えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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宮ヶ瀬湖のあたり、清川村を自転車で散歩しました。




今日はいい天気。お昼ごろぼくの好きな天気雨も降ってきていた。雨宿り、あまやどり…
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日本とスウェーデンのアーティストたちによる「アートの庭」展も開かれている三渓園に行って、美しいもの、面白いもの見つつ、散歩しました。昔、梅の花盛りのころ、三渓園には来たことがあると記憶していて、これが二回目です。なかなか、「アートの庭」展、見ごたえがありました。旧燈明寺本堂に飾られた日本とスウェーデンのアーティストたちのアートを見ながら、これは熊野の地の補陀落浄土の信仰ではないかと、時と場所を越えてゆくアートの力がそこにあるような気がして、ぎくりと驚いていました。そして、三渓園は素晴らしい。













近くの本牧神社にお参りをしました。爽やかな鯉のぼり泳ぐ神社の石段をおばあさんが看護師に付き添われてお参りをしていて、石段を一歩一歩と登っていく姿に、ぼくの心は動き、昔から伝えられてきた何か大切なことを思ってもいたのです。


御神籤をひくと「吉」でした。

「第二十二番 御神籤

 雪の上に
  ほのかに
 咲ける
  白梅に
 有明の月
  にほふ
   すがしさ

 雪の上にかすかに梅の花の香りが漂い
 曙の月がさしています
 幸運はすぐ目の前に来ているのです
 しかし祈りの心を忘れてはいけません
 幸運は壊れ易いものです
 誠心(まごころ)を尽くしなさい

 運勢 吉」

ゆめゆめうたがふことなかれ
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新宿末廣亭に落語を聴きに行った。

明日の5月1日から11日まで営業はやむなく休止なのだそうだ。朝日新聞の報道によれば1日2万円の営業休止の協力金は拒否するとのこと。抗議の意味も込めてのことだと想像する。菅総理大臣と小池都知事の顔が思い浮かび、行政のすることはあまりに場当たり的で中途半端、ちぐはぐで犯罪的に愚鈍であると思う。

こころなしか今日の落語の演目は、春風亭一朝師匠の話した横暴な武士の役人の首が飛び、花火のように空に上がるという「たがや」をはじめ、棘が尖り、刺さるような噺が多かったように思う。けれど、林家正楽師匠のいろものの紙切りはいつも通りの紙切りだったのです。

新宿末廣亭
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ユン・ダンビ監督の『夏時間』を見ました。

ある夏休みにおじいさんの家で過ごすこととなった一家を少女の視点から描いたこの韓国映画は、なにやら、足踏み式のミシンやら、虫除けの蚊帳やら、大きなステレオセットやら、懐かしいものにあふれれていました。そのおじいさんの家の舞台の道具と同じぐらいに、展開のない序破急の筋のこの映画自体が、あたかも時の止まったのような夏の時間の懐かしさにあふれているようで、主役の姉オクジュ役のチェ・ジョンウンの微妙に揺れう動く少女の心と相まって、とても素敵でした。

長い、長い序の末に破れ物語がおしまいを急ぐありふれたストーリーのラストシーンを見ていると、家族を描き続けたあの偉大な日本映画の巨匠、小津安二郎の映画を思い出しました。小津映画とのいくつもの共通点を見つけて、ぼくは少しだけニヤリ。マーチン・スコセッシ監督が選んだ100本の映画の中で小津の『東京物語』がナンバーワンであったような、偉大な映画監督の影響力を思い出しました。

川崎アートセンターの中の映画劇場、アルテリオ映像館を出た後、ぼくは、この映画は昔どこかで見たことがあると思い、その昔どこかで見たことのある映画を思い出そうとして、何度もこの映画『夏時間』を心の中で反芻していたのです。この既視感、デジャブは何なのだろう? 静けさが美しい、映画自身が昔見たことのある光景であるかのような、そんな不思議な映画でもありました。

映画『夏時間』公式サイト
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入場の人数制限のかかったSOMPO美術館に予約して「モンドリアン展」を見に行こうと思っていたのですが、東京都の非常事態制限により、休館になってしまった。くやしくて、湘南にある二つの美術館、平塚市美術館と茅ヶ崎市美術館をはしごし、三つの美術展、「柳原義達展」、「川瀬巴水展」、「ほどく前提でむすぶ 藤田道子展」を見ました。それぞれの感想文です。

「柳原義達展」。一つのフロアー立ち並ぶたくさんの女の人の彫像、そして、もう一つのフロアーに並ぶ鴉と鳩のいくつもの彫像、それらの存在感が具象の力といったものを感じました。

