えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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国立能楽堂で狂言の和泉流「秀句傘」、能の観世流「六浦」を見ました。

「秀句傘」の「秀句」とは駄洒落のこと。秀句の分からぬ大名に傘職人が秀句を指南し、大名はあらぬ勘違いをして、というような滑稽なとんち話でした。

「六浦」とは相模の国の六浦の紅葉をしない楓の精の不思議な話。早く紅葉する楓、もしくは紅葉をせずに緑のままでいる楓に神仏の顕現を旅僧は見る。僧が「草木国土悉皆成仏」唱えれば、若き女人となった楓の精が美しい舞いを踊ります。美しい話でありました。
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日本武道館で玉置浩二さんのコンサートを見ました。

玉置浩二さんのコンサートはいつも古い友だちが誘ってくれます。その友だちとはクイーンのミュージカルの『ウィ・ウィル・ロック・ユー』や、同じくミュージカルの『ミス・サイゴン』、『ラマンチャの男』も見ました。佐野元春のコンサートなどにも何度でも誘ってくれます。ありがたいお友だちです。ありがとう。それから、古友だちに会うと、正直、人生なんかあっという間だな、と思いますね。

さて、話は玉置浩二さんのコンサートにもどり、伴奏は大友直人さんの指揮する東京フィルハーモニー交響楽団。少しだけブラームスやベートーヴェンのクラシックの名曲の演奏もあり。ゴージャスです。

それにしても玉置浩二さんの歌う時の没入感はすごい。途中、アカペラで歌い、武道館の客席の一番後ろまで歌声は響いておりました。技術に加え、パワーもすごいです。アンコールでは隣の女の人がわめきまくって、興趣をもりあげておりました。いいコンサートでした。
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六月十六日、浅草演芸ホールで令和七年六月中席昼の部の『初代林家三平生誕百年記念興行』を見ました。

見た演目です。二つ目の林家あんこさんの「北斎の娘 シーボルトの注文」、柳家わさび師匠の「ミクロマリスト」、寒空はだかさんの漫談、二つ目の林家咲太郎くんの「鶴」、林家たけ平師匠の「電車風景」、立花家あまね師匠の三味線弾きの唄いの民謡、林家木久蔵師匠の「勘定板」、林家うん平師匠の「佐野山」で一回目の仲入りです。ロケット団のお二人の漫才、春風亭清朝師匠の「悋気の火の玉」、林家種平師匠の「ぼやき酒屋」、林家ペーさんの漫談、柳家小ゑん師匠の「鉄の男 序」、柳家小さん師匠の「不精床」で二回目の仲入りです。林家つる子師匠の「箱入り」、関根勤さんと林家三平師匠の初代林家三平にまつわる対談、春風亭小朝師匠の「源平合戦 扇の的」、林家正蔵師匠の「お菊の皿」、翁家勝丸師匠の曲芸、主任は林家三平師匠で遠峰あこさんのアコーディオン付きの小噺の連発でごさいました。

その後、寄席を出て、浅草の街をぶらぶらしながら、こんな白日夢のようなものを見ました。初代の林家三平さんがぼくの目の前に現れます。林家三平は特攻隊の生き残りだったそうで、ぼくは三平師匠に、おまえみたいのがいたから、日本は負けたんだ、なじりました。すると三平師匠は例のポーズの頭にげんこつをかざし、どうもすみません、というのです。そして、次には笠智衆が出てきて、負けてよかったじやないか、といいます。すると、加東大介が出てきて、そうかもしれねえな、バカな野郎がいばらなくなっただけでもね、というのです。林家三平さん、ありがとう。

暗いこの世のつらさ忘れ、寄席は心のオアシスなのです。
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国立能楽堂で能楽を見ました。坂井孝一先生の講演『平家物語と能が生み育てた優美なる救済劇』があり、狂言は大蔵流『真奪』、能は観世流『敦盛』でした。

『真奪』では「どろなわ」の言葉の由来を知りました。「どろなわ」とは泥棒を捕まえてから縄を結うことで、なるほどの滑稽劇であります。

『敦盛』は平家物語からの話です。源氏の武者、熊谷次郎直実が数え十五歳もしくは十六歳の幼き平敦盛を征伐し、斬りすてたのを後悔し、仏道に入り、その斬りすてた敦盛を回向し、敦盛の霊は慰められ、敵も味方もなく、仏道の前では仲間である、と悟るという話でございました。世阿弥による名作であります。ついには平らかな和解となることに、ぼくも涙するしだいです。能の美しい精神性を感じざるえません。めでたし、めでたし。
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吉祥寺のMojo Cafeにて濱口祐自さんと菅原広已さんのライブを見ました。フィンガーピッキングでのアコースティック・ギターの名手のお二人、まず出てきていらしたのが菅原広已さんでした。そのトーキング・ブルースがギネスビールを飲んだぼくの腹と心にしみわたって気持ちいい。そして、濱口祐自さん登場。紀州弁のおしゃべりも面白く、濱口祐自さんのアコースティック・ギターでのブルースのRobert Johnson、ラグタイムのBlind Willie Blake、はたまた、クラシックのエリック・サティの「グノシェンヌ」やら映画「禁じられた遊び」のテーマ、オリジナルの曲もあるインストゥルメンタルは今、世界一のような気もするのです。なんと、ギターは楽に弾けることにこしたことはないと、「グノシェンヌ」や「禁じられた遊び」のテーマは営業秘密の自分で開発した調弦方法を採用しているともおっしゃっておられました。楽しい夜はふけていったのです。
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ジョン・クローリー監督の『We Live in Time この時を生きて』を見ました。直球の恋愛ドラマでした。時間が過去、現在、未来へと錯綜しても、何だか分かってしまいます。ついには「バイバイ」という言葉に収斂しつつも、爽やかな語り口でありました。ヒロイン役のフローレンス・ピューの体当たりの熱い演技が素晴らしい。ぼくもこんなピュアな恋愛をしたかったけれど、人生、実らぬ恋ばかり、今ではいまさらの夢のようですな。

映画『We Live in Time この時を生きて』公式サイト
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李相日監督の『国宝』を見ました。出入りで父親を殺されたヤクザの息子が歌舞伎役者の名門にあづけられ、名役者となっていく約半世紀の一代記。

主役のヤクザの息子役が吉沢亮くん、歌舞伎の家の跡取り息子役が横浜流星くん、主役のヤクザの息子の父役の永瀬正敏さん、歌舞伎の家の芸にきびしい父役が渡辺謙さん、母役が寺島しのぶさん、ヤクザの息子の恋人役が高畑充希さん、歌舞伎の女形の重鎮の役に田中泯さんであったりして、オールスターキャストです。歌舞伎の家の出の寺島しのぶさんはインタビューで、昔の我が家を思い出した、などとおっしゃっておられました。

歌舞伎の舞台のシーンはとても美しいけれど、血とか親子の葛藤やら伝統が混ざりあい、物語はどこか暗く、重い。その重さが心地よい感動をよぶかのようです。昔の日本映画にこのようなものがたくさんあったような気もします。もちろん、事実に基づく物語ではなく、吉田修一さんによる小説です。かさねがさね、いくつも出てくる歌舞伎の舞台のシーンは素晴らしく、あー、歌舞伎の本ものの舞台を一度、見てみたいものです。エンドロールを見ながら、胸がじーんとなり、芸の道に魅入られということは悪魔に魅入られということであろうか、などと考えていました。

映画『国宝』公式サイト

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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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