えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

今朝、通勤しようとして玄関から外に出るとそこにはぼくの家の小さな庭があって、そこに一羽の茶色い鳩がいました。そのぼくの庭では鳩なんてめったに見かけたことはおいのに、その鳩はぼくの家の小さな庭に、そう、茶色い鳩が一羽いて、あたりをきょろきょろして、そこにあるはずのものがなくなっていることに気づき、何かをさがして、乱れた足取りで歩いているようなのでした。その鳩があまりけなげで、ぼくは悲しさと、なんとかしてやりたいという愛のようなものを感じ、それは誰かの魂が、世界の深みを映す鏡のように、ぼくの庭にいるかのようでもあったのです。ぼくは鳩に向かって、それが顕現のような白日夢であるの信じて、泣き出しそうになりながら、正しいことを、その鳩が幸せであるようにという祈りの思いも持ちました。けれど、ぼくは知ってもいることもあって、明日か気の遠くなるような未来かはわかりませんが、なくしたものはきっと届けられるのです。

<< ラップ音
HOME
町田の天満宮で御神籤をひいた >>
[1209] [1208] [1207] [1206] [1205] [1204] [1203] [1202] [1200] [1201] [1199]
[1209] [1208] [1207] [1206] [1205] [1204] [1203] [1202] [1200] [1201] [1199]
この記事にコメントする