えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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六本木のビルボード・トーキョーでCandi Statonを見た。聴いた。

女性に年齢のことを言うのは控えなくてはならのだけれども、その呼称に「伝説の」とつくようなCandiは若かったねー。ソウル・ミュージックの看板娘のまま、はつらつと歌っていたよ。しかも、かわいいオーラ振りまきながら。声で高音とか出にくくなっているのかなとも思ったのだけど、歌を聴いているうちに、手堅いバック・バンドのノリもかっこよい気持ちよさで、あの独特の声もやっぱり健在で、全くのCandiのワールドになっていったのです。

1977年のヒット曲の"Young Hearts Run Free"を歌った時は、これからセッション・タイムよと言って、バックのメンバーがアドリブでソロを弾いたのだけど、そこで若い女声コーラスのSusan Fulongerが"Young hearts run free like Candi"と歌ったのはなんかよかったなぁ。

黄金のフェーム・レーベル時代の曲もたくさん歌ってくれたし、フェーム・レコーディング・スタジオやらクラレンス・カーターやらリック・ホールの思い出を語り始め、渋いバラードを歌ってもくれたのだけど、そんな中の名曲のひとつ"In The Ghetto"をつたなく訳してみます。

雪の舞う冷たい灰色のシカゴ
貧しい一人の赤ん坊が
ゲットーに生まれる
そして、お母さんは泣いている

もうすでに、このゲットーに
はらぺこの子どもがいて
そんなことは
欲しいとは思ってもいない

みなさん、わかりませんか
子どもには助けの手が必要だということを
でなければ、あの子は
いつか、怒ってばかりの若者になってしまう

ふと、あなたや私を見ると
なんて、わたしたちは何も見えていないことに気付くのでしょう
簡単なこと、ちょっと考え方を変えて
別の道が見つかるかもしれない

世界は回り、めぐり
はらぺこの少年は
何かを嗅ぎまわり
街で遊び
冷たい風が吹き
このゲットーで
飢餓に耐えられなくなる

彼は夜通し
街で居場所なくさまよい
盗みや
喧嘩を
このゲットーでおぼえていく

ある夜、絶望が
若い男を引き裂き
銃を買い、車を盗み
走ろうとするけど、どうしたって遠くには行けない
そして、お母さんが泣いている

人々がとりかこむ中
怒れる若い男は
銃を手に持って
通りでうつむいてしまった
このゲットーで

雪の舞う冷たい灰色のシカゴ
若い男が死ぬと
またどこかで赤ん坊が生まれる
このゲットーでは
そして、お母さんが泣いている














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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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