えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

映画も素晴らしかったら、妹尾河童さん著した「少年H」を読んだ。そして、戦争のことを考え、思いをめぐらせた。少年の低い目から見た戦時下の日常がリアル。例えば、子どもに向かって戦闘機から機銃掃射するのか、恐いな、と思った。大本営発表の統制報道などは今の原発事故・放射能報道と似ていて、こわい、こわい、とも思う。それから、少年Hのお父さんはすごく尊敬に値するぞ。家族を守るためにこんなことを言う。
「そうやないんや、踏んでもええのや。信仰は自分の心にあるんやから、それを護るんは正面から抵抗するだけやないとというのを知っておいて欲しいんや」
ぼくはクリスチャンではないのだけど、何か胸の底に来ました。
戦後、少年Hが大人たちにこの負けた戦争について尋ね、、敵機が飛来し始めたころには、もう日本は戦争に負ける、と少なからぬ人たちが思っていたことに、少年Hは驚くのだが、特攻隊として死んでいった青年たちの至純には嘘はない、と書いた坂口安吾の随筆を思い出したりもした。
今が戦前だという暗い予感が当たらないことを祈りながら本を閉じました。


こんな夢を見た。ぼくは山手線のような、横浜線のような列車に乗って席に腰かけている。その列車のシートは銀色に見間違うような明るい灰色で、乗っている乗客は少ない。次の駅で勤めている会社にほぼ同時期に転職して来た人が乗ってきて、ぼくの隣にすわる。ぼくはその人に、もうこの列車から乗り換えようと思う、独り言のように言い、声をかける。その人は、そうですか、しかたないね、と答える。
そこで目が覚めた。列車って何なのだろう?
そこで目が覚めた。列車って何なのだろう?


この前、能楽というものを初めて見たこともあって、久しぶりに三島由紀夫の著作の中から「近代能楽集」を再読してみた。死が香り立つような戯曲集は古い能楽の古典を現代劇に翻案したような寸劇集であった。芸術はエロスとタナトスから生まれるというけれど、エロスは性愛、タナトスは死で、三島由紀夫の小さな物語はそれで、小さな危ない小宇宙のようなのであった。舞台で見てみたい。


2013年08月24日(土)
■小田急相模原エルトピート START 19:00- 弾き語り
スタート19:00
チャージ500円
佐々木ショーイチ
えいちゃん(<=わし)
スギムラリョウイチ
(敬称略)
エルトピートのホームページ
http://www.el-topito.com/
~~~
2013年08月25日(日)
■小田急相模原 スクールオブロック OPEN 19:00- カルテット・バンド
出演:
Yeah Chang And Cats And Dogs All Stars
(えーちゃん:歌とアコースティック・ギター(<=わし)
だーにし えいすけ:エレクトリック・ギター
すわ まこと:コントラ・ベース
ふじわら さとる:ドラムス)
七條春道
(敬称略)
スクールオブロックのブログ
http://blog.goo.ne.jp/ryusisekine
■小田急相模原エルトピート START 19:00- 弾き語り
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佐々木ショーイチ
えいちゃん(<=わし)
スギムラリョウイチ
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エルトピートのホームページ
http://www.el-topito.com/
~~~
2013年08月25日(日)
■小田急相模原 スクールオブロック OPEN 19:00- カルテット・バンド
出演:
Yeah Chang And Cats And Dogs All Stars
(えーちゃん:歌とアコースティック・ギター(<=わし)
だーにし えいすけ:エレクトリック・ギター
すわ まこと:コントラ・ベース
ふじわら さとる:ドラムス)
七條春道
(敬称略)
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この前、テレビでも放映していたのだけれど、レンタルのDVDで和泉聖治監督の「HOME 愛しの座敷わらし」を見る。座敷わらしと聞くと、深沢七郎の小説「みちのくの人形たち」を思い出し、その根底には、間引きという哀しいできごとがあったのだろう、と思っていたら、この映画でも、古老の語るはるか昔の物語として、そのようなことがあったということが出てくるのだった。その間引きされたものたちの精霊をむしろ幸福をもたらす印とした東北、岩手の人たちに心の深さを感じた。
映画「HOME 愛しの座敷わらし」に戻れば、家族が急速に失われていった1970年代のホームドラマのような映画であった。「傷だらけの天使」や「青春の殺人者」の水谷豊が、「熱中時代」や「相棒」を経て、左遷された会社員のお父さん役をやっているぞ。そして、座敷わらしや河童の故郷、柳田國男の「遠野物語」の遠野の景色が本当に美しい。
http://www.warashi.jp/


青山にある根津美術館の「曼荼羅展」に行ってきた。初めの方に展示してある「両界曼荼羅」や「金剛八十一尊曼荼羅」では、この夏の暑さのせいか、その暑さのせいで心身ともに少し不調であるせいなのか、はたまた、私という人間が凡人をはるかに下回っているような人間であるからなのか、立ち昇るエロスのエネルギーのようなものを感じ入り、見とれ立ち尽くした。もしも、古い仏閣でこれらを見たならば、ぼくは何と感じるのだろう? 万物は生々流転しているといいます。それが、数えきれない仏の放つまばゆい光となっている、そんな景色をほんの少しの間だけ、感じられたようなのです。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html


相模女子大学で薪能を見た。大学の校庭に能の舞台がしつらえてあって、夕方になり焚き木の火が二つ燃え、遠くで雷鳴とどこかで上がっている打ち上げ花火の音が聞こえ、美しい夕焼けが西の空に広がり、舞いが始まった。「杜若」と「大江山」の二つの舞いの後、「鎌腹」という狂言が演じられると、夕焼けだった西の空は濃い青紫色になっていて、能の「土蜘」が始まる。これはぼくが初めて見る能で、能の物語のほとんどが怪異譚ばかりであるというのだが、「土蜘」はものの怪退治の物語。鼓と笛とよぉの声で奏でられる音楽が、この世とあの世を結び通路を作る、あやしい装置のようだ。室町時代に世阿弥によって完成させられた能であるけれど、昔の人って、今よりももっとみじかくに死やらあの世やらを感じていたのかもしれない、と思い、神社仏閣などの野外で演じられた薪能は、おぼろげな死者たちの無念を鎮め、捧げられたものかもしれない。
来年もこの地で薪能はされるだろうから、もっと前の方の席で見てみたいな。そして、今度は神社仏閣の境内でも薪能を見てみたい、と思った。
http://www.e-sagamihara.com/event/august/0248/
来年もこの地で薪能はされるだろうから、もっと前の方の席で見てみたいな。そして、今度は神社仏閣の境内でも薪能を見てみたい、と思った。
http://www.e-sagamihara.com/event/august/0248/


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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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