えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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オリベル・ラシェ監督の『シラート』を見ました。タイトルの「シラート」はアラビア語で「道」を意味し、宗教的な意味においては審判の日に天国と地獄の上に架けられる細い橋を象徴するとされ、髪の毛よりも細く、剣のきっさきが立っているという。モロッコでのレイブパーティーに行くといって行方不明となった娘を探して父がヴァンに乗り、娘の弟の子どもを連れ、旅をするロードムービーでした。この映画の製作の本国、スペインをはじめ、ヨーロッパで大ヒットしているそうです。

たいして話の筋もないのに、なぜか眠くならないのはどうしたことか? 父と子の旅の途中、戦争が勃発し、国境線に難民が押し寄せて来ているというニュースが、車のラジオから聞こえてくる、そのあたりから不穏なことが、起こり始める。車はモロッコの砂漠をさまよいはじめる。レイブのハウスミュージックが映像と共鳴し、不思議な効果に包まれます。望みの絶たれた、いわくいいがたい映画でありました。

ラストのシーンを見ながら、ふと、ぼくは今の人類が83億人いると聞き、終末戦争が始まり、その99%が死に絶えたとしても、83,00万人、生き残るのだろうか、などと想像してしまう。確かに今の時代の絶望と微かすぎる希望をいいあてた驚くべき映画なのであります。

映画「SIRAT シラート」公式サイト
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国立能楽堂にて能楽を観賞しました。今日は第40回青翔会能楽研修発表会であります。若手能楽師の技能研鑽のための公演です。舞囃子の金春流「弓八幡(ゆみやわた)」、舞囃子の喜多流「東岸居士(とうがんこじ)」、舞囃子の喜多流「船弁慶(ふなべんけい)」、狂言の和泉流「清水(しみず)」、能の観世流「羽衣(はごろも)」でした。

舞囃子の「弓八幡」や「東岸居士」も素晴らしかったし、若人の舞囃子の「船弁慶」がダイナミックで迫力満点。

さて、狂言の「清水」は主人からお茶をたてるために手桶に山の川から清水を汲んでこいといわれた太郎冠者が、「清水に鬼が出た」と主人に嘘をついて手桶を置いて帰ってきてしまう。そこから一悶着、起こるのでした。日本の誇る元祖コメディーですな。

能の「羽衣」はおなじみ、遠州、三保の松原の「天の羽衣」の伝説の夢幻能です。天女は舞い、国土の繁栄を祈念し、曲は大団円をむかえます。この詞章にある拾遺和歌集の詠み人知らずの和歌を紹介いたしましょう。

 君が代は天の羽衣まれに来て撫づとも尽きぬ巌ならなむ

これは、天人が稀に地上に降りてきて、その軽い羽衣で大岩を撫でるとしても、大岩はつきることがない、そのように、君の寿命も長く久しくあってほしい、というような意味だそうです。ぼくの勝手な解釈では、天女も天皇の天下泰平のための祈りに声をあわせている、と思うのですが、そのような祈りも今の政治によってなきものとされつつあるのかもしれません。それにしても、若い人の初心がとてもまぶしかったのであります。
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六月十五日、新宿末廣亭にて令和八年六月中席昼の部です。見た演目を書き出してみます。前座の神田若之丞くんの講談「和田平助」、桂鷹桂師匠の「平林」、瀧川鯉朝師匠の「牛褒め」、コンパスのお二人の民謡漫才、神田蘭師匠の講談「越の海勇蔵」、立川談慶師匠の「洒落小町」、国分健二さんの漫談、笑福亭羽光師匠の「夢追い人駆け込み所」、桂南なん師匠の「置泥」、北見伸さんとステファニーさんの奇術、桂伸治師匠の「お菊の皿」、笑福亭鶴光師匠の「試し酒」でお仲入りとなりました。二ツ目の桂空治くんの「試し酒」、鏡味味千代さんの太神楽曲芸、桂米二師匠の「鶴」、三遊亭笑遊師匠の「堀之内」、コントD51のお二人のコント、主任は桂文治師匠の「麻暖簾」でした。

