えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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「禅マインド ビギナーズ・マインド」という本を読んだ。これは北米に渡り、禅と仏教を広めた曹洞宗のお坊さんである鈴木俊隆さんの法話を本にしたもので、スティーブ・ジョブスも愛読したという。企業家のスティーブ・ジョブスが愛読したのなら、詩人のアレン・ギンズバークや小説家のジャック・ケラワックも愛読したのだろうか、と思い、いや、この本が出版されたのは1970年であるらしいから、ケラワックは既に没していたのに気づいた。ジム・モリソン以外のドアーズのメンバーが通った禅の道場とはこの鈴木さんのお寺、桑港寺だったのかしれない、と想像をたくましくする。そして、この本の出版後、1971年に鈴木俊隆さんも亡くなられた。

この「禅マインド ビギナーズ・マインド」には、禅では世界をどのように見て、どうとらえるのか、その精髄がやさしい言葉で語られていて、まず初めに読むようないい意味で教科書的な一冊となっている。何度でも読みたくなってくる。ところで、鈴木俊隆さんとはどのような人だったのだろう。この本の訳者、松永太郎さんのあとがきから引用させてもらいます。

「「海の向こうで、戦争しているのに、私たちは、ここでなにをしているのですか?」
 老師は、聞き取れなかったので、弟子のジョン・スタイナーがもう一度繰り返しました。彼は、カリフォルニア大学バークレー校で反戦運動に参加していました。その日、マーケット・ストリートでは反戦のデモが予定されていました。
 「海の向こうで戦争しているのに、なぜ、ここでみな集まっているのですか?」老師は微笑み、ジョンも微笑みました。
 突然、猫がねずみを襲うよりもすばやく、老師は、上座から飛び降りて、ジョンの後ろに回り、警策(眠気をさまし、怠りを励ます木[主に樫]の棒)を伸ばして、大声で「合掌!」といいました。それから何度もジョンを打ち、叫びました。「愚か者。愚か者。時間を無駄にしておる」彼は何度もジョンを打ったので、ジョンは前のめりに倒れてしまいました。「夢を見ているのだ! 夢を見ているのだ! なんの夢を見ているのだ!?」
 師が声を荒げたことを一度も聞いたことのなかった聴衆は、驚愕のあまり口もきけませんでした。師は、息切れして、ほとんど聞き取れない声でいいました。「怒っているわけではない。ただ・・・・・・」息をついでから「自分の靴の紐も結べないのに、なにをしようというのだ」
 あとになって師は、ジョンに乱暴だったことを詫びたあと、「戦争中の日本の体験を思い出してな」といいました。ジョンは師の目に苦痛の色を見ました。袈裟の長い裾が、細い腕にかかっていて、ジョンは師の老齢、かぼそさ、その慈悲と苦悩に打たれたのです。」

禅とは何なのだろう。仏教とな何なのだろう。悟りとは何なのだろう。和尚、とにかく座ってみろということでしょうか。









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二軒の立ち寄り湯のはしごをしてしまった。というのも、この正月にポータブルのカーナビを買ってしまい、それを使ってどこかへ行きたかったのです。

で、多摩川の源流となる山梨の北都留郡までドライブしたのです。しかし、中央道の上野原のインターを出てから、山道、峠道をぐねぐね走りつづけなければいけない。ずっとCCRをカーステでかけながら、ナビの音声にも耳を傾け、着いたところは小菅村の「小菅の湯」。田舎だー。湯は普通の温泉の気がした。ここでお昼ごはんを食べたのですが、そばがおいしかったです。それから、山女魚の一夜ぼしというのを食べたのですが、これもとてもおいしかった。

さて、もっと山奥にもう一軒、立ち寄り温泉があるというので、カーナビをセットして、「小菅の湯」を後にし、着いたところは丹波山村の「のめこい湯」。ここのお湯は、あっさりとした硫黄泉で、好みの感じ。気にいって、内湯のぬるめの湯にかなり長い間、つかってしまった。

