えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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宮崎駿監督の『君はどう生きるか』を見ました。前宣伝なしで、世間ではこの映画が公開されていることを知らない人も多いのかもしれません。宮崎監督の自伝的な内容かなと思いながら見始めると、宮崎さんの想像力は凄くて、とっちらかっている壊れた小宇宙のような、いつの間にかわけのわからない話となり、ラストは壮大なカタルシスを感じ、涙ぐんでいました。これが宮崎駿監督の最後の映画かと思うと、万感、胸にせまるものがあります。多分、酷評する人も多いと思いますが、このような議論を誘うだろう問題作を最後に残してゆく宮崎駿監督にぼくは拍手喝采をお送りしたいと思います。

君たちはどう生きるか - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI
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ホン・サンス監督の『小説家の映画』を見ました。ストーリーのほとんどない会話劇が少しざらついたモノクローム画面に展開されています。ジム・ジャームィッシュ監督の『コーヒー・アンド・シガレット』を思い出したりしましたが、違うのは、ものすごく長いワンカットと定点に固定したカメラが独特で、シーンの中に居合わせているかのようでもあり、とても親密な感じで、見ていると緊張と心地よさの同居したようななんとも形容しがたい感覚にとらわれます。俳優たちの自然な演技は相当なものです。ふと、ホン・サンス監督も小津安二郎の後継なのだろうかなどと思いました。ラストはなぜか感動してしまいました。うー、なんと言葉で表現したらいいかわからない不思議で素敵なな映画でした。

6/30(金)公開『小説家の映画』オフィシャルサイト|ホン・サンス
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このまえ、横須賀美術館の『new born 荒井良二』展で買った絵本『きょうはそらにまるいつき』を読みました。荒井良二さんの絵はなんて自由なんでしょう。『きょうはそらにまるいつき』の小さな物語はなんて清々しいのでしょう。普遍につきぬけてゆく願いと祈りも感じました。ぼくはふと今夜の空の月はどんな形だっただろうと思ってしまいます。







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フライフィッシャーのみなさん、テレストリアル(陸生昆虫)の季節ですぞ。釣れる、釣れる。けれど、バーブレスフックなので、バラシも多いけど、釣っては放つ。

この前、うらたんざわ渓流釣場のヤマメクラシックで水の中を水中撮影できるアウトドア対応のカメラで撮ってみました。


水の中はなんかとっても素敵です。
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マーク・カーランスキーさんが著し、片岡夏実さんの訳した『魚と人の知恵比べ フライフィッシングの世界』を読みました。この本でフライフィッシングという釣りの方法がどういう歴史をたどり、今のフライフィッシングとなったかを知り、その魅力がどこから由来するのかも少し分かった気がしました。

ぼくはいくつかの種類の釣りを試したことがありますが、渓流でのフライフィッシングに何か特別のぼくを惹きつけてやまない何かがあります。それは釣ってもフィッシング、釣れなくてフィッシングで、そこにあるものなのです。その何かに通じるような端的な言葉でこの本は締めくくられております。その言葉はぜひこの本をお買いになり、お読みください。

ぼくは一人で渓流に立ち、毛鉤を投げるぼく自身を思い描いたりします。それは、なんて自由で満ち足りているのでしょう。







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横須賀美術館に『new born 荒井良二』展を見に行きました。ぼくは荒井良二さんの絵が大好きなのです。

ぼくには夢があって、いつかアルバムを出す時、荒井良二さんの絵をジャケットにすることなのです。その時はぼくの作った歌『Blue Fishing Blues』を聴いてもらって、絵を描いてもらおう。などと思って展覧会を巡っていると、なんと大好きな酒井俊さんのアルバム『a few little things』となった絵がかけられておりました。おー、シンクロニシティですな。この夢はかなうはず。

荒井良二さんは2005年にアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を日本人として初めて受賞しておられ、アストリッド・リンドグレーンというとあの『長くつ下のピッピ』を書いた人ではありませんか。

心のおもちゃ箱の中のような楽しい展覧会にまた来たいな。その時、荒井良二さんが在廊しておられますまいか。9月7日までの開催だそうです。

new born 荒井良二 | 展覧会
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オレシャ・モルグネツ=イサイェンコ監督の『キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩』を見ました。ロシアがウクライナへ戦争をする前の2020年のウクライナ映画。第二次世界大戦下でのウクライナの家族、ポーランドの家族、ユダヤ人の家族への容赦のない恐ろしいナチスとソ連の暴力に胸がふたがります。

この映画の公式ホームページにあるウクライナの年表で過酷な歴史を知りました。けれども、お母さんは強く、子どもたちは生きのびるでしょう。そう、もう一度、「シェドリック(キャロル・オブ・ザ・ベル)」を歌うのです。ぼくは世界から圧政者と侵略者がいなくならんことを祈ります。

映画『キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩』
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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