えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
銀座の老舗のカレー・レストラン、デリーでカシミール・カレーを食べた。ここには数十年ぶりに足を運んで、もう昔の記憶は忘却のかなたになってしまっていたのだけど、ぼんやりと、辛い、というのと美味い、というのはおぼえている気がしていた。はてさて、久しぶりに訪れたデリーのカシミール・カレーは辛くて、その辛さに鼻水が止まらなくなるような辛さでも、とてもおいしかった。
http://www.delhi.co.jp
銀座にあるシネスイッチという映画館でマシュー・ウォーチャス監督のイギリス映画「パレードへようこそ」を見た。原題は`Pride`。
サッチャー政権下の1980年代、炭坑労働者のストライキとそれに連帯するゲイの人たちを描いた映画。近しい現代の史実に基づいたこういう映画を見るとイギリスって素敵だな、と思ってしまう。なんだかんだ言って、イギリスやアメリカは市民の力が強力で、民主主義がもっとも伸長をしている国なのかもしれないと思う。
ゲイと炭坑労働者たち、偏見から自由になる勇気、そんなことも考えてしまいました。いろんなことが日本では後退し続けてはおりませぬか、と疑問符を提示して、映画の話に戻ります。
こんな映画を見ると、舞台となった1980年代のウェールズの炭坑の田舎町にも旅できてしまいます。本当のパブってこんなところなのかな。それから、ウェールズの広大な自然の美しさ。
本国、イギリスでは、この映画、ものすごくヒットしたそうなのですが、そんな今の時代のイギリス人が溜飲を下げたらしいこの映画の中のあるセリフを紹介し、お開きとしましょう。
Friendship and solidarity made a history.
http://www.cetera.co.jp/pride/
会社帰りに新宿の映画館に寄り、ダニー・ガルシア監督の「Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡」を見た。これはとんでもないジャンキーを描いた映画ではなく、いかしたギターを弾くかっちょいいロックンローラーの生涯を切り取った映画なのです。あのぶっとい切れまくりドライブするリズム・ギターが最高なのです。あぁ、やっぱ、Rock'n' Rollって最高です。
38歳で生涯を閉じるジョニーだけど、その生涯のおしまいのころ日本にはちょくちょくライブをしにやって来ていて、RCサクセションのアルバム「カバーズ」にギタリストとして参加もしていた。そのジョニーが日本にキース・リチャーズの目をしたギタリストがいると言っていたのが山口冨士夫。三人とも天国にもう行ってしまっている。けれど、きっとRock'n' Rollは死なない。きみはBluesを忘れない方がいい。また、明日、会おう。もしかして、きみの知らない歌を歌ってあげられるかもよ。おやすみZZZzzz.....
http://www.curiouscope.jp/JOHNNY/
太宰治の「晩年」を読了した。太宰治ってあまり読んだことがなかったのだけど、これが太宰の処女創作集であるらしい。やっぱり、初めっから天才だったんだなと思う。彼の何度も自殺未遂を繰り返し、ついに成し遂げてしまうその生き方にぼくは共感はできないが、それをしたり顔で、道徳とやらで非難する気にはなれない。ぼくは太宰治という人は、むしろ、心やさしい人だとも思う。この短編集に収められた清冽な短い一編「魚服記」を読んでみてください。胸がしめつけられるかもしれませんよ。おやすみZZZzzz.....
こんな夢を見た。ぼくは矢野顕子さん新しいアルバムのCDを聴いている。楽しげな矢野顕子さんにしか作れない、歌えない知らない曲が流れる。相変わらずでもあるな、などと思っている。すると、いつの間にか、ぼくはテレビのようなものの前にいる。このアルバムにはシークレットのムービーが収録されており、それがスクリーンに映し出される。矢野顕子さんは虹をデザインしたワンピースの衣装をまとい、グランド・ピアノの前に座り、歌い始めると、もの狂いのような暗い影のような、光のようなものがさす。矢野顕子さんは、いろんなものをあげつらい、死ね、死ね、死ねと笑いながら歌い、歌い終えると、呵々爆笑する。それを見ながら、ぼくも大笑いしている。
そこで目が覚めた。これは夢というより悪夢なのだろうか? ぼくは内側から壊れ始めているのだろうか? きっと、もうそろそろ自分に正直に道を曲がり、別の道をゆきなさい、と神さまから言われているのです。
そこで目が覚めた。これは夢というより悪夢なのだろうか? ぼくは内側から壊れ始めているのだろうか? きっと、もうそろそろ自分に正直に道を曲がり、別の道をゆきなさい、と神さまから言われているのです。