えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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2008年も最後の日、よくいっていたお店が2軒、幕を閉じた。1つはラシエットで、1つはレモンパイ。ラシエットの方はは4年後、新しいテナントで再開するというけれど、4年近く、このあたりは工事が続き、おおきなビルができる。箱もの行政とはこういうことなんだろうか? これが良かったことなのかどうかは、その答えはビルが完した後の数年後、早くても10年後ぐらいにしかわからない。

数年前に雑誌の「ぴあ」で相模大野がジャズの街として紹介されていた。もんじぇ祭りという音楽の祭りも立ち上がった。その紛れもない中心にラシエットがあった。ラシエットママのどこにこんなパワーが?
レモンパイのマスターのいとうジョニーさんも、音楽好きのバーテンダーで毎日曜、バンドや弾き語りのドンチャン騒ぎが開かれていた。

祭りが一旦、おひらきとなり、思い出が人の胸の中どころか、その土地のかしこにも消すことのできない何かとして残るのではないか? けれど大野銀座ってなくなるんだなぁ。

みんな、おつかれちゃん。
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山梨県の下部温泉に旅。ここに来るのは三度目。この町、来るびに、さびれていくみたく感じる。昼に見た廃屋のようなスナックは、夜、営業をするのだろうか? 旅愁というものだろうか? お宿は「梅ぞ之」という日本旅館でとても静かできれいに行き届いている。ここらあたりの温泉のぬるい湯と熱い湯に交互に入るのに最高に癒される。

今、一人だけど、自分さがしなんて、つまらないことはするもんか。死んだ人、生きている誰かのことを思う。もしかして、これから生まれてくる人のことも、ほんの少し。

テレビを消すと時を行き来する山の呼びかける声が聞こえそうだ。
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沼袋のオルガンジャズ倶楽部というところにスミ☆アヤコちゃんのライブを見に行く。スミ☆ちゃんの歌もいつもどおり良かったが、デュエットの杉本なおきくんの歌がかっこいい。数年前から知っている仲だけど、いつの間にこんなにうまく、かっこ良くなってしまったんだ? チクショウめ。にくいぞ。それから、ギターの酒井隼人くん、泣きながらよく歌う彼のストラトキャスターの音が最高! ひさびさに発見した好みのギタリストです。
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会社帰りにラシエットで歌のお師匠のミッキ先生のライブを聴いた。いつものMCの下ネタもなく、てらいもなく、歌一本て聴かす。かっこいいぞ。おら、なんか酔っぱらっただ。ただでお店からもらったダブルのラフロイグのロックのせいだけではないはず。
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夜、NHKBSで黒澤明監督の「夢」が放映されていた。見始めたら、止められなく、最後まで見てしまった。8つのストーリーのオムニバス形式。すべてのお話は黒澤監督の見た夢だというが、この映画、何度か見ているのだが、昔見た印象と違い、一話目の「日照り雨」と二話目の「桃畑」がいいなぁ。「日照り雨」は天気雨の日、狐の嫁入りを見た少年の話。見てはいけない神聖なものを見てしまった少年が虹のふもとの狐の国に謝りに行く。そこは花畑にかかる虹の向こう。二話目の「桃畑」に出てくる切り倒された桃畑に残った一本の小さな桃の木が愛おしい。三話目以降、物語は陰鬱になり、終末観すら漂わす。八話目の「水車のある村」でちょっと救われる感じ。笠智衆の演じる老人のセリフ「夜は暗いもんじゃ」になるほどと思い、「生きることはおもしろい」にそうかな(?)と思った。
最近、ローリング・ストーンズの映画を撮った監督、マーチン・スコセッシがビンセント・ヴァン・ゴッホ役で出ている。彼にはこうセリフがある。「こんな景色を前にして描かずにはいられない」とゴッホは言う。それはそうだ。描かずにはいられないだろうし、歌わずにはいられないことだっておこるさ。耳に包帯を巻いているゴッホに主人公は聞いてみる。「その包帯はどうしたんですか? 大丈夫ですか?」と。ゴッホは答える。「うまく描けないので耳を切り取ったのだ」と。史実の中のゴッホはその耳を娼婦である恋人に贈ったのだ。
話が映画からそれてしまった。「桃畑」にもどそう。映画とは夢でもある。そしてこの映画は「夢」。きみが見知らぬ女の子に魅かれたなら、その娘は失われた桃畑の桃の精なんだ。きっと、きみだけに舞を踊ってくれるでしょう。
おやすみ。
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このまえ、12月12日(金)ミュージックスクールGroove(http://msgroove.jp/index.html)のパーティーでの演奏記念のページを作ったんじゃ。

http://members2.jcom.home.ne.jp/kysakai/dynamo/dynamo.htm

サウンドをクリックすると音も聴けるぞ。オーディエンスのざわめきも生なましく、かっこいいかも。

http://members2.jcom.home.ne.jp/kysakai/dynamo/present.mp3

けれど携帯でアクセスしている人は気をつけなはれ。3メガぐらいあるから、お金かかるかもよ。

この音、上出来だ。せっちゃんとみほちゃんのおんなリズム隊がいいではないか。おそるべし。ねっちこく重く低くグルーブしている。きんちゃんの美しいキーボードににしやんのかっこいいギター。わしのソウルフルな歌。いいではないか。

これは、ヘッドホンを頭にかぶってでかい音で聞きなはれ。爆音に身をゆだねよう。中学生の頃よく聴いていたLed Zepplinのレコードには"Play it loud!"と書いていたんじゃ。Pink FloydやGenesisのレコードのジャケットにも"Play it loud!"って書いてあったんじゃ。Roxy Musicのレコードには書いてあったけなぁ? "Play it loud!"って忘れていた基本かもしれん。でかい音でいこー。

Play it loud!
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事情があってエコ検定という試験を受けねばならず、その教科書みたいな本を読んでいた。その本に書かれている環境悪化を表す数値などを見ると、絶望的というか、それが、人類に端を発したものならば、他の地球の生き物に迷惑をかけずに、人類は終わってしまってもいいのかもしれないとも思う。

エコ検定の教科書みたいな本をサックに入れて背負い、自転車で町を走ると、少なからぬ家がクリスマスのデコレーション、イルミネーションできらびやかに飾っているが、その光景が反エコなのだとも感じるけれど、この人たちこそ、この祭りの終わりが来るのを、意識の底の方で確かに感じていて、終わろうとするこの世の春を謳歌しようとしてるのかもしれないと思い、説教じみた反感などみじんも感じず、もっと、歌え、もっと煌びやかに派手に踊れとすら思う。この時代、この船は沈むだろう。人類は生き延びることができるだろうか?

子どものころ、夏休みに山梨と神奈川の県境にキャンプに行って、その星空、たくさんの星のきらめき、本当に天の川のようで、感嘆したことがあった。口をあんぐり開けて、夜空を見あげて、きれいと言っているぼくがいた。あのころは、きっと町の灯りはもっと暗かったはず。夜は暗いんだよ。明るい夜で、なくしたものもあると思う。

アイザック・アシモフのSF小説に「夜来たる」という名作があって、6つ太陽のある星の話で、その星には常に太陽が輝き、その星の住民は夜を知らない。その星に何千年に一度という夜がやってくる。世界は真っ暗になり、住民は無数の星の煌めきを初めて見る。夜を知らない人たちは、それが恐い、美しい。

暗い夜を知るべきだよ。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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