帰りも迷わず、夕方の山道を走らせました。さて、気づいたことがあって、家から近い、藤野にある「東尾垂の湯」はかなり上等だということ。けれど、ぼくがもっとも好きな湯は下部温泉の「湯元ホテル」の湯というか、あの温かい湯と冷泉を交互に入るあれを思い出してしまう。

もう一つ気づいたこととして、CCRはドライブで聴くと、あの愚直なまであつくるしい歌と演奏がとても気持ちいいのでした。


小菅の湯のホームページ
http://www.kosugenoyu.jp/

のめこいの湯のホームページ
http://www.nomekoiyu.com/

東尾垂の湯のホームページ
http://www.higashiotarunoyu.jp/

下部温泉湯本ホテルのホームページ
http://www.shimobeonsen.com/
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昨日までが松の内だということで、箱根神社に参ってきた。ぼくの大好きな神社です。その隣にある九頭竜神社にも参ってきた。後から知ったのだけど、九頭竜とは病気を食べてくれる守護神でもあるらしい。ゆめゆめうたがうことなかれ。

それから、夕方、町田の万象房のオープンマイクに歌いに出かけた。少し遅れていったら、いっぱいの人が既に集っていた。着いてビールを飲んだ。最近、晩酌をやめたからか、酔うということをとてもよく感じます。すぐに、あー、酔っ払ったとなります。でも、さめるのもなんか早くなったな。おっと、脱線。

いろんな人の歌を聴き、ぼくも歌いました。近頃作った「赤いリムジン」という歌でこんな詞です。この前までキーをGで歌っていたのですが、なんかしっくり来なくて、DOORSの"L.A. Woman"がAの曲なので、Aに変えました。なんか、よくわからない理由ですが、"L.A. Woman"はJim Morrisonの自伝的な曲だということをどこかで見た記憶があって、Jimの詞を見てもどこが自伝的であるかはうまく諒解できないのですが、ぼくの「赤いリムジン」は確かに自伝的だろう。こんな詞です。

「まっかなリムジン
いかしたリムジン
いかれたリムジン
ごきげんなリムジン

おいら、まっかなリムジンに乗っていた
みんなを乗せてドライブしたよ
どこまでもいつでもぶっとばしたぜ

まっかなリムジン
いかしたリムジン
いかれたリムジン
ごきげんなリムジン

真夜中まで眠らず働いて
朝になるまで歌いつづけた
あのおいらのドライブするまっかなリムジン

あーあー、月の裏側まで歌が届く
あーあー、月の裏側までリズムが響く

真夜中まで眠らず働いて
朝になるまで歌いつづけた
あのおいらのまっかな、まっかなリムジンは、

あれは、黒い、黒いリムジンだったのさ
おれの体は壊れてしまった
もうリムジンなんかでドライブしないぜ

あーあー、銀河の向こうまで歌は届く
あーあー、銀河の向こうまでてくてく歩く

走らされていたよ
歩いていくよ、歩いていく
走らされるより歩いていくぜ」

そうだ、リムジンなんかやっつけてやる。そして、次に歌った歌は去年、友だちの二人のために作った"Garden Of Love"という歌です。

「小さな庭に、小さな種を
うえましょう

小さな種から、小さな花が
いっぱい咲くでしょう

小さな鳥たち、歌っているよ

ああ、雨や風、お日様もあたる
きみとぼくとのいつまでもGarden of love

小さな庭に、小さな花を
咲かせましょう

愛の庭で、愛の花が
いっぱい咲くでしょう

お月さまさえ歌っているよ

ああ、嵐に負けない、お日様がのぼる
きみとぼくとのいつまでもGarden of love

さあ、愛の庭で、愛の花を
いっぱい咲かせましょう

いつまでも咲いているよGarden of love
いつまでも咲いているよGarden of love」

気がつけば、2012年の歌い始めだったのです。


万象房のページ
http://musictown2000.sub.jp/banshowboh/open_cafebanshowboh.htm
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こんな初夢を見た。ぼくはレオ(昨年、死んでしまった犬です)と散歩をしている。レオは元気そうにリードを引っ張ってどんどん進んで行く。ふと、レオが振り返ってぼくにテレパシーを送ってくれる。えいちゃんは生きていることが楽しくないの? ぼくは楽しかったよ。生きている時しかできないいろんなことができるよ。ぼくは答える。そうだような、レオ、生きていることって楽しい。

