えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
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山田あかね監督の『犬と戦争 ウクライナで私が見たこと』を見ました。ウクライナでの戦時下の犬たちと、犬たちを戦争の惨禍から保護しようとする人たちをとらまえたドキュメンタリーでした。この映画を見ながら、犬を飼うと、犬と人は家族になるんだよな、などと自分の経験を思い出して、思う。この映画には戦争も生々しく記録されていて、たくさんの犬たちの死骸に目を背けたくなる。
この映画に出てくるイギリスの動物のレスキュー隊「BREAKING THE CHAINS」を立ち上げたトムはすごい。尊敬します。彼は元イギリスの軍人で、腕には入れ墨を一面にほどこし、屈強な兵士そのものだ。アフガニスタンでの従軍により、PTPSDになり、保護犬を飼うことにより救われたという。地雷の埋まっている戦闘の後の朽ちはてそうな民家の瓦礫に分け入り、何匹もの猫たちを救う。行方が分からなくなり、久方ぶりに連絡が来るのだが、ガザの瓦礫の中で動物たちを救っているのだ。トムは、自分のしていることは、ボランティアでも、仕事でもなく、人生そのものだ、という。かっこいい。ぼくは平和を祈るばかり。
映画『犬と戦争 ウクライナで私が見たこと』
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