えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

entry_top_w.png


真夜中に聴くジャズってどんな音楽なのかが映像と音に残っていました。中古で"Lester Young Count Basie Jammin' The Blues"ってDVDを町田のディスク・ユニオンで見つけ、買って、真夜中の家で見とりやす。スタイリッシュな映像で決まっている1曲目から3曲目までの流れ("The Midnight Symphony"、"On The Sunny Side Of The Street"、"Jammin' The Blues")がかっこいい。Lester Youngって本当にサックスを横にして吹くのだなぁ。ムーディーでかっこいい。

4曲目以降がCount Basieのビッグ・バンドでLester Youngも入っているみたいだけど、あまりLesterっぽくないというか、普通にスィング・ジャズを演奏しているのが以外。ここでの見ものは、むしろおどける芸人のようなBig Joe Turnerの歌だったり、同じく、ブルース・レディー、Helen Humesの貫禄とかわいらしさをあわせもった歌だったりする。それにCount Basieのストライド奏法とか呼ばれるブギ・ピアノがのりのりでかっこいいなぁ。

"On The Sunny Side Of The Street"を歌うMarie Bryantの髪型はサザエさんみたいだ。サザエさんがセクシーに歌ったり、踊ったりしておるよ。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png


西武池袋線で池袋から行く江古田から一つ手前の駅のブルース・アンド・ロック・バーSpoonfulで歌った。

最近、わしゃ、昔のカントリー・ブルーズ・マンみたく思うがままに弾いて、思うがままに歌えばいいような気がしておる。そういえば、フリー・ジャズのオーネット・コールマンが出て来た時、ジャズのライトニン・ホプキンスと呼ばれたそうではないか。これでいいのだ。わしゃ、ブルーズ・マンかもしれなくて、聴いてくれる人のいるどこででも歌うのがいいのかもしれないし、もっと思うがままに弾いて歌うのさ。人生、旅ですな。そんなわしもびっくりなのが今夜、Spoonfulで見た二人組。男が変な小さいエレキ・ギターを弾き、女が思いのままに踊る。友だちのヨガの先生で舞踏家のきららさんのこんな言葉を思い出し、うれしくなりました。

「人生藪鍋、出たとこ勝負」

今夜、わしの藪鍋的ブルーズに拍手をくれたみなさま、ありがとうごぜーやす。

江古田倶楽部っていうブルース・バーもおもしろいらしい。今度、行ってみようっと。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
今夜、学芸大学前の近くのasian cafeで夜の8時から30分ほど弾き語りで歌っています。最近、弾き語りでちょこちょこ歌っているのだ。おひまな人で誰か聴きにきてくれるとうれしいです。

asian cafe
東京都目黒区鷹番3-7-4 レッドイン丸花2F
東急東横線学芸大学駅徒歩1分
asian cafe tel 03-3712-9993
http://www2u.biglobe.ne.jp/~m-satoh/asian%81@cafe.html

【DATE】 2009/9/6
【OPEN】 19:30 
【LIVE START】 20:00~
【ARTIST LIST】
 1st さかい えいちゃん きよたか
 2nd YOURI
 3rd Moi
 4th nikoichi
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
今日、新宿のピカデリーに「キャデラック・レコード」という映画を見に行った。ポーランド移民の白人、レーナード・チェスの立ち上げたほとんど黒人のミュージシャンばかりのレコードをリリースしたチェス・レコードの物語。もっとシリアス、涙ウルウルの物語を期待していたのだが、ちょっと薄味。マディ・ウォーターズやリトル・ウォーターのシカゴ・ブルースが映画館のハイファイでラウドなサウンドで聴けたからまぁいいか。しかし、レーナード・チェスがただ金のためにこのレーベルを立ち上げたかのようなニュアンスで描かれているようなところもあり、少し違うのではないかとも思ってしまった。

膨大なチェス・レコードのカタログを見るにつけ、凄いと思ってしまう。ブルース、リズム・アンド・ブルース、ドゥー・ワップ、ロックン・ロール、ジャズ、ゴスペル、ソウルとなんでもござれで、しかも、人種の壁を越えて運営されていたのだ。レーナードがいなければ、残されたブラック・ミュージックはたいそう貧相なものになっていただろう。好きじゃなきゃできないと思うし、偉大なる裏方だと思う。

こういう事を考えていたら、ジョン・ハモンドという人もいたと思い出す。この人も白人。かのカーネギー・ホールで「スピリチュアル・トゥ・スウィング」と銘うって、アメリカ全土からさまざまなミュージシャンを集め、人種音楽ではなく、これこそがアメリカの芸術なのだと宣言した偉大なるプロモーター、今の言葉で言うと、偉大なるコーディネーター。このコンサートで初めて、黒人と白人のミュージシャン、ライオネル・ハンプトンらとベニー・グッドマンらが同じステージに立ち、セッションをした。このコンサートでは、あの伝説的なブルース・マン、ロバート・ジョンソンも出演することになっていたらしいが、ロバートはステージに立つ前に帰らぬ人になってしまっていたらしい。

