えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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ずっと入ってみたいと思っていた喫茶店が古淵にあって、名前がNatural。二階にキリスト教のプロテスタントの教会があって、そういう人たちに偏見はないつもりだし、悪い人たちだとも思わないのだけど、入信しませんかとか言われたら、ややこしいななどとありもしないことを想像し、躊躇していたのです。

今日の昼、初めて入ってみて、コーヒーとカボチャのケーキをたのんだ。カボチャのケーキ、うめー。コーヒーもおいしくて、大きいカップにたっぷり。これで、450円。やすいー。歌もののジャズがかかっていて、お店のインテリアは、南のヨーロッパのタンポポの花咲く原っぱ。
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舌やくちびるが真っ赤になるけど、夏はこれがおいしい。近所の立ち寄り湯に行った時、いつも食べてしまう。いろいろシロップがあるけどいちごが最高です。作っている時の氷をシャコシャコ削っている音も風流だなぁ。日本の夏の三つの風情あるもの、金鳥の蚊取線香と風鈴とかき氷ではないか。

夏も終わっちゃうね。
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「河童のクゥと夏休み」というアニメをDVDを借りて見た。最近はまっている沖縄のシンガー、首里フジコさんのブログにとてもいいと書いてあったのです。

小学生、こういちの見つけた河童の化石から河童のクゥが生き返り、ひと夏を過ごすというもの。クゥがかわいくて、せつなくて涙が止まらなくなった。最後は沖縄の妖精キジムナーが出てきてハッピー・エンド。河童とかキジムナーとかにぼくも会いたいなぁ。

こういうのを見ると、あることを思い出す。子供のころ、亀を飼っていて、なぜか、たらいの中の亀がかわいそうに思い、こういう生き物は、やっぱ自然の中で生きるものじゃないかと思い、近くの沼に放しに行った。亀はゆっくり、自然の水に戻っていったけど、今、その沼はもうない。ぼくのしたことがいいことなのか、どうなのか、今もわからない。

小川のきれいなせせらぎの音が聞きたくなった。

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「会津と長州、幕末維新の光と影」を読んだ。幕末とか維新って何だろうと最近思い、何にも知らないぞとも思い、この本を本屋で立ち読みしていたらおもしろそうだったのだ。二人の幕末史研究家、星享一さんと一坂太郎さんの対談集。

会津と長州、今で言えば、福島県と山口県には大きなわだかまりがあると聞いたことがあるのだが、本当だろうかと思っていた。一度、どこか旅した時、電車の中で、知らない人から東北地方の言葉で話かけられて、若いころはじめて関西方面に出張した時は本当に嫌だった、なにか、関西の方では田舎ものだと思われているような気がして落ち着かなく、戻ってきて東京のあたりに来て、ほっとしたと言っていた。その人の心の奥の深い無意識のどこかにに戊辰戦争や奥羽越列藩同盟の記憶があるのだろうか?

この前、「おーい! 竜馬」という漫画を読んだのだが、美化されていない歴史とは何だろうとも思ったのだった。何が正義で、何が悪なのだろう? 人の人生が、歴史の力学に吸いとられていってしまうのが、はがゆい。昔、歴史は勝者によって作られ、歌は敗者によって歌われ、物語も敗者によって語られるのではないかと思ったことがある。この本の共感できるところは、敗者の視点を通低として常に、底のところにどこか持っているところと、同時に歴史学者として客観の視点、複眼の視点を持っているところ。

歴史について概括したような本を読むたびに、こういう鳥からの視点って、何か嫌だなぁと思うけれど、歴史という学問の持つ限界なのだろうか? 屍の累々としている日本近代史。この本に書かれている時代、幕末から明治維新あたりまでの歴史、そして、もう一つ、世界恐慌から第二次世界大戦までの歴史は、同じ過ちを繰り返さないために(!!)、もっと研究されるべきだろうと思う。今の時代、やばい空気がぷんぷんしないか? Hey, politcian, stop lying!

そういえば、千円札の野口英世って会津、福島県でしたね。Respect!

戦争反対!

