えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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ポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」を見ました。

アメリカややイギリスなどの英語圏以外の国で作られた映画の初めてのアカデミー賞受賞らしい。その前にカンヌ映画祭でパルムドールを受賞していている。アカデミー賞ってアメリカのドメスティックな映画の賞かと思っていて、これだけ、世界中で面白い映画が製作されている中での何らかの巻き返しなのかしら、などと思う。

映画は世につれ人につれで「パラサイト」はトッド・フィリップス監督の「ジョーカー」と同じようなテーマで、今はそんな時代であるらしい。フリッツ・ラングの無声映画の名作「メトロポリス」を思い出し、あの昔のドイツ映画は、SFだったのだけれど、「パラサイト」はリアルとして描かれている。アメリカでは大統領のトランプは、「パラサイト」のアカデミー賞の受賞をけなしていたらしいけれど、今、かの国の若者の多くが支持するのは民主社会主義を自ら標榜するバニー・サンダースで、そんな時代なんだよ。

舞台となった大邸宅、こんなところが韓国にあるのかと、驚くが、日本にもあるのですよ。横浜の山下公園から三溪園に向けて、散歩していると、たくさんありました。

さて「パラサイト」の映画の話にもどり、あまりのダークな思いがけない展開に驚き、おもしろいけれど、「ジョーカー」みたく気分が悪くなる。お父さん役のソン・ガンホって韓国の西田敏行みたいな人なのかな? チャン・フン監督の「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」にも出ていて、主演だったな。その娘役のパク・ソダムは、若いころの田中裕子になんとなく似ていて、かわいいと思いました。

受賞式でのポン・ジュノ監督とマーチン・スコセッシ監督のやりとり、よかったね。アカデミー賞とカンヌのパルムドールのダブル受賞、おめでとうございます。



映画『パラサイト 半地下の家族』オフィシャルサイト
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こんな夢を見た。ぼくはどこかのダンススタジオにいる。畳敷きのダンススタジオ。ぼくはそのスタジオに久しぶりに顔を出したらしく、踊りの練習に来ているみんなが、久しぶりと、目で合図をしてくる。一人の女の人は、ぼくの手を取り、どこへ行っていたの、みんな、心配していたんだから、何かをさとすかのようなのだ。しばらくすると、「七人の侍」のラストシーンのように、お揃いのスゲ笠と赤い手ぬぐい、木綿の絣の着物の娘たちが、民謡風の音楽に合わせて踊り始める。それを見ながらぼくは、畳に煙草で焦げたような焼け跡を見つけ、それをテープか何かで修繕することを考えている。

そこで目が覚めた。「七人の侍」のラストシーンを知っているかい? 「田植え踊り」とも呼ばれているそのシーンは映画史上に残る最も美しいファイナルだと思う。志村喬の演じる勘兵衛の最後のセリフです。

「今度もまた、負けいくさだったな」
「え?」
「勝ったのはあの百姓たちだ。わしたちではない」

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三島由紀夫の「午後の曳航」を新潮文庫で読んだ。何度目かの再読です。

高校生のころ読んで感じた、日常の中にある禁忌があばかれ見てしまうような、ある種の幻惑されるようなものは、年をとったぼくは感じなくなっていた。けれども、おもしろい。

この小説は、これを書いた数年後に割腹して自殺する三島由紀夫自身を予言しているかのようだ。とすれば、あれは、「自決」というより「自裁」という言葉が似つかわしい、などと考えていたら、ぼくの心はなぜか巨大な塊となったような虚無にとらわれ、泣きたいような悲しみが押し寄せてきた。





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こんな夢を見た。ぼくは日がな一日、大きな広場のある公園でぼーっとしている。いろんな人が通りすぎていく。すると、前の会社の友だちが散歩をしていて、声をかけられる。サカイさん、何しているですか、と声をかけられ、別に何もしていないよ、とぼくは答える。また、飲み会しようよなどと、ぼくは続ける。友だちは、いいですね、じゃまた、といい去っていく。あの友だちは、テレビやネットでの報道をにぎわしている高級なホテルの親会社の航空会社に勤めているのを、ぼくは思い出し、まともな嘘をつかない普通の会社が日本を救うのかもしれない、と思う。午後もおそくなり、夕方近くなり、いろんな人が家路に急いでいるらしい。犬をつれて散歩をしている人も家路に急いでいる。そんな時、飼い主からはぐれてしまったらしい一匹のビーグル犬がベンチにすわっているぼくにまとわりつき、じゃれついててくる。テレパシーで、ぼくに「撤収」という言葉を送ってくる。見ると、赤い首輪がついていて、雄の犬だ。飼い主は探しているのではないかしら? 家へ連れ帰ったらいいか、警察に届け出て、飼い主が見つからなければ、引き取ればいいか、などと、ぼくは、印象的な「撤収」という言葉とともに、あれこれ考えている。

そこで目が覚めた。起きてネットを見ていたら、ANAインター・コンチネンタル・ホテルに日本の航空会社は出資してはいるが、親会社ではないらしいのを知った。さて、かわいい犬にぼくは「撤収」ということを夢の中で教わったのだが、どうしよう?
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最近、鉄分が足りていないなぁ、と思い、旅にでました。ぼくは乗り鉄とも呼ばれるてっちゃんなのです。大井川鐵道での大井川本線と井川線の旅。大井川本線では古い列車やSLにも乗ったよ。井川線は、小さい車両が、宮澤賢治の「銀河鉄道」のインスピレーションのもととなった軽便鉄道ってこんなものだったのかなと思わせる。しかも、滑車で坂を登ってゆく。もとはダム建設の資材を運んでいた鉄道だったそうで、その小さな列車にゆられる旅は、昔の殖産興業の時代の遺構となりつつあり、山山との調和も不思議なダム湖をめぐる旅のようでもあるのです。


















鉄分補給完了。

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この前、相模大野のアコパのみんなとサンシャイン水族館、法明寺鬼子母神堂、十条銀座を散歩しました。水族館で水の中の生きものを見ているのって飽きないね。そして、子どもたちを守る神様を参り、昭和のころみたいな商店街をぶらぶらして、昼過ぎからの呑みで酔っ払い。




楽しかったです。
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この前、内田樹さんの著した「街場の戦争論」を読んだ。内田さんの本はたくさん読んだけれど、この本で初めてなるほど内田さんって右翼なんだと思ったよ。この本では玄洋社の頭山満の名前まで出てきて共感を隠さない。吉本隆明ではなく江藤淳に惹かれて、日本の自立を説いて、アメリカからの自由を夢見ている。

おいらも最近は右翼なんだ。本当かい? 本当さ。日本のいろんな文化や生活が好きよ。けれど、憲法九条とか憲法前文が好きで、国歌は歌わず、国旗は掲揚しない。どんな集団でも、集団とかってどっか好きになれないものがあるよ。そして、遅れてやってきた駆け出しの武道家でもあるんだぜ。こんな愛国者がいてもいいじゃんか。内田さんも言っているけれど、自分らしさってやつのの向こうにあるらしい複雑さや矛盾を進んで受け入れることも大人になるってことらしいよ。なんか、おいら、内田樹さんに近づいていっとるわ。






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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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