えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
舘野鴻さんの著した『ソロ沼のものがたり』を読みました。どこかの山の奥深くの森に住む小さな生きものたちを主人公にした生と死の物語でした。みんな、生きて死んでいきます。当たり前のことのようですが、それが素晴らしい。この物語を読んだこれからは、ぼくは、歩いていると、足元に小さな生きものの気配を感じてしまいそうです。
なんだか、深沢七郎の小説を思い出してしまう。この『ソロ沼のものがたり』を深沢さんの『楢山節考』のようにぼくは何度も読み返すでしょう。それから、仏教の法華経の教えには、生きとし生けるものはすべて仏になることが出来ると説き、この世のすべてのもの、私たち人間も動物も草木もすべてに尊い命があり、差別なんて無い、無駄なんて無い、みんな一緒だということだそうです。『ソロ沼のものがたり』はそのような物語でもあるみたいなのです。
<< 沖縄旅行
HOME
小菅村の小菅川の魚たち >>
[2386] [2385] [2384] [2383] [2382] [2381] [2380] [2379] [2378] [2377] [2376]
[2386] [2385] [2384] [2383] [2382] [2381] [2380] [2379] [2378] [2377] [2376]
この記事にコメントする