人種差別を越えようとした偉大なる裏方がいたのではないか。RESPECT!
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png
YouTubeを見ていたら、すごいブルーズ・マンの動画がたくさんある。紹介します。こういう動画を見ていると、近年の50年間で音楽が規格化されて、失われてしまった豊かさや自由みたいなことを思ってしまう。音楽を演奏するというのは人に習ったり自ら学ぶと同時に、自分で自分の中に宝物を見つけるということもあるような気もする。


まずはLightnin' Hopkins。不良です。サングラスがかっこいい。「さびしい道」という曲です。

Lightnin' hopkins - lonesome road

http://www.youtube.com/watch?v=NVF-0JKLnd4


Blind Willie Johnsonのこの曲は、「パリ・テキサス」という映画の中でRy Cooderがリバイバルさせた。"Dark was the night, cold was the ground"といタイトルが付けられている。うめき声が夜の暗さとその夜の地面の冷たさを感じさせないか?

Blind Willie Johnson - Dark Was The Night, Cold Was ...

http://www.youtube.com/watch?v=Obs73TqWbog


Furry Lewisです。この人は1920年代とか1930年代のブルーズ・マンなのだが、ずっと忘れ去られていて、1960年代のブルーズ・リバイバル・ブームの時、再発見され、録音を残した。30年間の間、どうしていたのだろう? 「重荷を降ろす時」と歌っている。これほど自由にギターって弾けるのか? ライブの時のJimi Hendrixもこれには負ける?

Furry Lewis - When I lay my burden down

http://www.youtube.com/watch?v=CCqbKdnHZTs


Jimi Hendrixもアコースティック・ブルーズを演奏していた。意訳してみます。ブルーズだなぁ。昔、Jimiは、そんなにレコードも売れて、金持ちになって、ブルーズなんて歌えないのじゃないかと尋ねられて、金がもうかれば、もうかるほど、ブルーズは歌えるんだよと、答えていた。

「駅のプラット・フォームで待っているよ
駅のあたりで待っている
列車が来るのを待っている
この寂しいところからおれを連れ出しておくれ
みんなしておれの気をめいらせ
おれのあのこはおれを恥だと言ったこともあった

涙があふれ出して
涙がおれを燃やす
涙がおれの心の深いところで焦げついている
わかるだろ、おれたちが別れるなんてひどいことだって、ひどいことだよ

この町を出ていくよ
この町を出て行く
大金をつかんでさ
大物になって
金持ちになって
この町ごと買ってやる
この町ごと買って、それをおれの靴につめこんで、かけらをきみにあげてもいいよ
そうしたいのさ、そうしたいのさ、そうするつもりさ」

Jimi Hendrix - Hear My Train A Comin' (Acoustic)

http://www.youtube.com/watch?v=wCQBbgb_Lvo

この町ごと買って、それを靴につめこんで、かけらをきみにあげる。おやすみZzzzzz.....
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png


八王子のびー玉ってお店に行って弾き語りでオリジナルを3曲、歌った。親指にサム・ピックをはめて、爪弾く感じでギターを弾いた。ミシシッピー・ジョン・ハートか高田渡かって気分を出して歌った。

最近、バンドとは別の弾き語りでの自分らしいギターの演奏スタイルってなんだろうと思う。やっぱ、ブルースなんです。ブルースの特に古いカントリー・スタイルのブルース・マンって、独特の自分のスタイルを持っている。ロバート・ジョンソンはライトニン・ホプキンスのようには弾けないだろうし、ライトニン・ホプキンスはロバート・ジョンソンのようには弾けないだろう。あっ、そうか、歌もしかり。エルモア・ジェームスとかロバート・ナイトホークとか、みんな自分のスタイルを持っていて凄い。あこがれます。

歌い終わった後、聴いてくれた人から、吟遊詩人などと言われてしまった。うれしかった。ぼくは頭がおかしくて、どこに行っても旅をしているみたいなんだ。

明日の朝は本物のビー玉の中で歌っている気もする。おいらっておかしいね。
entry_bottom_w.png
entry_top_w.png


Spoonfulというお店の名前がブルースっぽくて、何かおもしろそうと思い、池袋から西武池袋線で二つ目の駅まで足をのばし、歌いに行った。そこはブルース・バーのようなロック・バーのようなお店だったのだ。個性的なつわものがたくさん来ていて、演奏を聴かせてくれて、ぼくもギターの弾き語りをして、おもしろかった。ぼくの阿呆なMCや、ちょっとヘンテコな歌にも、みんな、のってくれて、楽しかった。わしは馬鹿じゃからな。

Spoonfulはとってもハート・ウォームなブルースのお店なのだ。
entry_bottom_w.png
<< 前のページ   HOME   次のページ >>
[69]  [70]  [71]  [72]  [73]  [74]  [75]  [76]  [77]  [78]  [79
plugin_top_w.png
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
2 4 6
9 10 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
えいちゃんのお奨め

ライブのお知らせ

ぼくのTwitter

plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新コメント
[12/23 ロンサム・スー]
[07/27 gmail account]
[08/29 えいちゃん]
[08/29 みさき]
[05/18 えいちゃん]
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
ブログ内検索
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
最新トラックバック
plugin_bottom_w.png
Copyright えいちゃん(さかい きよたか) by えいちゃん All Rights Reserved.
Template by テンプレート@忍者ブログ