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武田鉄矢原作、小山ゆう漫画の「おーい! 竜馬」の全巻を読んでしまった。高知を旅してから坂本龍馬のことが知りたくなって、何か本を読みたくなって、いろいろ考えたのだけど、漫画にしました。という理由の一つは、人物伝として、昔、手塚治虫の「仏陀」というのを読んですごく良かったんだな。それから、歴史ものとして、昔、白土三平の「カムイ伝」を読んで、これもすごく良かったことが記憶にある。

読み終わった「おーい! 竜馬」だけど、どこまでが史実で、どのように人物像がデフォルメされているのかなどが気にならないでもないが、それでも何度も眼がうるうるするほど感動した。電車の中で漫画を読んで、眼をうるうるさせているおれっていいではないか。

史実とは明らかに違うところがあるらしいから「龍馬」ではなく「竜馬」なのだろうか。一巻目の末に武田鉄矢の書いた文章に司馬遼太郎の「竜馬がゆく」へのレスペクトが述べられており、だから「竜馬」なのかとも思った。

竜馬はすごくかっこいい。例えば竜馬自身の尽力により成し遂げた新政府の体制案を竜馬が作ったらしいのだが、その体制案に竜馬自身の名前が入っていない。不思議に思った西郷隆盛とのやりとり。

「なぜでごわす!?・・・」
「窮屈な役人になるがは性に合わん」
「役人がいやなら・・・・・・坂本さァは・・・・・・なんばやられもす!?」
「そうさな・・・・・・・・・世界の海援隊でもやりますかいのう・・・・・・・・・」

長い13巻を読み通して、14巻目の「世界の海援隊でもやりますかいのう・・・・・・・・・」のせりふのページ見開きの漫画のカットが出てくるところは、まぶしくて、すごく美しく感じた。ロマンチック。

友だち、その時の敵、味方であろうが、竜馬の周りの人がどんどん死んでいく。竜馬自身も常に命を狙われている。すさまじい物語でもある。世界の海援隊の夢を果たせず、齢三十二歳での竜馬暗殺の件は、ページをめくるのがつらかった。

北辰一刀流の免許皆伝の剣の達人であった、この物語の坂本竜馬も、史実の坂本龍馬も、ただ一度として、その剣を抜いて人を切り倒したことがなかったという。
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Spoonfulというお店の名前がブルースっぽくて、何かおもしろそうと思い、池袋から西武池袋線で二つ目の駅まで足をのばし、歌いに行った。そこはブルース・バーのようなロック・バーのようなお店だったのだ。個性的なつわものがたくさん来ていて、演奏を聴かせてくれて、ぼくもギターの弾き語りをして、おもしろかった。ぼくの阿呆なMCや、ちょっとヘンテコな歌にも、みんな、のってくれて、楽しかった。わしは馬鹿じゃからな。

Spoonfulはとってもハート・ウォームなブルースのお店なのだ。
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今日ふらりと地元のジャズのお祭り「もんじぇ祭り」に行ってみたのだが、そこで座間の陸軍兵士たちのディキシー・ジャズのバンド、KANTO KINGSが良かったんだな。彼らには、自然に身についた北米の土と空気のジャズやブルーズがあるような気もした。最後の方で"St. James Infirmary"を演奏したんだが、次は"St. James Infirmary"を演奏しますとクラリネット奏者の人がMCした時は、あの暗い曲を演奏するのかと思いぎょっとした。セント・ジェームズ医院で死んだ恋人に会いに行くという内容。しかし、ぼくは音楽を聴いて、深く静かに沈んでいくことも好きなのだった。

YouTubeから2つの"St. James Infirmary"を紹介します。あぁ、ジャズ・フェスで浅川マキを聞きたいなぁ。みんあ、度肝を抜かれるんじゃないか? Louis Armstrongの"St. James Infirmary"、最高です。

浅川マキ Maki Asakawa / セント・ジェームス病院 St. James Infirmary (1973)

http://www.youtube.com/watch?v=zJWvBPwUwHw

Louis Armstrong - St. James Infirmary

http://www.youtube.com/watch?v=fvr7nkd_IJM

おやすみです。チャオ。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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