えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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宮崎駿監督の『もののけ姫』を映画館で見ました。「IMAX」とかいう巨大スクリーン、強力音響の劇場で見ました。その没入感も素晴らしく、画面の小さなところにも目がいきます。とてもよかった。IMAXでいつか、スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』を見てみたい。

『もののけ姫』のアニメを超えたかのようなこのスケール感、宮崎駿監督って黒澤明とかが好きなのかな、などと思ってしまいます。

日本史におけるたたら製鉄のことなどが気になります。あと、出雲と伊勢のこととか、和人とアイヌのことなど。それに癩者、遊女。のちに宮崎駿さんは、他者と生きるとはどういうことかを描きたかった、とおっしゃっておられました。パレスチナとイスラエル、ウクライナとロシア、それらのこと顧みれば、『もののけ姫』の問いかける何かはいたって今日的なのです。

ラストの大団円の草花が育ち、咲きみだれもするシーンは、宮崎さん自身、その意味は説明ができないそうです。その大団円にぼくは何度、見ても、感動します。

『もののけ姫』は、語るべきいろいろなことどもを包摂した、アニメという範疇を越えて、日本の映画史に残る名画であることに疑いはありません。

『もののけ姫』4Kデジタルリマスター【IMAX上映】
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十月二十三日、上野の鈴本演芸場で令和七年十月下席昼の部です。見た演目を書き出してみます。前座の柳亭すわ郎くんの「真田小僧」、二つ目の金原亭馬吉くんの「道具屋」、鏡味仙志郎と鏡味仙成のお二人の太神楽曲芸、三遊亭歌武蔵師匠の「金の大黒」、春風亭柳枝師匠の「目黒の秋刀魚」、ロケット団のお二人の漫才、弁財天和泉師匠の「謎の親戚」、林家正雀師匠の「大師の杵」、遠峰あこさんのアコーディオン歌謡、柳家甚五楼師匠の「子褒め」で仲入りとなりました。鈴風金魚さん、鈴風にゃん子さんのお二人の漫才 、三遊亭白鳥師匠の「ナースコール」、三遊亭歌奴師匠の「佐野山」、ダーク広和さんの奇術 、主任は蝶花楼桃花師匠の「お菊の皿」でした。

今日の前半はけっこう居眠りをしておりました。そんな中で、弁財天和泉師匠の「謎の親戚」が面白かった。新作落語のよさも、ぼくは分かってきたようなのです。仲入りの後は、目も覚めて、がっつり聞きました。鈴風金魚さんと鈴風にゃん子の爆笑漫才。三遊亭白鳥師匠の新作「ナースコール」も面白い。三遊亭歌奴師匠の安定の人情噺「佐野山」。ダーク広和さんの奇術のとぼけた味。蝶花楼桃花師匠の怖くない定番の怪談噺「お菊の皿」で大笑いしました。

暗いこの世のつらさ忘れ、寄席は心のオアシスです。
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三井記念美術館で『円山応挙 革新者から巨匠へ』展を見ました。これまであまり足を運ばずにいた日本画の展覧会に最近、はまっております。今日もいいもの観ました。後に財閥となる三井家は円山応挙のよき、もっとも熱心な今でいうパトロンだったそうで、今回の展覧会も見ごたえがありました。とくに「竹雀図屏風」や「遊虎図襖」、伊藤若冲の「竹鶏図屏風」と対となっている、いわば合作の「梅鯉図屏風」が若冲の絵もあわせて、とてもいいと思いました。応挙の描く生きものたちがとてもかわいいのです。若冲との合作は、お互いに立てながらも、一番、得意なものを描いたという風情ですな。お互いのレスペクトが伝わってきます。

ところで、近ごろ、ぼくは日本の伝統の何がしかに惹かれますが、ふと立ち止まって考えてもしまいます。最近のインターネットではびこる排外や差別をあおる右翼、いわゆるネトウヨには嫌悪を感じますが、ぼくなどは彼らのいうパヨクなのでしょう。維新の会という政党は助成金を打ち切り、文楽を途絶えさせようとしていましたな。国立劇場の建て替えもしくは補修を長く店ざらしにして、何も進展させない自由民主党のどこが保守なのかぼくにはさっぱり分かりません。すると、ネトウヨとは真逆の坂本龍一が長谷川等伯についてインタビューで熱く語っていたのを思い出しました。ぼくといえば、今回の円山応挙展、平日にもかかわらず、たくさんの人で賑わっていることにほっと胸をなでおろすのです。
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山田無文さんの著した『十牛図 禅の悟りにいたる十のプロセス』を読みました。この本は臨済宗の僧侶であらせられた山田無文さんが昭和二十八年(1953年)に祥福寺専門道場にて頭をまるめたかばかりの若い僧侶に向けての「十牛図」の講話を古い録音テープから書き起こし、昭和五十七年(1982年)に禅文化研究所から出版されたものであります。山田無文さんは昭和六十三年(1988年)に遷化されておられますが、やはり高僧の言葉は古くならず、ぼくがいうのも僭越ながら、素晴らしい「十牛図」の解題であります。

