えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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ビルボード東京にタワー・オブ・パワーのライブを見に行きました。ひさしぶりに本物のファンクを聞いて、体に感じて、踊って、興奮してしまいました。まさにソウル・パワーです。フォーン隊は、刃物の鋭さで、唯一無二のかっこよさ。その底のドラムとベースのリズムがうねうねととぐろを巻いています。ステファン"ドク"クプカのバリトンサックスが効いてて凄いっす。複雑なキメのファンクに譜面は立っていない。そう、現役ファンクバンドにぼくはひさしぶりに踊ってしまうのです。
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新宿の末廣亭の令和六年八月上席昼の部を見に行きました。

見た演目を書き出してみます。前座の林家さく平くんの「初天神」、二つ目の入船亭扇太くんの「無学者は論に負けず」、三遊亭天どん師匠の「テレビショッピング」、林家八楽師匠の紙切り、橘家圓十郎師匠の「ぞろぞろ」、古今亭菊志ん師匠の「がまの油」、笑組のお二人の漫才と南京玉簾の芸、春風亭正朝師匠の「普段の袴」、柳家さん八師匠の「長短」、マギー隆司さんの奇術、古今亭志ん輔師匠の「稽古屋」、古今亭菊春師匠の「お血脈」で仲入りとなりました。それから、二つ目の林家きよ彦さんの「フルーツバスケット」、三増紋之助師匠の曲ごま、入船亭扇遊師匠の「一目上がり」、柳家小満ん師匠の「馬のす」、立花屋橘之助師匠の三味線弾きいの唄いいの浮世節、主任は林家はん治師匠の「ろくろ首」でした。

この暑い夏の季節になると怖い噺が聴きたくなるのが人情でありますが、林家はん治師匠が「ろくろ首」を披露してくれたのはとてもよかったです。

寄席はパラダイスなのです。
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レイモンド・ブリッグズの絵本を原作としたジミー・T・ムラカミ監督の『風が吹くとき』を見ました。イギリスのどこかの郊外で核戦争に見舞われた老夫婦を描いたアニメ映画でした。善良で国家の宣伝に従順な老夫婦が核爆弾を被り、ついには放射能の障害で死んでいく物語なのですが、とても怖かった。

ソビエト連邦とアメリカ合衆国の対立は大量の核兵器を抱え込み、「冷戦」と呼ばれたのだけれど、この『風が吹くとき』は、その冷戦のさなかの1986年に英国で制作されたので、その後、1991年にソビエト連邦は崩壊し、けれども何も変わっていない今という現実も恐ろしい。人類が生き、さまざまな生きものたちが生きるこの地球が続いていくにには平和しかないと思うのだけれど、この映画の老夫婦のように、人々は、結局、知らないふりをしつづけるのだろうか? 昨日は原爆が広島に落とされた日で、明日は原爆が長崎に落とされた日なのだけれども。

日本語吹き替え版の監修は大島渚で声の出演をしている森繁久彌と加藤治子のお二人がうまい。音楽はピンクフロイドのロジャー・ウォーターズ。映画の冒頭の主題歌はデヴィッド・ボウイ。

核戦争は起こったら終わり。

映画『風が吹くとき』(日本語<吹替>版)/8月2日(金)公開
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上野の鈴本演芸場で令和六年八月上席昼の部です。

見た演目を書き出してみます。前座の柳家小じかくんの「無学者論」、二つ目の林家あんこくんの「二人旅」、ストレート松浦さんの曲芸、五明樓玉の輔師匠の「マキシム・ド・のん兵衛」、桂ひな太郎師匠の「太鼓腹」、ロケット団のお二人の漫才、林家たけ平師匠の「なす娘」、入船亭扇遊師匠の「一目上がり」、林家八楽師匠の紙切り、古今亭文菊師匠の「そば清」で仲入りです。伊藤夢葉さんの手品、林家つる子師匠の「片棒」、隅田川馬石師匠の「鮑のし」、柳家小春さんの粋曲、主任は林家しん平師匠で「ちりとてちん」につづき、骸骨の着ぐるみを来てかっぽれを披露してくれました。

今日は夏休みの始まったお母さんとかお父さんに連れられた小学生の姿もちらほら。林家しん平師匠のかっぽれはなかなか下品な踊りで、小学生の女の子が見れないように、師匠はトラウマにならないようにお子さんの目を手でふさいでくださいと頼んでおりましたな。不気味、馬鹿馬鹿しく、下品な踊りに笑いましたが、師匠はここは大人の社交場ということで勘弁してくださいなどと前口上しておりました。

紙切りの林家八楽師匠から思いがけずに文金高島田の花嫁さんの切り絵をいただき、ありがたくも、うれしい。

寄席はパラダイスなのです。
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アレクサンダー・ペイン監督の『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』を見ました。アメリカの全寮制の高校の寄宿舎にクリスマスシーズンにそれぞれの理由から家に帰れずに取り残された三人、先生と生徒、食堂の料理長のお話でした。なんだか1970年代の日本映画のようで、不思議とノスタルジックな気持ちになってしまい、映画を見ながら、なんだか、自分の高校時代を思い出したりもしていました。それはもちろん1970年代のたかが数十年前の話なのですが、歴史というのは、いろんなところで、いろんな風に、同じことが起こっている、そういうことなのかもしれませんぞ。なんだか、とても暖かい気持ちになる、そんな映画でした。

『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』公式サイト
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国立能楽堂で能楽鑑賞をしました。今日は多くの女性能楽師が登場する日でごさいました。「忠度」と「三輪」の二編の能を見ました。女性がシテを演ずる能を初めて見ましたが、男性とくらべて違和感がないのは、能で発せられる言葉が「セリフ」ではなく「謡い」であるからであるような気がします。

「忠度」は平忠度が合戦に敗れ、自分の和歌すら詠み人知らずとなっている無念を語り、舞います。「三輪」は高僧のたどり着いた三輪山の神の杉に女神の三輪明神が顕現し、神話を語り、神楽を舞います。両者とも見事でごさいました。
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上野の鈴本演芸場へ令和六年七月下席昼の部を見に馳せ参じました。

見た演目を書き出してみます。前座の柳家しろ八くんの「元犬」、二つ目の柳家小ふねくんの「牛ほめ」、翁家勝丸師匠の大神楽、三遊亭歌扇師匠の小噺、柳亭こみち師匠の「茗荷宿」、ロケット団のお二人の漫才、桂ひな太郎師匠の「三方一両損」、三遊亭白鳥師匠の「おばさん自衛隊」、のだゆきさんの音楽パフォーマンス、柳家さん喬師匠の「お菊の皿」で仲入りです。ホンキートンクのお二人の漫才、柳家はん治師匠の「妻の旅行」、隅田川馬石師匠の「鮑のし」、ダーク広松さんの奇術、主任は柳家三三師匠の「粗忽の使者」。

印象に特に残ったのは、この前落語協会の理事長になられた柳家さん喬師匠の「お菊の皿」で、ぼくはいろんな「お菊の皿」を聴いたことがありますが、柳家さん喬師匠の「お菊の皿」の王道のような話しっぷりに大満足。それから、柳家三三師匠の「粗忽の使者」の大爆笑。

寄席はパラダイスですな。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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