えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
タワーホール船堀へ「もやい展」を見に行きました。どのような展覧会というとチラシからの言葉を引用します。
「3.11から10年
語り継ぐ命の連綿
3.11
そして福島原発事故から10年。
絵画、彫刻、写真、映像、そしてパフォーマンス……
表現は未来へ何を語り紡ぐのか?
金沢21世紀美術館で好評を博した「もやい展」が 2021年春、東京にあらわる!
そして、立ち寄ったあなたも未来への表現者となる。」
この前、原爆の図丸木美術館で見た山内若菜さんの大きな描いて貼って描いて貼った大きな絵画も展示されていて、さらに改めて彼女の絵は目で見るというより、体全身で浸り感じる絵画なのだと思いました。どの絵も素晴らしかったのですが、山内若菜さんの他に、特に麻布に家族の肖像を描いた小林憲明さんの作品や、飼っている犬と被爆地を散歩するイラストの鈴木邦弘さんの作品に惹かれました。
幾多の作品を見ながら、放射能の恐怖に心を縛られたくなないぞ、と思いつつ、決して忘れたくはない、と思ってもいました。
偶然にこの展覧会で見た、福島の南相馬から京都に避難した井上美和子さんの朗読劇「ほんじもよぉ語り」も素晴らしかった。
しかし、いまだに電力を原発依存から脱しようとしないこの国が信じられなくなってしまう。今回のオリンピックを見ても、そんなことを感じてしまうのだけれども、海外からは、第二次世界大戦の時のように、始めてしまったものは悲惨な破滅をむかえるまでやめられない、日本は異常なバカの国で、日本人は異常なバカの民族と思われてはいやしないだろうか? ぼくは悲しいです。
けれども、この「もやい展」には希望の一筋があるようなのでした。
もやい展2021東京
「3.11から10年
語り継ぐ命の連綿
3.11
そして福島原発事故から10年。
絵画、彫刻、写真、映像、そしてパフォーマンス……
表現は未来へ何を語り紡ぐのか?
金沢21世紀美術館で好評を博した「もやい展」が 2021年春、東京にあらわる!
そして、立ち寄ったあなたも未来への表現者となる。」
この前、原爆の図丸木美術館で見た山内若菜さんの大きな描いて貼って描いて貼った大きな絵画も展示されていて、さらに改めて彼女の絵は目で見るというより、体全身で浸り感じる絵画なのだと思いました。どの絵も素晴らしかったのですが、山内若菜さんの他に、特に麻布に家族の肖像を描いた小林憲明さんの作品や、飼っている犬と被爆地を散歩するイラストの鈴木邦弘さんの作品に惹かれました。
幾多の作品を見ながら、放射能の恐怖に心を縛られたくなないぞ、と思いつつ、決して忘れたくはない、と思ってもいました。
偶然にこの展覧会で見た、福島の南相馬から京都に避難した井上美和子さんの朗読劇「ほんじもよぉ語り」も素晴らしかった。
しかし、いまだに電力を原発依存から脱しようとしないこの国が信じられなくなってしまう。今回のオリンピックを見ても、そんなことを感じてしまうのだけれども、海外からは、第二次世界大戦の時のように、始めてしまったものは悲惨な破滅をむかえるまでやめられない、日本は異常なバカの国で、日本人は異常なバカの民族と思われてはいやしないだろうか? ぼくは悲しいです。
けれども、この「もやい展」には希望の一筋があるようなのでした。
もやい展2021東京
リー・アイザック・チョン監督の『ミナリ』を見ました。この映画は韓国系アメリカ人監督がアメリカの南部を舞台にして撮った映画で、けれど、昭和の、1970年代の日本映画のようでした。家族を描いた直球、ど真ん中の映画で、ついに映画のラストのあたりでぼくの涙腺は決壊してしまったのです。
農業をしにアーカンソーにやってきた韓国からの移民の悪戦苦闘する1980年代の物語だけれど、差別のようなことは描かれず、小さなことの積み重なりが淡々と描かれます。これは、コールドウェルやスタインベックの小説からドラマの「大草原の小さな家」まで、多くのアメリカ人にとって普遍的な家族の物語のような気もします。
