えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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『書行無常展』に行ってきた。藤原新也さんの大きな写真、書とともに中国、インド、日本の各地を旅するような展覧会でした。震災地の瓦礫の風景を写した写真には、何か鳥肌が立ちました。福島、春日町の滝桜の写真の美しさに圧倒されました。さて、カメラは記録する装置なのだろうか、記憶する装置なのだろうか、と思いました。

書行無常展のページ
http://www.fujiwarashinya.com/shogyomujo/
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眠れない夜に、この二週間ほどでいろんな本を読みました。中沢新一著「鳥の仏教」、飯田史彦著「生きがいの創造」、ブライアン・L. ワイス著「前世療法」、ハロルド・シャープ著「ペットたちは死後も生きている」、シルビア・ブラウン著「天国にいったペットたち」、田中マルコ著「ある日、犬の国から手紙が来て」。お薦めは、中沢新一著「鳥の仏教」、ハロルド・シャープ著「ペットたちは死後も生きている」、田中マルコ著「ある日、犬の国から手紙が来て」で、この三冊は本のすべてが詩のようであります。

魂とか精霊のようなものが不滅であることようなことが、本当なのだろうか、と思案する。答えは出ないけれど、ぼくは、なぜかボ・ガンボズのどんと(http://www.songstar-donto.com/)が歌っていた「おめでとう」という歌を聴いて、それを信じてもいいのかな、と思った。こんな詞です

「君がこの世に生まれてきたのは
深い深い不思議なわけがあるんだよ
もしも君がここにいなくなったら
この星もぶっこわれてみんな消えてしまう

長い間 きみは土の中にしゃがみこんで
じっと待っていた
さあ今日は君の誕生日だよ
君は今日ここに生まれてきたんだよ

長い冬が終わって 目もくらむほどの
まぶしい光に包まれて君は泣いていた

もう大丈夫 なにも恐くないよ
本当によく来たね おめでとう

遠いところから君はヘトヘトになってやってきた
体はキズだらけ
もう君には旅はいらないよ
もうどこへも 行かなくていいんだよ」

始まりと終りの歌は、終りが始まりの歌のようで、胸が静かに騒ぐ。あちらはこちらで、こちらもあちらなのかな。レオ、残された写真の中の普通の犬とは思えない聡明そうな顔を見ながら、きみは神が遣わされた賢者のようであったから、そんなことは生まれた時からわかっていたのかな、と思い出す。

おやすみZZZzzz.....
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成績桜ヶ丘の音楽バーLoose Voxの「魂の叫びナイト」で急遽、弾き語りで歌うことになりました。40分ぐらいは歌います。タイバンはSallys MachineとLOOZEです。Loose Voxのマスターは音楽を愛しています。そんな場所で歌えてうれしい。

日時
2011年11月5日20時スタート

場所
Loose Vox

アクセス
京王線聖蹟桜ヶ丘駅東口2分
東口を出てまっすぐ歩くとミスタードーナッツが、あります。でそこから右斜め前方に見えるパチンコ屋のビル5階です。
東京都多摩市関戸2-40-2興進ビル5F
TEL. 042-375-6291

チャージ
1500円(1ドリンク込み)

LOOSE VOXのページ
http://loosevox.iii.vc/
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こんな夢を見た。ぼくは、寒い明け方、目を覚ます。窓にはガラスの窓ではなく透明なビニールシートになっていて、そのビニールが、ぷっくり外にふくらんで広がっている。そのビニールシートから未明の朝焼けが見える。ビニールシートの窓に近づくと、大きな木があって、そこの木の上に獰猛そうな悪い犬がいる。その悪い犬は庭にとびおりて、そこには年を取った老犬のレオがいる。レオが危ない、とぼくは思い、玄関に向かってかけおりる。玄関には成犬になりきっていない小さいレオが、地団駄を踏んでいる。はやく助けてあげて、と言う小さいレオの声が聞こえる。ぼくはドアを開けて庭に飛び出そうとする。

そこで目がさめた。いつでも助けにいくさ、レオ、どこにだって。
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今夜はレオの追悼パーティーだとのたまい、町田のウェストボックスでのセッションで、禁を破るかのように、オリジナルの楽曲「レオ」を歌ってしまった。この歌は十数年前に作った歌で、こんなことがレオにも起きるのかなと何故か不安になりながら作った歌で、十数年前のぼくが、今のぼくとレオに贈りものをしたかのような不思議さを持っている。こんな詞です。

