えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
臨済宗円覚寺派管長であらせられる横田南嶺さんの著された『こころころころ はがきで送る禅のこころ』を読みました。横田南嶺和尚が檀信徒の皆さんに送られた葉書の言葉から『こころころころ』はなっており、やさしく仏教、禅の心が説かれておりました。この前、ぼくが鎌倉の円覚寺に訪れた時にこの本は購入したものであります。ご紹介に一節を引用します。
「うたたねの ひととき楽し 蓮の上」
これは私が作った歌で、辞世の句にしても良いと思っています。人の一生というものは、仏様の蓮の上でうたたねをしているようなもの。孫悟空がどんなに動き回っても仏様の手の上であったように、私たちがいろんなことをやっても結局は仏様の手の平の上であり、蓮の上と表しました。
これを仏心といいます。蓮の上で懐かれながら、悩んだり苦しんだりしているこの場所が、仏心の中なのです。そう信じてゆったりとした気持ちですごすことが大切です。
ぼくは円覚寺の近くの建長寺の大仏を見上げながら友だちのふとつぶやいたことを思い出してしまいます。
「すべてを見ているんだよ」
国民宿舎の丹沢ホームにフライフィッシングのフィッシングエリアがあるというので行ってみました。
神奈川県の清川村から秦野市に向かう山の中の細い道を車で走らせるとその中間点にあって、対向車が来ないことを祈りながら走らせる。(帰り道は対向車線に車が来て、ちょっとあせった。)クマ出没注意のマークのある看板も見えて、鹿が歩いているのを目撃。朝早く、丹沢ホームに着き、遊漁券を払うと、丹沢ホームの主人から山蛭に気をつけてください、などと言われる。ウェイダーを着ているからか、山蛭は大丈夫でした。
自然そのままのフィッシングエリアで、苦労して入渓すると深山幽谷のままの渓谷と川でした。魚はそこかしこにいるのが見えます。初めて行くところのいつものボーズ(一匹も釣れないこと)じゃなくて、何匹かはフッキングできず、一匹はバラしたのだけれど、二匹釣れたことはよかったです。夏が過ぎたらまた来たいと思います。
神奈川県の清川村から秦野市に向かう山の中の細い道を車で走らせるとその中間点にあって、対向車が来ないことを祈りながら走らせる。(帰り道は対向車線に車が来て、ちょっとあせった。)クマ出没注意のマークのある看板も見えて、鹿が歩いているのを目撃。朝早く、丹沢ホームに着き、遊漁券を払うと、丹沢ホームの主人から山蛭に気をつけてください、などと言われる。ウェイダーを着ているからか、山蛭は大丈夫でした。
自然そのままのフィッシングエリアで、苦労して入渓すると深山幽谷のままの渓谷と川でした。魚はそこかしこにいるのが見えます。初めて行くところのいつものボーズ(一匹も釣れないこと)じゃなくて、何匹かはフッキングできず、一匹はバラしたのだけれど、二匹釣れたことはよかったです。夏が過ぎたらまた来たいと思います。
大江健三郎の著した『晩年様式集』を読了した。この小説の背景として、東日本大震災とその後の原発の廃炉を求める運動があり、虚実ないまぜとなった作家自身の一人称で書かれた小説であった。とても読み進めるのが難しかったのは、先行となる多くの小説を読んでいなくては、分かりにくい部分もあったように思われる。大江健三郎という大きな物語群が終わってしまって、やはり寂しい。いつか、先行するたくさんの大江健三郎の小説を読んでから、再び『晩年様式集』を手にしたいと思います。
オンデマンドで小津安二郎監督の『秋刀魚の味』を見た。『秋刀魚の味』は『東京物語』と同じぐらいぼくは惹かれて何度も見てきた。
『秋刀魚の味』は『晩春』、『麦秋』、『東京物語』のような父と娘の物語の原点に戻ろうとした物語ではないか? 『東京物語』の後、小津はいろんな新しい試みをしているけれど、それらの新しさを封印して、カラーの映画で原点に戻ろうとした。
『秋刀魚の味』では小津映画の常連の俳優が総出演して、揃い踏みしているようなところがある。違うところがあるとするならば、ヒロインでの登場人物としての原節子がいないこと。原節子が一人で担っていた陽と陰、その他のの魅力を当時の松竹映画の新進の岩下志麻、岡田茉莉子、岸田今日子の三人で微妙に役割分担しているかのようだ。
もう一つとして、前景化せずとも強い基調音として「軍艦マーチ」が常に流れていることだと思う。主人公の父がレコードでかかる「軍艦マーチ」を初めて聞くときの笑っているのに何か恥だと思い、躊躇し、心のどこかで泣きべそをかいているかのような笠智衆の表情が素晴らしい。そして、主人公の父がラスト近くのバーでのシーンで「軍艦マーチ」を聞きながらされる隣の酔客の会話はまったく残酷で、人生の意味のすべてを再び打ち砕くかのようだ。
『秋刀魚の味』は小津調の父と娘の別れの話であるとともに、一つの戦争のシーンもなくとも決して語られなかった戦争について、三度も従軍した小津の忘れえぬ悔恨がにじみ出てもいる名画だ。『秋刀魚の味』を見るたびに、この映画は新しい何かをぼくに語りかけるかのようなのだ。
昭和三十七年、小津映画のこれが最期の作品となった。お見事。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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