昭和二十八年は日本の敗戦からの七年も続いた米軍の占領からと、それの解かれた翌年だと思えば、感慨もあります。敗戦もその後の混乱も持ちこたえた天台の教えに、どこか、新しく始まった日本に、高僧も胸高らかに、心新たになっておられるなにがしかをぼくは読みながら感じました。

章立てによって「十牛図」とはどのようなものかは、想像できそうなので、記します。

第一「尋牛」
第二「見跡」
第三「見牛」
第四「得牛」
第五「牧牛」
第六「騎牛帰家」
第七「忘牛存人」
第八「人牛倶忘」
第九「返本還源」
第十「入鄽垂手」

このように「十牛図」は牛を追い求める十の絵からなり、禅の悟りへのプロセスを表したものということです。この前、読んだ五木寛之さんは自身の著した「諦める力」の中では「返本還源」の後、「入鄽垂手」が来るのが素晴らしいと言っておられました。十の絵も面白く、とくに「入鄽垂手」の絵は驚きでもあります。禅の悟りのなんと楽しきことよ。さて、「第三「見牛」」での無文和尚の話を紹介し、この項を了としたいと思います。

諸国を放浪し、修行と布教に邁進する一遍上人が由良興国寺の法灯国師にお目にかかって歌を示された。
  となうれば仏もわれもなかりけり
       南無阿弥陀仏の声ばかりして
すると法灯国師は、
「そりゃまだ修行が足らん。もうひとつ工夫をしなさい」
さらに三年の工夫をされて、また法灯国師にお目にかかって歌を示された。
  となうれば仏もわれもなかりけり
       南無阿弥陀仏なむあみだ仏
法灯国師は、
「まあ、おまえさんはそこらでよかろう」
そこらでよからうと言われると気になるもので、
「それでは禅師、あなたはいかがですか」と言うと、法灯国師は、
  となうればわれも仏もなかりけり
       裏のお池に風がそよそよ

十牛図-禅の悟りにいたる十のプロセス
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家の庭の蜜柑の木に季節はずれの蝉の脱け殻を見つけ、びっくり。季語は二つ、使ってはいけません、と多くの先達に注意されそうなこんな俳句を発句。どうでしょう?(けれど、写真はピンボケ。)

 なんだろう蝉の脱け殻蜜柑の実
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大森立嗣監督の『おーい、応為』を見ました。江戸時代の絵師、葛飾北斎を永瀬正敏さんが演ぜられ、その娘の北斎応為を長澤まさみさんが演ぜられております。北斎の別れた妻を寺島しのぶさんが演ぜられていて、とてもいい。

原作は飯島虚心の『葛飾北斎伝』と杉浦日向子の漫画『百日紅』で、『百日紅』は昔、読んだことがあって、文字通りの名作です。

北斎応為は実物の絵を何度か展覧会で見たことがあります。残された絵は数点しかないそうだけれど、遊郭を描いた応為の絵を見ながら、その絵の持つ光の美しさに、ぼくは、早すぎた天才がここにいた、と思ました。『おーい、応為』での応為の火事見物が好きだったことになるほどと思いました。

映画はとくにストーリーもなく、北斎と応為と飼っている柴犬のさくらが引っ越しを繰り返し、絵を描き、江戸の町をさまよいます。この柴犬のさくらが映画でとても大切な役割を果たします。

映画の冒頭で、ぼくの知り合いというかある祭りのイベントでの友だちでもある浅草雑芸団のお二人が出ていたのには、少し驚きました。なかなか、飴売りの大道芸がそのまんまで、笑ってしまいました。

映画『おーい、応為』公式サイト | 10月17日(金)公開
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エマニュエル・トッドさんの著した『西洋の没落と日本の選択』を読む。エマニュエル・トッドさんによれば、ヨーロッパとアメリカ合衆国その倫理と道徳の失墜により、没落の最中だという。そこまではぼくも首肯しつつ、日本がアメリカ合衆国の従属国歌であることを脱するのを願いつつ、トッドさんは日本に核武装を勧めていることには疑念もわく。その核武装というのは、いかにも西洋的な没落をもたらす退嬰の様態ではないのかね? などという疑問を感じ、ぼくは、日本は西洋の狂気に巻きこまれることにないようにと願うのです。

世界的ベストセラー『西洋の敗北』著者の最新作『西洋の敗北と日本の選択』エマニュエル・トッド | 文春新書
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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