「ひどい悪夢にうなされて、明け方3時に目を覚ました
泣きながら夜空を見上げると、レオが月に向かって走っていた
何匹もの仲間の犬たちも
月に向かって走っていた
何匹もの繋がれていた犬たちも
月に向かって走っていた

さよなら、レオ、またどこかで会おうぜ
今や君は銀色に輝いて
伝説の気高い狼だよ
いつまでも死ぬことのない
永遠の命を得たのさ
月の光と朝日を浴びて
どこまでも、どこまでも走っていけよ

君が吠えるのは正しかった、遠吠えするのは正しかった
今や町じゅう遠吠えして、俺の胸に響きわたっている
とめどもない痛みがやってきた
草木や土に逆流していった
世界の色を変えるみたいな
涙がさらさら流れてきたのさ

さよなら、レオ、またどこかで会おうぜ
今や君は銀色に輝いて
伝説の気高い狼だよ 
いつまでも死ぬことのない
永遠の命を得たのさ
月の光と朝日を浴びて
どこまでも、どこまでも走っていけよ」

歌い終わったあとライブハウスでテキーラトニックか何かを飲みながら、ぼくの隣に人間の姿をしたレオを想像し、レオが確かにいるように思え、レオはぼくに語りかけた。

「こんな楽しいところがあるなんて知らなかったよ。みんな、楽しそうでいいところだね」

犬の姿のレオが散歩し、知っているところは、せいぜいぼくの家のまわり、半径1キロメートル以内であった。小さな世界しか知らなかったかもしれないレオ、けれども、いいじゃないかとも思う。そんなことは、幸せとは関係ないことなんだ。

おやすみZZZzzz.....
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レオという名前の犬を飼っていたのでけど、数日前、なくしてしまった。安らかに眠ってしまった。ぼくは、寂しくて眠れなくなってしまった。泣いた。

レオが遠いところに旅立つ前にぼくはある本を買っていた。中沢新一さんの著した「鳥の仏教」という本だった。寂しさに眠れないぼくは、数日前に買っていた本を思い出し、読み始めた。読み始めると眠くなって、眠ろうとすると、寂しさに眠れない。それでまた読んだ。そんな夜がつづき、読み終えた本が「鳥の仏教」で、それはぼくにとって「犬の仏教」でもあり、「レオの仏教」と言いかえてもいい。

レオがぼくに教えてくれたのは愛と命。「鳥の仏教」は誰が書いたともわからないチベットの本「鳥のダルマのすばらしい花輪」の翻訳と中沢氏の書いた解説の「人間界の仏教から生命圏の仏教へ」からなる。その解説から一文だけ引用しよう。

「動物には人間と同じように心があり、その心にはしばしば人間を凌駕する徳性が宿っている。『ジャータカ』の作者は、そういう動物の心に宿る徳性が、人間の理想とする菩薩の徳性と、本質において同じものだと主張している」

レオもそうだったんだよ。そしてレオとぼくは結ばれた友だちだったのです。また、会おう・・・レオ・・・輪廻で・・・
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ラップやヒップホップが好きでよく聴いていたことがある。どんなのを聴いていたのかというと、Dr. Dre、Snoops Doggie Dog、Naughty By Nature、A Tribe Called Quest、Geto Boys、Boogie Down Productionなどなど。それらの音楽が本格的にメインストリームに昇りきったころに、ぼくはラップやヒップホップに興味を無くしたような気もしていたのだけど、裏通りで本物のヒップホップをする人たちはまだいるだろう。ラップにサンプリングループがほとんど使われなくなったころ、ぼくは聞かなくなってしまった。Dr. DreもNaughty By NatureもA Tribe Called QuestもGeto Boysも、ぼくは六本木や渋谷や水道橋でそのギグを生で見ているのだった。ぼくはそのころラップやヒップホップを今を生きるブルーズのような音楽だと感じて、聴いていた。

などと、思いだし書いてしまったのだけど、今だに歌い続けている日本のベテラン・ヒップホッパー、ECDの「何にもしないで生きていらんねぇ」を読んだのです。おもしろくて、一気に読めてしまった。マイナーな日本のロックのレコードへの感想やら、本の感想、万引きを繰り返す少年を主人公にした小説、アルコール中毒のこと、ヒップホップ観やラップ観や日記のようなものが、並べられて本にされた文集なのだった。この本を読んで、古友だちに本当にに久しぶりに出会ったようなうれしさすら感じたのだった。熱くて、頭がいかれていて、けでど、めっぽう本気で、正気でもある、そんな友だち。おやすみZZZzzz.....










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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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