えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
「樹木希林さんからの手紙」を読みました。この前、逝去された樹木希林さんからいろんな人たちに宛てた手紙を集めたです。その手紙は長野の上田の私設の美術館「無言館」で行われた成人式での若い人たちに向けた、それぞれ一人ひとりへの手紙も収められ、樹木希林さんは、事前アンケートで自分の夢・目標を空欄で出した人に、こんな手紙を送っていて、びっくり。その手紙の一部をここでこの本からご紹介。
「将来の目標のところが空欄だった
わたしネ 偶然18才で役者の道に入ったけど
60才過ぎてやっと将来役者目ざすかなと
定まったのョ 口を利かない子供でネわたし
しゃべるのが苦手とありますが 逆に
人の言葉を聞く耳が育ちます
…」
さて、その後につづく文はこの本をお読みください。
この「無言館」、前の大戦で戦没した画学生の絵ばかりを集めた美術館で、一度、かなり昔、訪れたことがあります。ぼくが訪れた後、この美術館の中の記念碑「記憶のパレット」が何者かによって、赤いペンキで落書きされるという事件がおこったことに、怖い時代になったと嘆息しました。そういえば「無言館」の再訪する夢をこの前、見たのですが、その夢の中で落書きされた赤いペンキがきれいに修繕されて、ぼくは、ほっとしていたのです。本当に無言館には再び訪れたい。
「樹木希林さんからの手紙」にもどり、ぼくもいろんな人たちに手紙を書こうかなと思う。きれいごとを書かない樹木希林さんの手紙は、きれいごとではない清々しさがあって、なんだかとてもいいのです。けれども、ぼくには歌があるか。ぼくの歌はその時、聴いてくれているみんなではなく、それぞれ一人ひとりへの手紙なのかもしれないなどと思ってしまう。
黒澤明監督の「八月の狂詩曲」をレンタルDVDで見る。
この映画は黒澤組の最後の映画で、ラストの「終」の字を見ながら、黒澤明の壮大な何十年もかけて綴られた夢の世界も終わったのかと思い、なんともいえない感じ。そして、この映画は大林宣彦監督のふるさと映画の原型でもあるような気もし、平和への願いは今もかなえられずに、祈りのように静かにつづく。
夏休みに子どもたちがおばぁちゃんの田舎に家に帰ると、不思議なことがあるのは、ぼくも経験したことでもあるのです。
この映画は黒澤組の最後の映画で、ラストの「終」の字を見ながら、黒澤明の壮大な何十年もかけて綴られた夢の世界も終わったのかと思い、なんともいえない感じ。そして、この映画は大林宣彦監督のふるさと映画の原型でもあるような気もし、平和への願いは今もかなえられずに、祈りのように静かにつづく。
夏休みに子どもたちがおばぁちゃんの田舎に家に帰ると、不思議なことがあるのは、ぼくも経験したことでもあるのです。
本厚木駅から小田急線沿いに厚木駅に向かって歩いて5分ちょっとのところに「麺や食堂」があって、そこの味玉そばがおいしかった。醤油ラーメンのだしは魚貝系、麺はちぢれていない細麺。昭和風味に小さなこだわりが今風。店内は懐かしい風情。ごちそうさま。
麺や食堂(本厚木/ラーメン) - Retty
カビール・カーン監督の「バジュランギおじさんと、小さな迷子」を見ました。なんと、世界一の年間2,000本近く作られるインドの映画の中でも歴代3位の興行成績なのだそう。迷子の子どもを隣国、パキスタンに送り届けるヴィム・ヴェンダースのようなストーリーもインドの映画では歌あり、踊りありのもりだくさんで、あきなく楽しい。迷子のシャヒーダーを演じる子役のハルシャーリー・マルホートラがとてもいい。ラストの想像していたとおりのめでたしめでたしの物語もすばらしく、共感してしまう。ロード・ムービーでのパキスタンとインドにまたがるカシミールの美しさ。映画に込められたてらいもない真摯なメッセージ。そうさ、国境の壁も柵も鉄条網もなくなってしまえ。
バジュランギおじさんと、小さな迷子
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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