そこで目がさめた。レオ、いろんなことを教えてくれてありがとう。
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"SAM COOKE The Keen Records Story"という3枚組のCDを980円で買って、よく聴いているのですが、これはサム・クックのKeenレーベルに残した音源集で3枚組の3枚目が特に気にいっています。

ゴスペルからポップ・ミュージックに変わったその後のソウル・ミュージックが始まる前の未明のブルーで甘いフィーリングが何とも切なく胸に迫ります。聴いていると古いジューク・ボックスからフィフティーズのラジオが流れてきているみたいで、ノスタルジックな気分にもひたってしまう。そして、この3枚組の3枚目は"Hit Kit"というアルバムの中の全曲と4曲のボーナス・トラックとなっていて、この"Hit Kit"というアルバムはソウル・ミュージックのまさに未明で、お日さまが昇る前の静けさの美しさすら感じてしまう。










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最近、休みの日は必ず、近所の立ち寄り湯とか立ち寄り温泉によく行くのだが、今日は車を走らせ、ちょっと遠出の藤野の立ち寄り温泉『ふじの温泉東尾垂の湯』まで行きました。ここは隣にある藤野温泉病院が開いているらしい立ち寄り温泉なのだけど、加温、加水なしの全くのかけ流しの湯は、かすかな硫黄臭も感じられ、すばらしいものでした。サウナがちょっと変わっていて、スチーム・サウナなのだけど、木でできたつぼ湯につかりながら浴すのです。サウナがあまり好きではないぼくにも、これは気持ちいい。食事処の料理がヘルシーさとおいしさを兼ね備えたやさしいものでこれも良かった。ここは近場の穴場です。お湯好きさんはぜひ行ってみてください。

さて、明日(2011年12月30日(金))はミュージック・スクール・グルーブの『プチ・ライブ』というイベントで歌っています。昼すぎの3時から始まるこのイベントでのぼくの出番は夜になり、その後、8時半ごろからみんなで忘年会です。

ふじの温泉東尾垂の湯のホームページ
http://www.higashiotarunoyu.jp/

ミュージック・スクール・グルーブのホームページ
http://msgroove.jp/index.html
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クリスマスの朝、クリスチャンでもないぼくが、なぜかゴスペルを聴きたくなり、まずターン・テーブルに乗ったのが、シカゴの名門インディーレーベルから出された"The Original Five Blind Boys Of Mississippi"なのでした。サム・クックが自分の歌い方に迷った時、このFive Blind Boys Of Mississippiのレコードを聴いていたそうだ。メインボーカル、Archie Brownleeのどこかブルーズも感じさせる歌は、敬虔な熱さでイエス・キリストを求めて泣き叫び始めてしまう。Archieの短い生涯の最晩年の録音のこのアルバムは、バンド演奏と一体となった四声のコーラスが大地のようにしっかりとリードボーカルを支え、歌が天に昇っていく。このアルバムに入っているL. Woodard作のぼくの大好きな"Oh Why"を訳してみます。Amen!

どうして、星は夜、輝くのだろう
どうして、月は輝きつづけているのだろう
どうしてかは、神が定めたことだからです

どうして、私は福音の歌をうたうのだろう
どうして、そのとき、わたしの心が強く感じられるのだろう
どうしてかは、神が定めたことだからです

私の守護天使が翼を広げ
夜、私のベッドにやって来る
平和と休息を与えてくださり
朝、明るく日が昇れば
目覚めさせていただける

どうして、彼は私の心を自由にしてくれたのだろう
どうして、彼はあなたや私のために死んだのだろう
どうしてかは、神が定めたことだからです

私の守護天使が翼を広げ
夜、私のベッドにやって来る
平和と休息を与えてくださり
朝、明るく日が昇れば
目覚めさせていただける

どうして、彼は私の心を自由にしてくれたのだろう
どうして、彼はあなたや私のために死んだのだろう
どうしてかは、神が定めたことだからです

どうしてかは、神が定めたことだからです












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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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