えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ



樋口真嗣監督の『シン・ウルトラマン』を見ました。
映画館の席から立つ時、たくさんのアイスコーヒーが残っていて、なんだかんだで、つまりは、飲むのを忘れるぐらい面白かった。何せ、子どものころ初代の「ウルトラマン」とか何度も再放送されて見ているからね。
企画と脚本は「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明さんで、初代「ウルトラマン」への敬意を込めたオマージュらしきシーンもたくさんあって、ぼくのような世代は、うれしくなってしまう。「ゼットン」とか「ゾフィー」とか、とても懐かしい響きではないか。
そういえば、「ウルトラマン」って、日本の神仏を物質化したような表現だと、昔から思っていた。狩野芳崖の「悲母観音」とか、「ウルトラマン」の顔は、いかにも能面にありそうな気もする。いやいや、それは庵野秀明いわく、もともとのデザインをした成田亨さんのいうとおり「真実と正義と美の化身」なのだ。
きっと世界の終わりには青い空に印が現れる。けれど、ぼくらの力で「真実と正義と美の化身」のウルトラマンは召喚されるのです。
ゆめゆめうたがふことなかれ
映画『シン・ウルトラマン』公式サイト


こんな夢を見た。ぼくはどこかの暗い森の中を歩いている。その暗い森の中で明るくなっている方が見つかり、そこに向かって歩いて行く。すると、木立はまばらとなり、あらゆる背丈の草が生い茂っている明るい小さな野原に出て、そこでは黄色、橙、赤などのさまざまな色の花ばなが一面に咲いている。とても美しいその景色を見て、これを写真に撮り、ネットで公開したい、と思い、リュックの中をスマホかカメラを探すが、出てこない。ふと、ポケットにてを入れると手のひらにのるようの小さなカメラが出てくる。こんな小さなカメラで写真が撮れるのだろうか、と訝りつつ、あたりを見わたせば、人の一人も入ったことのないようなそこは、花ざかりで、まぶしく美しい。
そこで目が覚めた。小さなカメラは心の中のカメラでそれでこそ写しとれる、とぼくは夢を解釈をしますが、どうでしょう? とらわれずに見ること、ジョン・レノンが歌った" Across the Universe"とはそのようなことではあるまいか? すると世界は変わらず、普遍の美しい。
そこで目が覚めた。小さなカメラは心の中のカメラでそれでこそ写しとれる、とぼくは夢を解釈をしますが、どうでしょう? とらわれずに見ること、ジョン・レノンが歌った" Across the Universe"とはそのようなことではあるまいか? すると世界は変わらず、普遍の美しい。


