えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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フールズのギター弾き、川田良さんが亡くなったという。

喧嘩っ早い人だっという噂だったが、初めてぼくが川田良のギターを聴いたのは高校生の時だった。そのころ、パンク・ロックが好きだったぼくは、どこかからか日本にもパンク・ロックを演奏しているやつらがいるらしいことを知り、西新宿の海賊盤屋さんかどかで手に入れたチラシを握りしめ、ライブに友だちと出かけてみたのだった。小さいバーらしきところにアンプとドラムを並べ、暴力的な音圧でロックを演奏していた3つのバンドは、サイズとスピードと自殺。近所が通報しマッポがうるさいからというわけで、その日は3っ目のバンドの自殺で演奏中止。後で、そのバーがゲイバーというところだたらしいことを知る。その中でサイズかスピードかどちらかで、ギターを弾いていたのが川田さんであった。

今、思い返せば、サイズと自殺は村八分の後継のようなバンドであった。村八分を実際に見たことのある人に言わせると、世界で一等初めのパンクバンドは村八分だそうだ。スピードはラモーンズみたいだったな。革ジャンだし。サイズは伊藤耕が歌っていて、あのころの耕は気さくで健康的なお兄さんであった。自殺のボーカルは化粧をしていて、得体の知れない怖いチンピラって感じだった。そういう人たちを見て、不器用な自分にもロックはできるんじゃないか、と思ったわけ。

そのころからライブハウスによく行くようになって、最もたくさん見たのが川田良がギターを弾いて、伊藤耕がボーカルを取るフールズだった。決まってライブの最後では、お客さんさんがステージに流れ込んで、みんなで"Freedom"とかってわめいて、踊り狂っていた。

川田さん、八丈島の出身で、ロックを演奏しに東京に出てきて、そこで出くわした時代がパンクで、出会ったのが生涯の腐れ縁、ブルーズ・ブラザー、伊藤耕だったってわけか。まるで、ジュニア・ウェルズとバディー・ガイ、ミック・ジャガーとキース・リチャーズみたいだと思っていた。耕ちゃん、別荘から早う出てこいや。待ってます。

あぁ、今夜は川田良さんに心から合掌します。天国からギターをかき鳴らしてください。

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えいちゃん
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男性
職業:
S.E.
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音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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