えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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塩出浩之さんの著した『琉球処分「沖縄問題」の原点』を読了した。読み進めるのが苦しくなる、そのような本であった。というのも、読んでいくと、150年前のことであるのだけれど、当時の為政者の加害、日本から琉球への日本人の加害に向き合わざるえなくなるからである。それは苦しい。苦しいけれど、日本の文物や伝統の好きなぼくだからこそ、向き合わなくてはならないのだ。嘉手苅林昌の唄う名曲「廃藩ぬ武士」、それが少しは理解できたようだ、というのもぼくの言葉はどうしょうもなく軽い。

琉球処分 「沖縄問題」の原点 -塩出浩之 著|中公新書

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多分、昨日がぼくの横浜DeNAベイスターズを野球場で応援する今年のラストの日となるのかもしれない。去年はクライマックスシリーズのチケットを取ることはできなかった。昨日の試合の結果は巨人に3対0でベイスターズが勝って、ペナントレースの第2位となりました。ぶっちぎりで阪神のペナントレースのチャンピオンは決まっております。けれど、2位か3位かでは、クライマックスシリーズのホーム球場のアドバンテージを取れるか、どうかでとっても大事。ぼくのフレーフレーベイスターズはつづきます。
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芳賀薫監督の『風のマジム』を見ました。伊藤沙莉さんが日本で初めてのラム酒造りに奔走する女子、伊波まじむを演じていて、楽しい。伊藤沙莉さんの何にもめげない主人公は朝ドラの『虎に翼』再びでとてもいい。

大河ドラマ『べらぼう』で喜多川歌麿を演ずる染谷将太さんが、まじむが通うバーのバーテンダーだったりします。見ながら、こんなバーに行って、ラム酒を飲みたくなります。

伝説の醸造家を演ずるのが、滝藤賢一さんで、この人も面白い。

ライ・クーダーみたいな音楽も素晴らしい。エンディング・タイトルを見ていると、音楽に高田漣さんの名前がありました。

夢が見つかったなら、それに向かって、てくてく歩いていくことって、素敵なことですね。爽やかな清涼に満たされるような映画です。

風のマジム
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合氣道の道場の先生から勧められ、広岡達朗さんの著した『93歳まで錆びない生き方』を読みました。

野球界の誇る名選手にして名監督の広岡達朗さんには二人のの師がおりました。中村天風と藤平光一のお二人です。藤平光一先生はぼくの通う道場の流派、心身統一合氣道を拓いた人でもあり、藤平光一先生は道場の先生に実際に合氣道を教えた人でもあります。藤平光一先生には二人の師がおりました。植芝盛平と中村天風のお二人です。植芝盛平先生の源流には大本教があり、中村天風先生の源流には玄洋社があります。あらためて、年をとって、すごいところに身をおいたもののだ、驚いてしまいます。

最近、道場で聞くのは「愛」ということです。心身統一合氣道には『誦句集』というとても大切な本がありますが、その中のまず初めに出てくる言葉を紹介いたします。

「一、座右の銘

 万有を愛護し、万物を育成する天地の心を以て、我が心としよう。
 心身を統一し、天地と一体となることが、我が修行の眼目である。

心身統一の四大原則
一、臍下の一点に心をしずめ統一する。
二、全身の力を完全に抜く。
三、身体の総ての部分の重みをその最下部におく。
四、氣を出す。」

王貞治さんの「一本足打法」を生み出されるきっかけとなったのが藤平光一先生の教えあると広岡達朗さんは『93歳まで錆びない生き方』で明かされております。

「一本足打法は「足を上げて勢いをつけて打つためのもの」と思われがちですが、実態はまるで違います。臍下の一点に心を静め、盤石の姿勢で立つためのものなのです。」

なるほど、と思いました。ほかにもためになる話がいっぱいで、『93歳まで錆びない生き方』には心身統一合氣道の氣がいたるところに通っていて、人生を本当に生きるための素晴らしい指南書であります。

『93歳まで錆びない生き方』広岡達朗
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群馬県の上野村の神流川に釣りの旅へと向かいました。

たしか、三年前の五月に釣りをした時は、雨の中、もっと釣れたと記憶しているのですが、山女魚や岩魚、虹鱒などの渓流の魚たちは、釣られ、放たれ、夏を越えて、さらに賢くなっているようなのです。それとも、魚は雨が大好きなのでしょうか? そうかもしれません。釣りの道の修行はつづきます。

川辺に蜻蛉がたくさん飛んでおります。猛暑、異常気象の昨今、生きものの命のめぐることは止むことはありません。燕も南に帰ったようですな。

泊まったところは群馬県の藤岡市の八塩温泉の昭和の1970年代の香りただよう八塩館。湯もいいし、風情ありますな。

次の日も神流川で釣りをしました。やっと目標が達成できたよ。めでたし、めでたし。

帰りに道の駅・上野で食べた猪豚のチャーシューののった醬油ラーメンが美味い。

帰るまでが旅といいますが、帰路のドライブで雨雲の空を悠々と飛び、渡ってゆく、美しく輝くかのような白鷺を見ました。鷺は魚の天敵ではございますが、その見た光景は吉祥の顕現です。「白鷺は塵土の穢れを禁ぜず(白鷺はどんなに汚れた地面に立っていても、その美しい白さを保つ)」という言葉もあり、日本武尊の霊は白鷺となって天に昇った伝わってもおります。よき知らせの兆しに違いありません。さらに、めでたし、めでたし。

(画像の絵は酒井抱一の「白鷺図」です。)
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読みかえせば『神神の微笑』での芥川龍之介の卓見は鋭い。この国(日本)の霊の一人がキリシタンの宣教師に語っております。

「私が昔知っていた土人に、柿本人麻呂と云う詩人があります。その男の作った七夕の歌は、今でもこの国に残っていますが、あれを読んで御覧なさい。牽牛織女(けんぎゅうしゅくじょ)はあの中に見出す事は出来ません。あそこに歌われた恋人同士は飽あくまでも彦星(ひこぼし)と棚機津女と(たなばたつめと)です。彼等の枕に響いたのは、ちょうどこの国の川のように、清い天川(あまのがわ)の瀬音でした。」

「しかし我々の力と云うのは、破壊する力ではありません。造り変える力なのです。」

「事によると泥烏須(デウス)自身も、この国の土人に変るでしょう。支那や印度も変ったのです。西洋も変らなければなりません。我々は木々の中にもいます。浅い水の流れにもいます。薔薇の花を渡る風にもいます。寺の壁に残る夕明り(ゆうあかり)にもいます。どこにでも、またいつでもいます。御気をつけなさい。御気をつけなさい。………」

青空文庫でお読みくださりまし。

芥川龍之介 神神の微笑
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吉行和子さんが亡くなられました。深く哀悼いたします。吉行和子さんというと大島渚監督の『愛の亡霊』での主役が忘れられません。藤竜也さんの演ずる不倫相手役とともに処刑される場面が衝撃的です。殺されて車引きの幽霊となって出てくる田村高廣さんもよかった。カンヌ国際映画祭のグランプリを受賞したハードな名作です。子どもは見てはいけません。夜中に一人でVODか何かで、ひっそりと見ることをお勧めしたく存じます。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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