吉祥寺のサムタイムに酒井俊さんを聴きに行きました。
まわりお客さんで、安くもない洋酒もボトルでいれている人も多く、さすが吉祥寺だ、などと思ってしまいました。
酒井俊さんの圧巻の歌声と歌はジャンルを越え、ジャズスタンダートから「かんぴょう」まで歌ってしまい、それを支える凄腕の面々、ピアノの田中信正さん、チェロの須川崇志さん、コントラベースの落合康介さん。あまりに激しい演奏でチェロの弓の馬の毛の弦がむしられとられていくのなんか、初めて見たわ。
Charaもそうだけど、ぼくは酒井俊さんみたいな自由でエモーショナルな歌が好きなのを改めて知るようです。ウクライナでひどいことが進行している今の時代、今夜はビクトル・ハラの「平和に生きる権利」をご自身の日本語訳で歌ってくださったのだけれど、そういうメッセージを歌で発するところも共感してしまう。
途中のMCで生まれ故郷の東京、谷中の子ども時代のころのことを語っておられたのだけど、なんと古今亭志ん生をよく見かけたそうです。志ん生は小さな庭のある鄙びた一軒家に住んでいて、とてもかっこよかったとのこと。昼はぼくは新宿末廣亭にいたではないか。その偶然の一致に少しびっくり。それから、谷中の五重塔が放火された心中事件のことも。その焼け落ちていくのを実際に見たとのこと。三島由紀夫は「金閣寺」を書いたけれど、ああいう建物が燃える姿は本当に美しい、と語っておられました。
めちゃくちゃ元気な酒井俊さん、今はベトナムのホーチミン市に住み、コロナウィルス禍でかの地で完全なロックダウンを経験し、三カ月、ほぼ家に閉じ込められ、日本への入国も大変だったそう。何度でも日本にやってきて、そのパワフルで切実な歌を今の時代の島国日本に響かせてください。
まわりお客さんで、安くもない洋酒もボトルでいれている人も多く、さすが吉祥寺だ、などと思ってしまいました。
酒井俊さんの圧巻の歌声と歌はジャンルを越え、ジャズスタンダートから「かんぴょう」まで歌ってしまい、それを支える凄腕の面々、ピアノの田中信正さん、チェロの須川崇志さん、コントラベースの落合康介さん。あまりに激しい演奏でチェロの弓の馬の毛の弦がむしられとられていくのなんか、初めて見たわ。
Charaもそうだけど、ぼくは酒井俊さんみたいな自由でエモーショナルな歌が好きなのを改めて知るようです。ウクライナでひどいことが進行している今の時代、今夜はビクトル・ハラの「平和に生きる権利」をご自身の日本語訳で歌ってくださったのだけれど、そういうメッセージを歌で発するところも共感してしまう。
途中のMCで生まれ故郷の東京、谷中の子ども時代のころのことを語っておられたのだけど、なんと古今亭志ん生をよく見かけたそうです。志ん生は小さな庭のある鄙びた一軒家に住んでいて、とてもかっこよかったとのこと。昼はぼくは新宿末廣亭にいたではないか。その偶然の一致に少しびっくり。それから、谷中の五重塔が放火された心中事件のことも。その焼け落ちていくのを実際に見たとのこと。三島由紀夫は「金閣寺」を書いたけれど、ああいう建物が燃える姿は本当に美しい、と語っておられました。
めちゃくちゃ元気な酒井俊さん、今はベトナムのホーチミン市に住み、コロナウィルス禍でかの地で完全なロックダウンを経験し、三カ月、ほぼ家に閉じ込められ、日本への入国も大変だったそう。何度でも日本にやってきて、そのパワフルで切実な歌を今の時代の島国日本に響かせてください。


新宿末廣亭へ落語を聴きに行きました。この前、浅草演芸ホールに行ったのだけど、ならば、もう一つのぼくの行く寄席の末廣亭に行かねば、と思ったしだいです。
末廣亭は浅草演芸ホールより少しこぶりの昔の芝居小屋の風情の寄席で畳敷きの桟敷席があるのがうれしい。ここであぐらをかいて芸を見るのを楽しむ。浅草演芸ホールではアルコール類の飲料を飲むことが可なのだが、末廣亭では禁止。昔、ぼくはこの末廣亭の桟敷席で缶のチューハイを飲みながら、落語を聴いていた記憶があるのだけれど、その後、場所柄か、たちの悪い酔客が多くて、こうなってしまったのかもしれない。
志ん生も談志も生では見たことのないぼくだけれど、きっと、古い芸能の伝説となるだろう何かを見てもいるのかもしれません。
末廣亭は浅草演芸ホールより少しこぶりの昔の芝居小屋の風情の寄席で畳敷きの桟敷席があるのがうれしい。ここであぐらをかいて芸を見るのを楽しむ。浅草演芸ホールではアルコール類の飲料を飲むことが可なのだが、末廣亭では禁止。昔、ぼくはこの末廣亭の桟敷席で缶のチューハイを飲みながら、落語を聴いていた記憶があるのだけれど、その後、場所柄か、たちの悪い酔客が多くて、こうなってしまったのかもしれない。
志ん生も談志も生では見たことのないぼくだけれど、きっと、古い芸能の伝説となるだろう何かを見てもいるのかもしれません。