特に印象に残った演目です。笑福亭羽光師匠の「夢追い人駆け込み所」はいかにも人生のペーソスですな。笑いにどこか哀しみがまじります。桂伸治師匠の「お菊の皿」は江戸落語の軽快さが気持ちいい。笑福亭鶴光師匠の「試し酒」の大爆笑。桂米二師匠の「鶴」はお馴染みの噺が上方ではこうなるのか、少し驚いたりします。三遊亭笑遊師匠の「堀之内」のいぶし銀の味わい。コントD51のコントのいつもの大爆笑。桂米二師匠の「鶴」は今はほとんど演じられない噺で、こういう噺を嫌味なくできるところは、さすがの芸達者、芸巧者であります。ラストに珍しく写真撮影タイムがあったのは、それほど面白くない噺をしたからとの桂米二師匠の話に、伝統の継承者の後の時代にバトンを渡したいという誠実さにもまして、名人のぼくたち、お客さんへのやさしさも感じた次第です。

暗いこの世のつらさ忘れ、寄席は心のオアシスです。
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林家ペーさんの『ヨレヨレ人生漫談』を読みました。聞き書きしたのはフリーライターの野原広子さんで、一時期、野原さんは林家ペーさんと、林家パー子さんのマネージャーを務めていたそうです。林家ペーさんが自らの人生を振り返りつつ、ペーさんの寄席での漫談のように楽しい本でありました。この本を読んでよくわかったこと、ペーさんとパー子さんって本当のおしどり夫婦ですな。それから、ペーさんって、いい人だなぁ。ペーさん、ありがとう。

ヨレヨレ人生漫談 | 書籍
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相模大野アコパでの伝説のキーボーディスト、柳田ヒロさんと共演できる「ヒロさんと遊ばナイト」に出演し、2曲、歌いました。前に歌った歌はオリジナルのできたばかりのブルース曲の「ブルーズだけ」、後の方の曲はメンフィスのもっとも初期のモダン・ブルース・シンガー、ジュニア・パーカーが作詞、作曲した曲「Mystery Train」であります。歌詞を披露させていただきます。では、またどこかで。


   ブルーズだけ

子どものころブルーズだけが
友だちだった
けれどおまえと旅がしたいな

つまらんやつらに
流されるな
けれどおまえと旅がしたいな

つまらんやつから
おれは逃げるぜ
けれどおまえと旅がしたいな

ひとりぼっちの
おかしなおれさ
けれどおまえと旅ができるさ


   Mystery Train

Train I ride, sixteen coaches long
Train I ride, sixteen coaches long
Well that long black train got my baby and gone

Train train, comin' 'round, 'round the bend
Train train, comin' 'round the bend
Well it took my baby, but it never will again (no, not again)

Train train, comin' down, down the line
Train train, comin' down the line
Well it's bringin' my baby, 'cause she's mine all, all mine
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山種美術館にて『【開館60周年記念特別展】川合玉堂 ―なつかしい日本の情景』を見ました。やはり、何気ない日常の懐かしいような山里を描いた絵にとても惹かれます。



昭和20年、1945年に描かれた田植えをする絵「早乙女」を見て、とても素敵な絵で、これは戦争が終わったことの喜びも表したに違いない、とぼくは想像しましたが、本当は戦争中の疎開先の東京都西多摩郡三田村御岳でか描かれた絵だそうです。この絵を見ながら、ぼくは黒澤明監督の「七人の侍」のラストの村中て田植えをするシーンを思い出しました。日本人はというのは戦があり、嫌な戦が終われば、田に稲を植え、実りを待ちつつ、そうして生きてきたのだ、と思うのです。川合玉堂の絵のこの懐かしい幸せの感じを理屈ではなく、ぼくは大切にしたいのです。
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甲本ヒロトと内田勘太郎のユニット、ブギ連の初のライブアルバム『ブギる心』がすさまじくも、すごいです。ブルース衝動という言葉があって、それはもともとはアメリカ合衆国の黒人の著述家、活動家のLeroi Jonesの「Blues Impuls」なのだが、それをブギ連の歌と演奏にもビンビンに感じます。ぶっ飛びのブギ連の中にブルースもロックンロールも、もちろんブギも生々しく生きとる。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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