぶらする。再びライブハウスに戻ってくると、掘っ立て小屋の中からブルースハープの音も入った軽快なブルースロックの演奏が聞こえてくる。本当にここで再結成ライブをするんだとぼくの心は少しも踊る。掘っ立て小屋のドアから4人の男たちが出てくる。その男たちは、ついに町田まできてしまったよ、などと話している。一番の先頭で出てきてのは、ギターの栗原さんで、ぼくは、栗原さんですよね、と声をかける。栗原さんは、栗原だよ、おれが嘘をつくわけないじゃないか、と答える。大きな丸い薄い色のサングラスをして、赤茶けた長い髪に異様なパーマをかけている。かっこいい髪型ですね、とぼくが言うと、栗原さんはにやりと笑い立ち去っていく。ドアからライブハウスの中に入ると、まだほとんど人はいなくて、そこは赤茶けたオーストラリアの大地の土の上の小さな公園であった。アンプやマイクスタンド、ドラムセットがあるあたりがステージになっているのだろうか。ぼくはその公園のありふれた木のベンチに腰かける。
そこで目が覚めた。そういえば、ぼくがティーンエイジャーのころ、「自殺」というバンドがあって、幾たびかメンバーチェンジをしていたけれど、初期の川上浄、ボーカル、栗原正明、ギター、中嶋一徳、ベース、佐瀬浩平、ドラムスの布陣のころは、よくライブハウスに見に行っていたのを思い出した。ヤバい感じでかっこよかったな。そして、ぼくは大学に入って、軽音サークルに入って、ある時、OBの佐瀬さんと栗原さんが来ているから、これからみんなで飲み行かないかと誘われ、キャンパスの近くの庄やだか養老の瀧に飲みにいったのだった。10人以上の人が集まっていた。栗原さんは、三十歳になって、ますますロックができる、と言って、ぼくが佐瀬さんに無礼にも、佐瀬さんって、大学、卒業したんですか、と尋ねると、佐瀬さんは、ちゃんと卒業したよ、始めたものは最後までちゃんとやらなきゃだめだ、などとのたまってっておられました。二人とも、まったく先輩風を吹かせず、すごくいい人でしたよ。また、再結成したら、見たいなどと思い出していると、佐瀬さんと川上さんはすでに点鬼簿に名前が記されていることも思い出す。おれとそう歳も違わないのに日本のロックンローラーたちも早く逝ってしまうな。おれはロックンローラーじゃなくて、ブルースマンだから長生きするさ。Son Houseは86歳まで、B.B.Kingは89歳まで、Robert Junior Lockwoodは91歳まで生きたさ。おれは彼らを追い越してやる。このまま地球がおかしくなりつづけ、地は揺れ、渇き、赤い大地がむき出しになるそこで歌ってやる。
																								そこで目が覚めた。そういえば、ぼくがティーンエイジャーのころ、「自殺」というバンドがあって、幾たびかメンバーチェンジをしていたけれど、初期の川上浄、ボーカル、栗原正明、ギター、中嶋一徳、ベース、佐瀬浩平、ドラムスの布陣のころは、よくライブハウスに見に行っていたのを思い出した。ヤバい感じでかっこよかったな。そして、ぼくは大学に入って、軽音サークルに入って、ある時、OBの佐瀬さんと栗原さんが来ているから、これからみんなで飲み行かないかと誘われ、キャンパスの近くの庄やだか養老の瀧に飲みにいったのだった。10人以上の人が集まっていた。栗原さんは、三十歳になって、ますますロックができる、と言って、ぼくが佐瀬さんに無礼にも、佐瀬さんって、大学、卒業したんですか、と尋ねると、佐瀬さんは、ちゃんと卒業したよ、始めたものは最後までちゃんとやらなきゃだめだ、などとのたまってっておられました。二人とも、まったく先輩風を吹かせず、すごくいい人でしたよ。また、再結成したら、見たいなどと思い出していると、佐瀬さんと川上さんはすでに点鬼簿に名前が記されていることも思い出す。おれとそう歳も違わないのに日本のロックンローラーたちも早く逝ってしまうな。おれはロックンローラーじゃなくて、ブルースマンだから長生きするさ。Son Houseは86歳まで、B.B.Kingは89歳まで、Robert Junior Lockwoodは91歳まで生きたさ。おれは彼らを追い越してやる。このまま地球がおかしくなりつづけ、地は揺れ、渇き、赤い大地がむき出しになるそこで歌ってやる。
神奈川新聞で紹介されていた私設の小さな美術館である横浜本牧絵画館での「トロンプルイユの現在(いま)2021」展を見に行きました。
「トロンプルイユ」とは何かというと、だまし絵と呼ばれるものとは中の一つで、ウィキペディアによれば、「トロンプ・ルイユ(Trompe-l'œil、騙し絵)とは、シュルレアリスムにおいてよく用いられた手法・技法である。ただし、シュルレアリスムに限って用いられるものではない。フランス語で「眼を騙す」を意味し、トロンプイユと表記されることもある。」とのこと。ぼくの好きなマグリットの絵を思い出します。
横浜本牧絵画館のもっとも多いコレクションである岩田榮吉は「トロンプルイユ」の先駆者であり、その絵は日本で最も早くすぐれた「トロンプルイユ」といわれているらしい。
どの絵も絵画の二次元を抜け出そうとするかのようでもあり、美しい工芸品のようでもあります。
その中で中原未央さんの絵に特に惹かれました。スーパーリアリズムの手法からはみ出すかのような生々しいパッションを感じ、「journey of life」という絵は、21世紀のシュールレアリズムだと見とれてしまっていました。
Nakahara Mio
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HN:
	
えいちゃん
性別:
	
男性
職業:
	
S.E.
趣味:
	
音楽
自己紹介:
	
				音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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