えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

損保ジャパン東郷青児美術館で「アントワープ王立美術館所蔵 ジェームズ・アンソール -写実と幻想の系譜-」と題された展覧会を見る。ジェームズ・アンソールはぼくの好きな奇っ怪なヨーロッパの絵描きなのだけど、今回の展覧会では、そのような奇っ怪な、例えば、骸骨や仮面や群衆を描いた絵はそれほど多くは見られず、むしろ、その前段階の写実的な絵の方が多く展示されていた。しかし、そんな写実的な画にも少しの怪しげな色使いはあるものだけど、ぼくの印象ではある日のある夜、アンソールはシュール・レアリズムの祖となるような絵を描きはじめたらしいのだ。
芸術家と狂気のようなことを思い浮かべてしまう。骸骨や仮面の舞踏会やそれらで街をうめつくす群衆が空からアンソールの頭に、心に下りてきたのだろうか? ぼくのもっとも見たかったのは「キリストのブリュッセル入場」なのだけど、この展覧会では展示されていなかったのは残念ではあった。昔、東京都庭園美術館で見たことがあったのだけど、もう一度見てみたい。ピクチャーはその絵です。おやすみZZZzzz.....
http://www.nhk-p.co.jp/tenran/20120414_130813.html

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