えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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ぼくは、今、起こっているウクライナでの事態を見て、日本国憲法前文を思い出してしまう。

 日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民と協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらはこれに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有することを確認する。
 われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげて崇高な理想と目的を達成することを誓う。

ロシアは軍事進攻をやめろ! ロシア人はプーチンを引きずりおろせ! 戦争反対!
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濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』を見ました。

映画を観る前に居酒屋で前飲みしていて、やっぱ、こういう長尺の映画はどこかで眠くなるかなと思いつつ、まったく眠らないで興味津々で見続けて、ラストの45分間で怖いような展開になり、それがあたかも自分のことのようなことでもあるように思われ、胸が締め付けられました。心に傷をもついろんな人に観てもらいたいような映画でした。

夜の帰り道にぼくはこの映画『ドライブ・マイ・カー』の車で走るシーンや、チェーホフの芝居からの引用のすべてを肯定するかのようなラストシーンを思い出し、目頭が熱くなる。

ぼくは、この『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞を取ることを陰ながら応援しております。

映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイト
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やぎたこのやなぎさんの急な訃報を聞き、驚き、やなぎさんがぼくと一才しか違わないことに、なんて早すぎると思いいたっております。けれども、やぎたこの最後のアルバムが、豪華な日本文と英文のフォスター研究と解説のブックレット付きの"Dear Friends and Gentle Hearts / The Songs of Stephan Foster"となったことに、やなぎさん、やるなとぼくは感嘆してしまう。素晴らしいアルバムでした。このまっすぐなこのフォースター集は、きっと、じわじわと本国のアメリカでも評判となり、ひいてはフォスター再発見、フォスター・リバイバルとなり、このウィルス禍が明けたころには、やぎたこのアメリカ・ツアーも始まっているのではないかしらとぼくは想像してもいたのです。

やなぎさんで思い出すのは、そのライブでバイオリンを弾くとき、あごではさんで弓を引くのではなく、お腹でささえて、ゆうゆうと奏でていた。その姿を見ながら、ぼくは、やなぎさんがバイオリンをあごではなくおなかで弾くとき、それは、バイオリンではなく、飲めや歌えや踊れやで一晩中、眠らせない、悪魔の楽器、フィドルとなるのだと勝手に思っていた。しかし、今、思い出せば、そのフィドルの音は、なんてやさしい響きだったのでしょう。

今年、やぎたこの宛名で年賀状が来ていました。そには手書きで「またお会いできるのを楽しみに!」と書いてありました。この字がやなぎさんのものか、辻井貴子さんのものかは、ぼくは知らない。あー、いまごろ、やなぎさんは空の上で何種類もの楽器を奏で、楽しく歌っていることでしょう。でも、おいらはまだ行かないよ。気ながに待っていてくださいな。






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吾妻光良さんの著した『ブルース飲むバカ歌うバカ[増補改訂版]』を読みました。読みながら、吾妻さんのブルースという音楽への愛を感じていました。そして、ぼくもブルースという音楽が大好きです。

この本を読んで、吾妻さんが絶賛するブルースマン、ブルース・ギタリスト、あまりぼくが聴いたことのないアルバート・コリンズのモダン・ブルース・アルバムなども買ってしまって、読後感に浸りながら聴いてしまいます。

さて、「ブルース飲むバカ歌うバカ」という変なタイトルですが、「増補改訂版あとがき」によれば、ビッグ・ジョー・グリア―さんの歌う“Drinkin' Fool”だそうで、『ブルース飲むバカ歌うバカ』から吾妻さんの訳した歌詞を引用します。

♪ 俺が酔っぱらってる時には ブラックコーヒーをくれ
  そう、俺が酔っぱらってる時には ブラックコーヒーをいれてくれ
  でも俺がシラフの時にゃあ きつい酒をくれ
  ママ、だってお前知ってるだろ 俺は飲みまくるバカなんだから
 
  俺が寂しい時には ベイビー、黙っててくれよ
  そう、俺が寂しい時にゃあ ベイビー、口をつぐんでてくれ
  でも俺がハッピーな時には ちょこっとギターを弾いてくれ
  ママ、だってお前知ってるだろ 俺は歌いまくるバカなんだから
 
