えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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鮎川誠さんの『'60sロック自伝』を読みました。鮎川さんが広い意味でのRock'n' Rollを語りまくっておられます。面白かった。天国でもシーナと一緒に誠さんはRock'n' Rollでぶっ飛ばしているに違いありません。Rock'n' Rollは永遠だし、SHEENA & the ROKKETSも永遠です。








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東京ガーデンシアターでボブ・ディランのライブを見た。いつしか、ボブとバンドの奏でる音楽が、滅びつつある人類への挽歌のよう聞こえてしまって、涙を禁じえなく、泣けて泣けてしかたなくなってしまっていた。ボブの歌と音楽を聴きながら、この世界は沈み行く豪華客船のタイタニック号で、いまここでの光景は、その船底のホールでくりひろげられている最後のコンサートのように想像は広がっていく。そう、またもや、ボブ・ディランはすごいパフォーマンスをしたのだ。家に帰ったら、コンサート会場で買った最新アルバムのアナログ・レコード「Rough and Rowdy Ways」に針をおとすのです。
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ぼくのホームグラウンドならぬホームリバーは、うらたんざわ渓流釣場のある神之川です。近頃は新緑が本当にきれいです。最近のぼくは少し技量があがって、上流や下流の川の姿そのままのエリアでニジマスよりも機敏で警戒心の強いヤマメも釣れるようになってきました。嬉しい。楽しい。逃がして去る時の魚たちがしっぽをぷるぷるふっておよいでいく姿が好きです。
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クリスチャン・カリオン監督の『パリタクシー』を見ました。現代の問題を過去にたどって描きつつ、人生とは何かを言葉ではなく伝えてくれるような素敵な映画でした。

映画の始まりの不機嫌なタクシー運転手がパリの街を流していく、もうそこから映画が始まったというワクワク感に満ちています。エッフェル塔を回り、修復工事中のノートルダム寺院がスクリーンに映されたころにはもうぼくの胸が高まっています。

劇中歌のEtta Jamesの挿入歌「At Last」でのタクシーに乗せた年老いた主人公が回想で踊る若かりし頃のチーク・ダンスににうっとりしたかと思えば、さらに波乱と苦痛にも満ちた人生が明かされ、そして、…という話の筋は、ここでは見てのお楽しみ。ぼくは泣いてしまいました。美しい映画をありがとう。


映画『パリタクシー』公式サイト
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山岡淳一郎さんの著した『木下サーカス四代記』を読みました。

香具師の出し物から始まった木下サーカスを歴史をたどることは日本の教科書の歴史には載らない東アジアのそのもっとも東にある国の影もあり光もある本当の近代史と現代史を紐解くことのようでもあるようです。

読みながら、一度だけ見たことのある木下大サーカスの目の前でみたライオンの大きなお尻を思い出して、また行きたくなってしまう。木下大サーカスのホームページを見てみると、今は新潟で興行をしているみたいです。また横浜に来ないかなー。それとも返還される予定の米軍の補給廠とかではどうだろう? だって、この『木下サーカス四代記』を読んでも、今や世界中の人たちが国境を越えてやってきて、素敵でファンタジックなショーを繰り広げている木下大サーカスって、平和がもっともあっているよね。

木下大サーカスよ、永遠なれ!





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オリヴァー・ハーマナス監督の『生きる-LIVING』を見ました。脚本があのノーベル賞作家のカズオ・イシグロさん。原作はもちろん黒澤明で、この『生きる-LIVING』は、黒澤映画のヒューマニズムが頂点、極北に達したかのような『生きる』の『生きる』と同時代のイギリスに舞台をそのまま移したリメイク映画であった。

黒澤映画では志村喬が主役を演じていたのだけれど、この『生きる-LIVING』ではイギリスのいぶし銀の名優、ビル・ナイ。出色なのが、ビル・ナイ演じる公務員のウィリアムズのかつての部下の一人であったマーガレットを演じるエイミー・ルー・ウッドで、黒澤の『生きる』での小田切とよを演じる小田切みき、その人そのままのようなコケットな演技がまぶしい。

黒澤明をレスペクトしたあくまでも物語と話はそのままであるようなカズオ・イシグロさんの脚本も素晴らしく、イギリスへの愛にあふれている。

オープニング・クレジットは1950年代のイギリス映画を見ているかのように錯覚もしてしまう。

オリヴァー・ハーマナス監督は黒澤明監督の饒舌さと違って、そぎ落とした抑制の演出で、東宝の黒澤明と同時代を競いながら併走したかのような松竹の小津安二郎かのようで、とぼとぼと歩くウィリアムズのその後ろ姿は笠智衆であるかのようなのだ。

とても感動しました。そして、もちろんのこと、何度も見た黒澤明監督の名画『生きる』を劇場の大きなスクリーンで見たくなりました。

映画『生きる-LIVING』公式サイト
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目黒のブルースアレイジャパンに『有山じゅんじ古希になる』を見に行きました。

これで有山じゅんじさんの演奏と歌を聴くのは二回目となります。一回目は日比谷野外音楽堂での西岡恭三の追悼コンサートで有山さんて、ブルースというより、ロックなんだなと少し驚いたような記憶があります。今夜もエレキギターばりばりでぶっとばしていてかっこいい。上田正樹さんのバンドは完璧のソウルマナーで素晴らしい。

ミーハーのぼくは、有山さんが楽屋からステージ歩いていくとき、ぼくの肩になぜか手をかけて、「どうも」と言ってくれたことが妙にうれしかったです。

二部制で、一部は上田正樹さんのこれでもかというほどのソウルフルな歌いっぷりにしびれました。二部では有山さんもたっぷり歌ってくれました。有山さんの独特の歌もぼくは大好きです。

レジェンドの金子マリさんはジャニス・ジョプリンみたいな大きな眼鏡をかけて出てきてくれました。もしかして、ジャニス・ジョプリンが若くして死ななければ、金子マリさんみたくなっていたのかな? マリさんの歌もワン・アンド・オンリーですごくかっこいい。

中西康晴さんのブルース・ブギウギ・ピアノ、おおはた雄一さんのスライドギター、三宅伸治さんのギターボーカル、ダイヤモンドユカイさんのブルースハープ、いろんなミュージシャンが登場し、歌って演奏します。そして、ついに憂歌団の木村充揮さんがかなり酔っぱらって登場して、歌になっていない歌を歌い始める。最高に楽しい時間でした。

けれど、有山じゅんじさんのアコースティックのラグタイムギターを一曲ぐらいは聴きたかったな。まっ、いっか。次の機会でということに。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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