フライフィッシングを始めてから、年に何度か「養沢毛鉤専用釣場」に訪れるようになりました。全長4キロにもおよぶテンカラ釣りとフライフィッシングの専用エリアは、受付事務所下のポンド以外は自然そのままの川での釣りが楽しめて素晴らしい。フライフィッシングの聖地と呼ばれているだけあって、魚は釣り人をよく知っていてスレているけれど、それはそれで楽しい。
鄙びた美しい集落にこの「養沢毛鉤専用釣場」はあり、トーマス・レスター・ブレークモアというアメリカ人が1955年に私財を投じて開設し、今は地元住民が理事に就任する「トーマス・ブレークモア記念社団」により運営されている。
トーマス・レスター・ブレークモアは1938年に来日し、日本の文化と礼儀正しく親切心溢れる人のやさしさに感銘していたというが、日本とアメリカの戦争の開始とともにアメリカに帰国。1945年にGHQの法務部として再び日本の地にやって来る。荒廃した敗戦下の日本に心を痛めながら、このあきる野市の養沢の集落の美しさに惹かれ、「養沢毛鉤専用釣場」を開き、地元の人に運営を委ね、今にいたっている。トーマス・ブレークモアは日本の永住権を得て、晩年まで日本で法律事務所を開きつつ、勲三等瑞宝章の叙勲も受けるにいたる。ちなみに今でもブレークモア法律事務所は日本にあるようです。
人、村、川に歴史ありですな。村人の釣り人への「こんにちは」の挨拶にぼくは心は暖かくなります。
この日、なんとか、数匹の魚に出会えました。すこし上流の方で、魚のたまり場みたいなところを発見し、そこで釣れたのには、なんだかうれしかったな。
日本を愛してくれたトーマス・レスター・ブレークモアの思い出よ、永遠に。
鄙びた美しい集落にこの「養沢毛鉤専用釣場」はあり、トーマス・レスター・ブレークモアというアメリカ人が1955年に私財を投じて開設し、今は地元住民が理事に就任する「トーマス・ブレークモア記念社団」により運営されている。
トーマス・レスター・ブレークモアは1938年に来日し、日本の文化と礼儀正しく親切心溢れる人のやさしさに感銘していたというが、日本とアメリカの戦争の開始とともにアメリカに帰国。1945年にGHQの法務部として再び日本の地にやって来る。荒廃した敗戦下の日本に心を痛めながら、このあきる野市の養沢の集落の美しさに惹かれ、「養沢毛鉤専用釣場」を開き、地元の人に運営を委ね、今にいたっている。トーマス・ブレークモアは日本の永住権を得て、晩年まで日本で法律事務所を開きつつ、勲三等瑞宝章の叙勲も受けるにいたる。ちなみに今でもブレークモア法律事務所は日本にあるようです。
人、村、川に歴史ありですな。村人の釣り人への「こんにちは」の挨拶にぼくは心は暖かくなります。
この日、なんとか、数匹の魚に出会えました。すこし上流の方で、魚のたまり場みたいなところを発見し、そこで釣れたのには、なんだかうれしかったな。
日本を愛してくれたトーマス・レスター・ブレークモアの思い出よ、永遠に。


本当にひさしぶりに横浜スタジアムに来ました。
子どものころ、なぜか横浜ベイスターズがいいのではないか、と思い、あのころから野球ならベイスターズを応援しています。その昔の球団名は「大洋ホエールズ」といっていた、そのころから、強い時も弱い時も、いい時も悪い時も、ひいきにしています。強かろうが弱かろうが、好きになったものは好きなのです。
それで、昔も知っているぼくは、球場に来てみて、ベイスターズは最近、人気あるなぁ、と実感。左の席では若いカップルだかアベックが来ていて男子が女子にベイスターズのことをずっと解説している。もっと解説しちやってくれ。後ろの方では、男二人が一喜一憂して、選手の批評して、右の方では、老いた二人が黙り込んで試合を見ている。ビールサーバをリュックに入れたアルバイトの女子がほっきりなしのビールを売りに来る。このビール売り肉体労働は偉大な仕事だ。がんばっちくれ。
この試合、10対2で豪快に勝ちました。試合に勝ったし、屋根のない野球場の青空の下で飲むビールがうまいこと、うまいこと。


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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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