えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

金曜日の会社帰りに新宿の老舗映画館、新宿武蔵野館に寄り、コーエン兄弟監督の最新作「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」を見る。
この映画を見ながら、アコースティック・ギターをしまったハード・ケースを抱え、1961年のニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジ界隈を彷徨しているような気分になりました。そして、オスカー・アイザック演じるルーウィン・デイヴィスのだめ人間ぶりに何か愛おしさを感じる。酔っぱらって、ライブハウスで罵詈雑言をわめきちらす姿に昔のぼく自身を思い出したりした。お恥ずかしい。
1961年というと、エルヴィス・プレスリーが兵役に取られ、ロックン・ロールの熱狂が去り、ボブ・ディランもまだメイン・ストリームの出てきてはいない。そんな時のニューヨークをほっつき歩き、シカゴまでヒッチハイクしたりし、ギブソンのギターでを弾き、風に吹かれゆくように、歌を歌っているのです。
キャリー・マリガン演じるヒロインのジーン・バーキーもかわいいですが、主人公といっしょに旅をする猫もかわいいです。
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