えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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地元の相模大野の食と音楽の祭り、「もんじぇ祭り」でボランティアをした。みんな、テキパキとよく仕事、できるなぁ。なんか、要領を得なくて、ぼくは戸惑ったり、まごまごしたりする。だめだなぁ。来年もすると、今年の経験が生きて、少しはまともなボランティアになれるかしら?

主な仕事はテントの設営とゴミ袋回収でした。そんなことをしながら大江健三郎の「河馬に噛まれる」という小説があったのを思い出した。話の筋を少しだけ思い出した。それは連合赤軍事件でトイレ係(山中のアジトを転々としながら、多分、仲間のもっとも嫌がる仕事、トイレの設営と始末みたいなこと)をしながら、友だちのリンチによる悲惨な死を目の当たりにし、なぜか生き延び、その青年が刑期を終え、心に深く傷を負いながら、アフリカにボランティアに行き、そこで事故で河馬に噛まれるという話であった。

ぼくは地味な下働きをする人を尊敬する。みんな、偉い。
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1970年代のSouthen Deep Soulの素晴らしい一枚です。泣きわめくように歌っているのです。やっぱ8曲目の"Precious Precious"が好きです。O. V. Wrightとタメをなす名唱。詞がいいです。全編意訳でご披露。

「大切さ、大切さ、大切さ、大切さ
ぼくの大切なきみなのさ
愛してくれなくいなら、生きのびるよ
必要とされなくても、なんとかする
ぼくを欲しくなくても、大丈夫
もうけんかなんかしたくないだろう

いつでもきみを愛していることで満足さ
無視されても、待ち続けて
きみが大切さ、きみが大切さ
ぼくの大切なきみなのさ

ぼくの外にだって内側にたってきみはいる
それがいつもチクチク刺すのさ
いろんなやつといっしょに街にいたね
どうでもいいゲームをしていた
どうでもいいゲームさ
分かれる道に愛を見た
いいことも悪いことできみは受け入れた
苦いことも甘いことで受け入れたね
きみが大切さ、きみが大切さ
ぼくの大切なきみなのさ

人はきみについて言っている
いいことは何もないよって
本当は誰も知らないだけさ
いいことも悪いこともきみなのさ
狙いをさだめて
射止めようよ
チャンスがあるからものにしよう
きみが大切さ、きみが大切さ
ぼくの大切なきみなのさ」

こんなのを泣きわめきながら歌われたら来ますな。

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ではYouTubeからの付録です。

1983.11.5 国立一橋大学にて その一

http://jp.youtube.com/watch?v=MFUv9wy3i0c

1983.11.5 国立一橋大学にて その二

http://jp.youtube.com/watch?v=y4I4xA4di2w

Christian Tabernable - Pastor Maceo Woods, Otis Clay

http://jp.youtube.com/watch?v=X8Rx0Z9W2pY

Trying To Live My Life Without You - Otis Clay 1972

http://jp.youtube.com/watch?v=3hQ37rocXf8


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きっと二枚あったら、日本国本州を一周できそう。

ぼくはてっちゃんの味方です。
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京都の園部の駅で乗り継ぎの列車を待ちながら思った。

軟弱な恋の歌を聴いたり、歌ったりするのが好きなぼくだが、そこには高邁な理想も社会性もないような気がするけれど、本当だろうか? 友だちの友だちのある本物のブルーズマンは、おれはあたり前の日常しか歌わないと言う。きっとそれでもいいんだ。

恋の歌は愛にその手を差しのべて、とても明るくて強い。軟弱なんかあるもんか。

北西に向かう。
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国際的な言語学、文化人類学の先生である西江雅之さんの最新エッセイ集である「異郷日記」を読んだ。西江さんがいろんな国のいろんなところの日常に身を置き、その目で見て、語っている。この人の目で見ると、普通のことが輝き出す。普通なんてあるんだろうか? 西江さんは旅人とも違う。「エイリアン」というかたかなの言葉が似合うのかな? その西江さんの文にはいつも、限りないやさしさとどこまでも深いさびしさがあって、それは愛ということをぼくに思い起こさせる。
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子どものころ、「もーれつア太郎」のニャロメが大好きだった。今でも大好きだ。その生みの親である漫画家が逝ってしまった日の新聞の夕刊のニャロメを反体制ネコだと称えていた。それは違うだろう。ニャロメは反体制でも体制でもない自由な赤いネコ。
優しくて、人気者で、いじわわるでもあって、いつも元気で、へこたれなくて、好かれていて、惚れっぽくて、嘘のつけない、けれどどうしてか、一人ぼっちで純情な赤いネコなのだった。

永遠のぼくの中のニャロメ。

さよなら、赤塚不二夫さん。
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1. Into Something



メンフィスの弱小レーベル"Backbeat"からAl Green要するHiに移籍後のファーストアルバムなのだ。自信たっぷり。1曲目からラストまでDeep Soulの歴史をたどりかのような曲の数々。O. V.が歌うとこうなると見せつけているのだろうか? そして、バックのリズム陣は最強です。鈍重でしかもノリのあるタメがあって凄いです。3曲目の"Precious Precious"の訳なぞを披露。これは名曲だなぁ。

「愛してくれなくても生きのびるよ
必要でないいなら、なんとか合わせるよ
おまえがおれを欲しくなくても、大丈夫
そうしたくないなら、けんかなんかしない
おまえをを愛していることで満たされる
無視されたなら待ちつづける
おまえが大切さ」

2, The Bottom Line



ジャケット写真を見よ。いきなり痩せてしまった。けど、渋くてかっこいい。数年後の悲劇を予告しているかのようだ。声に前作の"Into Somethoing"のころの艶や強さがない。8曲目の"A Little More Time"は死を予感しつつ、もう少し時間が欲しいとつぶやくこの声は晩年のBillie Holidayのように生気が足りなく、痛々しい。このアルバムの中ではお気にいりは"That's The Way About Feel About Cha"です。こんな詞です。

「なにかがきみのドアをノックしたのなら
こたえは愛なんだ
ノックなんて
世界は十分ではないけれど
きみは傷ついたけど
誰でもよくあること
ぼくだってそうさ
きみがもとめているのは
これまでの生活を変えるってこと
本に書けるぐらい話してあげられるよ
無理解や失望に傷ついたことなら
ためいきまじりに愛を受けとめないで
もっとよく見て
深く見て
ぼくが感じている素敵な何か」

3. We're Still Together



ジャケット写真からO. V.がいなくなってしまった。この当時、とてもすさんだ生活をしていたという話もある。けれど、このジャケット、以外に好きです。ディスコの軽めのビートの曲もO. V.が歌うとディープ。(天からの使いが天に戻る時、まず声にそれが表れるという)天人五衰のような枯れた声の1960年代に戻ったかのような"Mirror Of My Soul"が気になります。これはもの狂いのプラトニックラブの歌なのかしら? シュールな詞なんだが、出だしはこんな詞です。

「きみはぼくの魂の鏡
見れば見るほど美しい
こんな愛の物語は聞いたこともない
愛を分からせてくれた」

この物語の続きを読みたい人はO. V. Wrightを聞きましょう。(Hiにたがわず、Backbeatレーベルも名盤揃いです。)

とりつかれたように愛を歌い、病となり、このアルバムをラストとして残し、(多分、薬の過剰摂取の原因の)心臓麻痺で逝ってしまった。

The Southern Deepest Soul Singer O. V. Wright!!


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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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