「川瀬巴水展」。今回の美術展巡りのお目当てはこの「川瀬巴水展」でした。大正から昭和の時代にかけての美しい版画に詩情を感じ、じっと見つめていると、その美しい絵の情景の中にぼくの心は染まり、入り込んでしまうかのようでした。やはり川瀬巴水の版画は素晴らしい。見ているとニューヨークを撮りつづけたソール・ライターという写真家を思い出してもいました。景色をふと覗いてしまっている感じです。ノスタルジーとスタイリッシュな現代性が同時に川瀬巴水の版画にもあるようなのです。川瀬巴水の版画は良い! 三十分の川瀬巴水の版画製作をとらまえた映画を上映していました。美しい景色を求めて旅をし、写生する巴水。そして、小さな工房で作業する彫師と摺師が出てきて、その高度な技術を巴水は讃嘆する。偉大なり、版画!

「ほどく前提でむすぶ 藤田道子展」。そよ風が吹いてもほどけてしまうような結ばれた淡い色のリボンのインスタレーションを見ながら、その爽やかさがあまりに儚い。その真逆ともいえる、いつか見た、ダリの絵の中の真っ赤な血染めのようなリボンを思い出していました。そして、RDレインの大好きな詩とも散文ともつかない文集「結ぼれ」も思い出していました。「結ぼれる」とは「糸がからんで結び目ができる」とか、「結ばれてほどけにくくなる」ということ。つまりは、いつもこんがらがってしまうぼくは、「ほどく前提でむすぶ」ことなどできない人間なのです。

さて、非常事態宣言です。寄席は入場制限をして開きつづけるそうです。ミニシアターのユーロスペースも同じく入場制限をしつつ、開きつづけるそうです。朝日新聞の報じるユーロスペースの店長の話では、ミニシアターの営業自粛の協力金は一日二万円なのだそうです。ひどい話だ。ユーロスペースの店長は芸術への香典金かよと毒づいています。一石を投じる寄席や一部のミニシアターの動きにぼくは賛同してしまう。

そして、いつか相模原市にもちゃんとした美術館ができることを願ってやみません。

平塚市美術館

茅ヶ崎市美術館
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浅草寺でお参りをして、浅草演芸ホールで落語を聴きました。浅草寺と浅草演芸ホールはぼくの散歩コースの定番となりつつあります。

ちらほらとお店のシャッターも閉まっている、人通りの少なくなった雷門を抜けた参道を歩きながら、この街の商売を支えていたお客さんは外国人だったのだな、と思いました。

浅草演芸ホールで主任の三遊亭円遊師匠の届けてくれた話は、コロナ禍の暗い雲を晴らすかのような「火炎太鼓」でした。園遊師匠、ありがとう。

浅草寺でひいた御神籤は「大吉」よりさらに吉兆であるという人もいる「吉」でした。

「第四十三吉

 月桂将相満 月桂将まさに相満あいみたんとし
 追鹿映山渓 鹿を追うて山渓に映ず
 貴人乗遠箭 貴人遠箭えんせんに乗ず
 好事始相斉 好事始めて相斉あいととのう」

ゆめゆめうたがふことなかれ
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中古のギターを買いました。いかにもギターマニアの店員さんによると1968年か1969年製造のGibsonのHummingbirdということ。写真の手前のがGibsonのHummingbirdで、後ろのがEpiphoneのHummingbird。このギターたちをHummingbird Brothersと呼びます。

Hummingbirdで好きなのは、ピックガードのハチドリの絵とブルース的、ロック的なそのサウンド。ブルース的とかロック的とはどういうことなのかは、うまく説明できません。ものおじしないということかな?

GibsonとEpiphoneを交互に弾いて、出てくる音を比べてみると、思っていたほどに違いはないのですが、Gibsonの方が低音が出ていて、心なしか音に厚みがあるように感じます。

さて、ぼくはオカルトみたいなことがギターという楽器にはあると思っていて、それは、ギターという楽器はいろんな音を聴くことでできて、いい音楽を聞かせれば、聞かすほど、ギターの音は、鳴り始め、どんどんよくなっていくということなのです。ぼくがいいと思う音楽を聞かせれば、ぼくがいいと思う音楽のように鳴り始める。だから、このギターは決してケースにしまわずに、スタンドに立てかけておいて、いろんなCDやレコードをどんどん聞かせてあげようと思う。

ゆめゆめうたがふことなかれ
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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