ところで、『ミナリ』の時代背景の1980年代というと、韓国は軍政下にあって、10年間つづくねばりづよい民衆の反体制運動の時でもあり、たくさんの韓国人がアメリカに移住した時でありました。この映画『ミナリ』はアカデミー賞の最有力候補で、去年の『パラサイト 半地下の家族』につづき、お隣の国での果報であります。いろんなところで日本を追い越していったかの国にぼくはすなおに讃嘆しております。
映画『ミナリ』公式サイト - GAGA
クロエ・ジャオ監督の『ノマドランド』を見ました。企業の破たんと共に、長年住み慣れたネバタ州の住居も失ったファーンがバンを改造したぼろぼろのキャンピングカーに乗って、行先のないいつ終わるともしれない旅に出て、そこでいろんな人たちに出会うという物語。めぼしいストーリー展開はなく、ただ人と出会い、広大なアメリカ中西部や西部の大地に身を置く主人公の後を観客は追いかける。
フランシス・マクドーマンド演ずるファーン以外はほとんど、実際にキャンピングカーで放浪している人たちで、ぼそぼそと実話の自分の身のうえ話を語る、ある意味、とても退屈な映画なのだけど、心に染みました。この映画はケン・ローチ監督の作る社会派のそれではなく、ほんもののロード・ムービーで、年老いた登場人物はそれぞれに心に癒されぬ傷を負い、資本主義の抑圧から背を向けて、自由な自ら定住しない車上の生活を選んでいるかのようなのだ。
監督のクロエ・ジャオは北京生まれの米国に定住する中国人で、多分、本当にアメリカが好きなのだろう、とぼくは想像する。スイス生まれの写真家、写真をまさしく芸術の域まで高めたロバート・フランクがアメリカを愛したように。ただただ広いアメリカの大地にかろうじて繋ぎ止められているかのように彷徨い生きているアメリカ人たち。広大なアマゾン社の荷物集積所、広大なキャンピングカーのキャンプエリア、それすらも点のような、広大なアメリカの大地。
ノマドランド|映画|サーチライト・ピクチャーズ
松崎町の旅の帰りに池田20世紀美術館に行きました。この美術館は現代美術のコレクションが1,300品もあるという1975年に開設された私設美術館。そのほんの一部が常設展で公開されております。
ピカソやシャガールの絵に惹かれてしまいます。絵のキャプションを見ながら、ピカソは92歳、シャガールは98歳まで生きたことに気づく。それにしても、実物の絵は本ものの迫力があります。
ピカソの最晩年の作品「近衛兵と鳩」を見ながら、ピカソの描く鳩の絵はいいな、と思う。このピカソに描かれた近衛兵はピカソ本人であるような気がして、守っているのは平和に違いない。
常設展の展示替えも楽しみで、また来たい。
企画展は「第7回 伊豆ビエンナーレ2021」で、静岡県東部や伊豆地区の作家が中心の無審査、無賞、自由出品のアンデパンダン形式。具象、抽象、さまざまなどの絵にも心がこもっていて、楽しい。
絵は心で描くもので、歌は心で歌うものだ。
その後、池田20世紀美術館近くの伊豆の美しい瞳とも呼ばれる一碧湖でぼーっとしておりました。
公益財団法人池田20世紀美術
近衛兵と鳩
佐久間裕美子さんの『Weの市民革命』を旅先の宿で一晩で読みました。
この本を読んで、アメリカで革命が起きつつあるらしい、といことを知りました。革命が大げさならば、1960年代以来の社会の変動が20代、30代の若者たちが引っぱられて、今、起きつつあるらしい。それは暴力を伴わない革命で、例えば、Black Lives Matter(黒人の命は大事)のムーブメントでたくさんの白人がプラカードを持って、去年、街頭に飛び出した。ダイバーシティー、環境問題、海外での労働者搾取に関する抗議する不買を伴う消費者運動の広がりに大企業も無視することはできなくなった。この本に書かれた佐久間さんの率直な問いかけはこのようなものです。
「気候問題やパンデミックがもたらす新たな時代の課題を、現状の資本主義のシステムが解決してくれるのだろうか」
そして、かの地ではこうも叫ばれているらしい。
「自分以外の誰かのために、声を上げたり、行動を起こすから、「We」なのだ」
共感します。
