えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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東京国立博物館の平成館に『沖縄復帰50年記念特別展 琉球』を見に行きました。

今まで、美術館や博物館で使ったことのないイヤホンガイドを聴きながらの鑑賞をしてみました。美術館での絵の鑑賞などのときは、なんの先入観もなく絵と対峙し、知識からの理屈ではなしに、絵そのものから何かを感じたいと、イヤホンガイドを使ってみたことはなかったのですが、博物館では、そういうこともないだろうと借りて、聴いてみた次第。聴きながら鑑賞し、ラストの展示場での大団円の解説には、うるっときて、目頭が熱くなっておりました。

いつのまにか、ゆっくりと2時間半の時が過ぎていて、とても見ごたえのある展覧会でした。沖縄のいろんなものを見ながら、ぼくの耳のどこかでは、いつもCoccoの新しいアルバム「Prom」に収録されていた「ラブレター」が鳴っておりました。冒頭がこんな歌詞の沖縄への愛を歌った唄。

「アメリカ世
 りっかりっか湯
 
 大和世から
 沖縄世」

それはいつのことになるのでしょう? ぼくたち、大和んちゅがうちなんちゅの人たちと良き友人としていつまでもいるためには、けっして見て見ぬふりをしてはいけないことがある、と改めて思うこともありました。「ラブレター」の歌詞はこんあふうにつづきます。

「戦世の名残り
 まだ滲みるの
 剝き出しで
 共存」

東京での楽日の今日、そして、九州国立博物館に場所を変えて、『沖縄復帰50年記念特別展 琉球』はつづきます。

沖縄復帰50年記念 特別展「琉球」
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フライフィッシングを始めてから、やっと一年を過ぎたこのごろ、この釣りにハマるきっかけとなった「うらたんざわ渓流釣場」に行きました。



この釣りの面白さには、「マッチ・ザ・ハッチ」ということも大きい。どいうことかというと、魚が自然の中で食べている昆虫などに似た毛鉤を使うと、よく釣れますよ、ということ。どのようなか形のどうような大きさのどうのような色の毛鉤を使うか? 今日の釣りでは「テレストリアル」と呼ばれる、春ごろには見向きもされなかった蟻とか甲虫に似せた毛鉤で、つぎつぎと、魚たちが水面に出てきてパクリとする状況になりました。

釣りをするところに来ると、なんだか虫が気になるこの頃です。
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この前、東京都の杉並区の区長に当選のすえ、なられた岸本聡子さんの著した『水道、再び公営化! 欧州・水の戦いから日本が学ぶこと』を読みました。市井からいきなり何の政党の後ろ盾もなく立候補して、当選した、岸本聡子(岸本さとこ)さんって、どんな人なのだろうという興味もあったのです。岸本さんは長く、この本で書かれたことの舞台であるヨーロッパのシンクタンクNGO「トランスナショナル研究所」で研究員をやっておられた人で、この本のテーマはその研究テーマでもあるだろう、水道事業の民営化と再公営化。この本の中でもっとも重要な概念である<コモン>について、この本から引用します。

 先に<コモン>とは、何かを説明しよう。「民主的に共有され、管理されるべき社会的な富」のことだ。日本語には<共>と訳されたりするし、社会的共通資本(Social Common Capital)という用語とも重なる。「社会的共通資本」は経済学者・宇沢弘文氏が提唱した概念で、産業や生活にとって必要不可欠な社会的資本を示す。
 水道、鉄道、公園といった社会的インフラストラクチャー、報道、教育、病院などの制度、森林、大気、ひいては地球全体の環境が<コモン>だろう。言い換えれば、個人であれ、企業であれ、私的な所有に閉じ込めず、みんなで未来を考えながら、民主的に管理する必要があるものが<コモン>なのだ。

そうか、<コモン>とはこういうことなのか。ならば、ぼくは、<コモン>をないがしろにする政治家を指示しないし、投票しない。<コモン>を外国の巨大企業に売り払おうとする政治家などはもっての他だ。『水道、再び公営化!』ではそんな<コモン>中でもっと大切なものの一つである水道をめぐる、ヨーロッパで戦いが書かれている。スペインのバルセロナがもっとも民主主義が進んだ急先鋒の町で、再公営化の波は野火のようにヨーロッパの町、自治体に広がっていっているらしい。ぼくはこの『水道、再び公営化!』から希望ということも読みました。






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投票日の七月十日は旅行をしていて県内にいないから、自転車を走らせて20分くらいのところの公民館で、平和への願いと祈りを込めて、参議院議員の選挙の期日前投票に行ってきたわ。願いが叶うといいな。

ゆめゆめうたがふことなかれ
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近所にインド系のカレー屋さんがあるというので行ってみました。「ネパール インド料理 ジャルサ」です。お店の中に入ると、隣の部屋からネパール語かヒンディー語のお母さんと子どもが会話するなごやかな声が聞こえてきて、心癒される。しかし、ここではそんなことを書きたくてキーボードを叩いているのではない。ぼくはカレーを食べに来たんだ。3種のカレーセットを頼みました。とても美味しかった。
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青山のブルーノートへヤン富田のコンサートを見に行った。

ステージに立ち並ぶオールドスタイルの電子機器に「レトロフューチャー」などという言葉が思い浮かぶ。ヤン富田さんって滅多にコンサートとかってやらないんじゃない? 古いアーケードゲームもある明滅する電子機器にワクワクしてくる。

1曲目はフリーキーなジャズ風の電子音楽。おー、前衛、かっこいい。これは1960年代後半のIntergalactic Research Arkestraを名乗っていたころのSun Raかよ。なんと、サックスはプラスチックスの立花はじめさん、この人、ぜんぜん年とってないんじゃん。パンク黎明期にプラスチックスは新宿ロフトで見たんだよ。電子音楽、エレクトロニカっていうのか、なのにとてもとてもエモーショナルなのが、心地よく、ぼくの体は揺れてしまう。

ステージのバックスクリーンにはフライトシミュレーターの映像が映し出される。そして機内のウィンドウペーンの画像も。宇宙につづく空の旅。

最高におもしろくごきげんなコンサートだったのだけど、ヤン富田さんのスティールパンの演奏は聴けませんでした。ヤン富田さん、好きに音楽をつづけていってください。スティールパンの演奏は、いつかの次の機会まで、楽しみに待っています。





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斉加尚代監督の『教育と愛国』を見ました。想像はしていましたが、公教育の世界で「愛国」という名の全体主義や軍国主義へ日本を誘導しようとするような動きは進んでおりますな。ふと「映画.com」の批評サイトを見てもこの映画への「左翼」だの「反日」だのという罵詈雑言が溢れていて、なるほど、これが教育の成果なのか、あの人たち企みは着々と進んでいるようで、暗澹としてしまう。この映画に出てくる日本史の教科書の執筆をした東大の名誉教授などは、歴史から何も学ぶものはない、などとぬかしておられる。驚き絶句。

上映の後、斉加尚代監督が挨拶され、いろいろとお話されていた。その話はウクライナへのロシアへの侵略戦争にも及び、ロシアでは10年前に大きな教育の改変があったそうな。その8年後、今の2年前に大きな憲法の改変があり、大統領の権限の集中が図られた。さて、日本はどうか? 若者よ、数年後は戦場に連れ出されるぞ。これは老婆心かな? そんな悪い想像も浮かんでしまった。

映画「教育と愛国」公式WEBサイト - MBS 毎日放送
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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