  俺が死んじゃっても 棺なんかは買わないでくれ
  そう、俺が死んじゃっても 棺なんかはいらないさ
  俺の体を川に投げ込んでくれよ
  ママ、だってお前知ってるだろ 俺は泳ぎまくるバカなんだから ♪

ブルースはいつもおあとがよろしいようで。

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こんな夢を見た。ぼくはある女の人と結婚することとなったらしい。これから二人で暮らすこととなるそれはそれは広い洋館の大邸宅で、二人で大きなシャボン玉を飛ばして遊んでいる。そこに父と母が帰って来る。いたるところ、石鹼の泡だらけになった家の中を見て、父と母は困惑している。

そこで目が覚めた。なんとなく楽しい夢でした。ふと、シャボン玉はユング的で、石鹸の泡はフロイト的だと思う。インターネットで見つけたある夢のページによれば、シャボン玉は夢、希望を表し、石鹸は心の浄化を表すという。なるほどね。
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TVアニメの『スローループ』をよく見ています。日本の釣り人口の0.1%ほどだといわれるフライフィッシング、その圧倒的少数派のフライフィッシングの楽しさも『スローループ』ではよく描かれていています。「スローループ」というタイトルもなるほどと思う。「スローループ」とは"SLOW LOOP"のことで、「ゆっくりしたわっか」ということ。フライフィッシングでは急いだり、力を入れたりしては、毛鉤は飛んでいきません。それは、ぼくがやっと知った生活と人生の秘訣でもあります。

いろんところにある釣具店だけれども、フライフィッシングのコーナーは隅においやられていたり、もしくはなかったりします。しかし、フライフィッシング専門の釣具店もちらほら見かけるということは、少数派ながらも、フライフィッシャーはなんだか熱く、密度は濃い。『スローループ』はほんわかした家族の話で、そこにフライフィッシングのフックが入る。そう、この『スローループ』を見て、フライフィッシングを始める若い人もいて欲しいな。

TVアニメ「スローループ」公式サイト
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こんな夢を見た。ぼくは坂本龍一さんと知らない町の駅前のローターリーのあたりを歩いている。そこには古ぼけた、もう動きそうにないトロッコ列車が観光客向けの記念物か何かだろうかといった様子で停まっている。坂本さんは、あれにのろうよ、とぼくを促し、二人で小さなトロッコ列車に乗り込む。三両連結の一両がディーゼルか何かの機関車になっていて、その一両の中で、坂本さんはたくさんあるレバーを操作している。すると、その列車は動き出し、ぼくは、やばい、と思い、ドアをこじ開け、列車から飛び降りる。坂本さんを乗せたトロッコ列車は走ってどこかに向かって行く。ぼくは、その列車と足で走って並走し、まがり道でその列車と別れ、とぼとぼと道を歩いて行く。すると、坂本さんが、自転車でぼくを追いかけてくる。坂本さんは自転車を降り、自転車を引いて、歩きながら、高校生のころ、あの列車を動かすいたずらをよくやっていたよ、それで、つかまってしまったことはなかったよ、とぼくに話してくれる。坂本さんとぼくは大きな木造の建物の中に入っていくとそこな木製のロッカーのたくさんある、古い着替え室か物置のようなところで、キャンプの道具などもたくさん置かれている。坂本さんは、じゃまた、とどこかに行ってしまい、いなくなる。その部屋の入ってきたところと違うドアの向こうに大きな体育館らしきものが見えていて、体操着を着た生徒たちが整列している。ぼくも体操着に着替えて、あそこで整列しなくてはいけないのかもしれない。着替えてあの列の一番後ろに申し訳程度に立てばいいのかもしれない、と思いつつ、高校生のころあんな風に整列するのが嫌で、朝会をさぼっていたことを思い出す。

ここで目が覚めた。まさか、教授に何か起こったのかと思い、インターネットでグーグルの窓に「坂本龍一」と打ち込み、ニュースを検索してしまった。坂本さんは去年の一月に大腸がんの手術を受けて、療養中だそうだけれど、大事ではなさそうでよかった。その昔、YMOに「体操」という曲があって、その「体操」について、教授が、体操というものは全体主義に子どもを馴致させるための暴力的な装置だから、あんなもの(体操)を一列に並んで楽しくやったり、やらせてはいけない、とも後に言っていた。もう40年前のことです。そんな坂本龍一さんが好きです。



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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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