と同時にぼくは3人の歴史上の日本人思い出してもいた。左派の側からの批判も多いけれど、『論語と算盤』の中で金儲けよりも倫理の方が大切だと説いた渋沢栄一。粉ミルクの製造にどれだけ多くの人が関わり、結ばれ合っているか、という話も登場する『君たちはどう生きるか』を書いた吉野源三郎。そして、「資本主義も社会主義もどちらも人間の尊厳や自然環境に対する配慮が足りない」といい、「社会的共通資本」の必要性を説いた、今年で没後6年となる経済学者の宇沢弘文。この早すぎた経済学者の彼が復活して今のアメリカの若い人を動かしているかのようでもあるのだ。
やっぱ、本当の革命は始まったばかり。
この本を読んで、アメリカで革命が起きつつあるらしい、といことを知りました。革命が大げさならば、1960年代以来の社会の変動が20代、30代の若者たちが引っぱられて、今、起きつつあるらしい。それは暴力を伴わない革命で、例えば、Black Lives Matter(黒人の命は大事)のムーブメントでたくさんの白人がプラカードを持って、去年、街頭に飛び出した。ダイバーシティー、環境問題、海外での労働者搾取に関する抗議する不買を伴う消費者運動の広がりに大企業も無視することはできなくなった。この本に書かれた佐久間さんの率直な問いかけはこのようなものです。
「気候問題やパンデミックがもたらす新たな時代の課題を、現状の資本主義のシステムが解決してくれるのだろうか」
そして、かの地ではこうも叫ばれているらしい。
「自分以外の誰かのために、声を上げたり、行動を起こすから、「We」なのだ」
共感します。
と同時にぼくは3人の歴史上の日本人思い出してもいた。左派の側からの批判も多いけれど、『論語と算盤』の中で金儲けよりも倫理の方が大切だと説いた渋沢栄一。粉ミルクの製造にどれだけ多くの人が関わり、結ばれ合っているか、という話も登場する『君たちはどう生きるか』を書いた吉野源三郎。そして、「資本主義も社会主義もどちらも人間の尊厳や自然環境に対する配慮が足りない」といい、「社会的共通資本」の必要性を説いた、今年で没後6年となる経済学者の宇沢弘文。この早すぎた経済学者の彼が復活して今のアメリカの若い人を動かしているかのようでもあるのだ。
やっぱ、本当の革命は始まったばかり。
車に折りたたみ自転車を乗せて、いつも旅に行く松崎町に向かいました。松崎町に旅するたびに松崎町を流れる川、那賀川の川沿いにはたくさんの桜の木が植わっていて、6キロメートルにわたる桜並木で春の桜の花咲く季節にはどんなだろう、と思っていたのです。自転車で旅の地の桜の満開の川沿いを走ってみたのです。これは楽しい。とてもきれいです。
自転車で散歩することを「ポタリング」という和製英語でちかごろは呼ぶらしい。ぼくは上り坂になるとすぐに息があがり、足が重くなる。鍛えるなどというにはおこがましい軟弱なぼくは、少しはなまった体を目覚めささなくては、と思う。
次は諏訪湖畔、もしくは、安曇野とかに行こうかな、って、なにげに、高低差のあまりない土地を選んでしまいます。旅の地の自転車散歩はとても楽しい。
自転車で散歩することを「ポタリング」という和製英語でちかごろは呼ぶらしい。ぼくは上り坂になるとすぐに息があがり、足が重くなる。鍛えるなどというにはおこがましい軟弱なぼくは、少しはなまった体を目覚めささなくては、と思う。
次は諏訪湖畔、もしくは、安曇野とかに行こうかな、って、なにげに、高低差のあまりない土地を選んでしまいます。旅の地の自転車散歩はとても楽しい。
振り返れば鎌倉・江ノ島の七福神を巡ったことに始まるぼくの御朱印帳はもう五冊目の御朱印帳で、その五冊目の御朱印帳は令和二年四月二十六日の白笹稲荷神社に始まり、令和三年三月二十一日の高麗神社で締めくくられておりました。
ウィルス禍の中、世界にはいろんな問題、困難が渦巻いている。神仏に手を合わす時は、ぼくは初心で無心でいられたような気もします。
ブルースを忘れない。この世界に平和と愛を。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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